
車検も車庫証明も不要、おまけに普通免許で乗れる最大3人乗りEVトライクに新型が登場。ビークルファンが放つ「VF-S」と「VF-C」だ。積載力抜群のハッチバックか、圧倒的開放感の観音開きドアか、用途に応じて選べるのが特長だ。日常の足から商用まで、ガソリン車を過去のものにする圧倒的な実用性とランニングコストの低さを実現している。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ビークルファン
クルマより手軽でバイクより雨に強い! 第三の選択肢
「近所への買い物や子供の送迎にクルマを出すのはちょっと面倒。でもバイクは雨風がツラいし、荷物も乗らない」。そんな日常の悩みを見事に解決するのが、ドア&屋根付きトライクだ。最大のトピックは、普通自動車免許で運転できるうえに、車検も車庫証明もいらないこと。
加えて、ビークルファンが取り扱うトライクのラインナップであれば、ほとんどが登録区分をミニカー(1人乗り)か側車付軽二輪かで選べる。後者の場合、ドアを外す必要があるため快適性が下がってしまうものの、高速道路も走行可能となるため、利用範囲を広げやすい。まさにクルマとバイクの「いいとこ取り」を実現した次世代のモビリティなのだ。
そんな中、今回登場したビークルファンの「VF-S」と「VF-C」はそれぞれに異なる個性をもつ、「ドア付き」車体。早速、その魅力を見ていこう。
【VF-Sの凄み】荷物満載でどこへでも! 動く秘密基地「Shift」
ガンガン荷物を積んで走り回りたいなら「VF-S」一択だ。ビークルファン初となるハッチバック仕様を採用し、後部座席を倒せば最大210kgの荷物が積載可能なフルフラット空間が出現する。スマートキーにプッシュスタート、パワーウインドウまで完備する豪華装備っぷり。100%電気で走る三相1500Wモーターは最高速度50km/hを発揮し、1回の充電で約100kmの航続距離を叩き出す。
さらに別売りのインバーターを使えば、車内の電源で保冷庫やスポットエアコンまで稼働させることが可能。移動販売や配達といったビジネスユースはもちろん、週末の遊び道具を詰め込む趣味の相棒としても使いやすい仕上がりだ。
【VF-Cの魅力】光溢れるアクリルドア! 優しさで包む「Clear」
一方、日常の使い勝手と乗降性を極めたのが「VF-C」だ。目を奪われるのは、車体左右に備わった透明アクリル製の両開き(観音開き)ドア。まるで蝶の羽のように大きく開くこのドアは、子供や高齢者でも楽に乗り降りできる極めて優しい設計。
透明だからこそ車内にはたっぷりと自然光が降り注ぎ、明るく開放的な空間が広がる。最高速度は40km/hとやや控えめだが、その分近所のスーパーへの買い物や幼稚園の送迎など、生活圏内の移動に特化したセッティング。街中を走れば、その愛らしいルックスで視線を釘付けにすること間違いなしだ。
【圧倒的コスパ】維持費の安さでガソリン車を凌駕する
忘れてはならないのが、EVトライクならではの維持費の安さ。軽自動車税は年間たったの3600円。自賠責保険も3年間で1万710円と、重たいガソリン車と比べれば圧倒的にお財布に優しい金額に収まる。
燃料代はもちろん不要で、家庭の100Vコンセントから手軽に充電可能だ。さらに、購入時に「定期保守点検安心納車パック」に加入すれば、全国約3500名のメカニックが自宅まで出張してメンテナンスしてくれるという至れり尽くせりのサポート体制まで用意されている。
【まとめ】生活スタイルを激変させる「移動」のニューフェース
積載と装備を極めた「VF-S(税別130万円)」か、明るさと優しさを形にした「VF-C(税別80万円)」か。用途に合わせて選べる2つの三輪EV。あなたならどっちを選ぶ?
