
鈴鹿8耐に向けた鈴鹿サーキット主催合同テストが開催された。EWCにフル参戦しているF.C.C. TSR Honda France/YART YAMAHA/YOSHIMURA SERT Motul/BMW Motorrad Endurance Teamなど海外チームも参加、鈴鹿8耐らしい雰囲気になってきた。
●文:Racing Heroes(駒井俊之) ●写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
トップタイムの長島「6秒2のタイムには全然納得していない」
走行枠をAグループ/Bグループに分けて、45分間走行2本、75分間走行1本、夜間走行1時間10分の走行枠があったが、Bグループの2本目から雨が降り出した。3本目はフルウェットとなり、夜間走行はほとんどのチームが走らなかった。
初日のトップは、Team HRCの長島哲太。5月にテストで怪我を負い、これが1000ccマシン復帰走行となる。いきなり2分6秒258と、5秒台に迫るタイム。
「午後から雨の予報だったので、タイムを出すなら1本目と決めていました。普通にマシンには乗れますが、まだ完調とは言えず、マシンの挙動や身体の様子を見ながらのアタックでした。4秒台を出さないとダメですね」と6秒2のタイムには全然納得していない。
先日Team HRCの参戦体制発表があり、長島の名前はなかったが、このテストには参加している(リザルトにも長島の名前は掲出されない)。怪我の回復具合にもよるが、どうしても長島の鈴鹿8耐参戦を期待してしまう。
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