
毎年恒例の鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デーに参加したチーム・ライダーによる二輪合同テストが行われた。全日本ロードレース、鈴鹿8耐のカテゴリ混走で8チーム11人のライダーが走行。今回はホンダ系のライダーの紹介しよう。
●文:Racing Heroes(駒井俊之) ●写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
水野涼:「海外レースの経験が活きていると感じました」
BSB(ブリティッシュスーパーバイク)で2年間参戦し3年ぶりに全日本に戻ってきた水野涼。Astemo Honda Dream SI Racingに移籍、心機一転して臨む。ベストタイムは総合5番手の2’07.675。
「チームとの顔合わせもマシンへの乗り込みも初めてでした。2年間のブランクがあるのでマシンへの慣らしも兼ねてのテストでしたが、思ったよりタイムが伸びたなという印象です。BSBのサーキットはコース幅が狭く速度域が低いのです。極端ですが桶川サーキットで1000ccのマシンを走らせるイメージ。ですので同じ1000ccマシンでも走らせ方が違います。久しぶりの早い速度域での走行でした。今まで気づかなかったのですが、今日走ってみてBSBの経験が活きていると感じました。パッシングする時に余裕があったり、コーナリング中に周りの動きが良く見えたりと視野が広がった感じがします。この経験を全日本に活かしてヤマハファクトリーに挑戦したいと思います」
名越哲平:「約8ヶ月ぶりの300km/h。人間をアジャストさせます」
昨年のこのテストで転倒した怪我が深刻だった名越哲平(SDG Honda Racing)鈴鹿8耐は参戦したが症状が悪化、治療に専念するため後半戦を欠場した。久しぶりのJSBマシン。ベストタイムは2’08.681で総合7番手。
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