重たい維持費や取り回しの悪さに悩んでいるなら、今すぐこの手軽でタフな次世代モビリティへの「シフト」を検討してみてはいかがかな。
ビークルファン VF-S/VF-C主要諸元
| VF-S(Shift) | VF-C(Clear) | |
|---|---|---|
| 車両本体価格 | 130万円(税別)/ 143万円(税込) | 80万円(税別) |
| ボディタイプ | ハッチバック | 両開き(観音開き)透明アクリルドア |
| 乗車定員 | 1名(ミニカー登録時) / 3名(側車付軽二輪登録時) | 1名(ミニカー登録時) / 3名(側車付軽二輪登録時) |
| 運転免許 | 普通自動車免許(オートマ可能) | 普通自動車免許 |
| 最高速度 | 50km/h±(Sモード) | 40km/h |
| 航続距離 | 100km± | 50km± |
| モーター | 三相1500Wモーター | 三相1250Wモーター |
| バッテリー | 60V/50Ah(2個搭載)/ リチウムイオン(脱着式) | リチウムイオンバッテリー |
| サイズ(長×幅×高) | 2470mm × 1235mm × 1625mm | 2350mm × 1010mm × 1730mm |
| 車体重量 | 330kg(バッテリー含まず) | 222kg |
| ホイールベース | 1750mm | 1705mm |
| 最大積載量 | 210kg(後部座席フルフラット時) | – |
| カラー | マットブラック、ホワイト | パープル、オレンジ |
| ブレーキ | フット・左ハンドル共通(前後油圧ディスク) | 左右ハンドル・フット(前後油圧ディスク) |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(自動車/クルマ)
ミケロットとともに、数々の名作を世に送り出したフェラーリ そもそも、ミケロットとフェラーリの関係は1970年代まで遡ります。当時、ランチアのワークスラリーカーのチーフメカを務めていたジュリアーノ・ミケ[…]
下町の匠が挑む新ジャンル!丸ハンドルと全天候型ボディを持つ「Blue Jay」 スーパーコンピュータの冷却配管部品やオリンピック競技用機材などを手がけてきた西川精機製作所。同社が開発した「Blue J[…]
+35馬力のために、ハードウェアを全替えするポルシェの執念 3.6リッターの水平対向6気筒ツインターボ、いわゆるレンシュポルトの血筋「メッツガーユニット」を搭載し、415馬力を発揮。これだけでも当時の[…]
従来の2気筒から新設計3気筒へ!劇的進化を遂げた新型「Ryker」 BRPジャパンが国内に展開するカンナムシリーズの中で、よりカジュアルに3輪アドベンチャーを楽しめるモデルとして支持されてきた「Ryk[…]
ザガートの名がつくだけで売れ行きがまったく違う とにかく、アストンマーチンが100周年にかけた情熱はすさまじいもので、DBS GTザガートとDB4 GT ザガートのセット販売をはじめ、ハイパーカーと呼[…]
最新の関連記事(トライク)
従来の2気筒から新設計3気筒へ!劇的進化を遂げた新型「Ryker」 BRPジャパンが国内に展開するカンナムシリーズの中で、よりカジュアルに3輪アドベンチャーを楽しめるモデルとして支持されてきた「Ryk[…]
一度味わうとクセになる高揚感、トライグライドウルトラをレンタル 大排気量Vツインを心臓部にするハーレーに、長年憧れを抱いてきた。しかし、大型二輪免許が必要で、自分はクルマの免許しか持っていない。あるい[…]
【第1位:太陽光だけで走る次世代三輪EV】 堂々の1位を獲得したのは、ルーフに高効率ソーラーパネルを装備した日本発の三輪ソーラーEV「スリールオータ」だ。車検不要の手軽さながら、太陽光だけで最大40k[…]
クルマでもバイクでもない!街中をスイスイ駆ける超コンパクトEV スマートに、スタイリッシュに街を駆け抜ける。 そんな都市型モビリティの未来を現実のものとしたひとつの答えが、今回オートバックスで受注が始[…]
免許返納と物流危機の狭間で起きたヒットのホンネ 運転免許を返納した途端、移動手段を奪われて引きこもりがちになる…そんなシニア世代の課題と家族の葛藤は、いまや日常の風景だ。また物流業界では、人手不足によ[…]
人気記事ランキング(全体)
下町の匠が挑む新ジャンル!丸ハンドルと全天候型ボディを持つ「Blue Jay」 スーパーコンピュータの冷却配管部品やオリンピック競技用機材などを手がけてきた西川精機製作所。同社が開発した「Blue J[…]
他社とは異なる姿勢で大型車の未来像を提示 冒頭から誠に失礼な表現になるものの、国産2輪車では唯一のロータリーエンジンと、ジュルジェット・ジウジアーロによる独創的なデザインを採用したRE-5は、世間では[…]
国土交通省の「性能等確認」に適合!エレグラン G-classが勝ち取った安全の証明 エレモーズが展開する特定小型四輪のフラグシップモデル「エレグラン G-class」が、2026年8月27日付で国土交[…]
イタリア発ストリートファイター「ステルス500」が126万5000円で日本国内販売開始! ファンティック・モーターのフラッグシップストリートモデル「ステルス500」が、日本国内での出荷および予約ユーザ[…]
寒暖差10℃越えの時代へ。「暖かさの追求」から「快適さの保持」へ変わる防寒の常識 気候変動の影響により、室内と屋外、朝夕と日中など、1日の中で10℃以上の寒暖差が生じることが日常となった。従来の防寒着[…]
最新の投稿記事(全体)
WEBで買える! S-MALLでの受注再販スケジュール 「当日の会場で買う気満々だったのに……」というライダーの救済策として、スズキ公式ショッピングモール「S-MALL」にて期間限定の受注販売が行われ[…]
バイク専用設計のメガネ『ライディングアイウエア』 ヘルメットを被り上目遣いで前方を睨みつける…バイクならではのこんな極端なライディングポジションでもバイク用メガネである『ライディングアイウエア』をして[…]
太っ腹な「オープニングフェア」は、約1ヶ月間開催! 「レッドバロン町田鶴川」のオープンを記念して、2026年10月1日(木)〜 11月3日(火・祝)の約1ヶ月間にわたり「オープニングフェア」が開催され[…]
愛車と仲間を守り抜く。旧車コミュニティ「大人BIKE」が立ち上がった理由 1960〜1990年代の名車たちは、今や簡単には手に入らない貴重な文化遺産だ。しかしその希少価値ゆえに、悪質な窃盗団の標的とな[…]
有言実行のチャンス到来 さあ有言実行! 予告していた実験をするチャンスがやって参りました。以前、バイク部品のサビを電気の力で分解するという実験をやってみましたが、同じ方法でガソリンタンクのサビを落とし[…]
- 1
- 2













































