
トライアンフは、世界累計6万台以上の実績を持つ400ccプラットフォームの最新作として「新型BONNEVILLE T40」および「BONNEVILLE T40 BLACK」を発表した。398cc水冷単気筒エンジンと伝統の骨格に、コーナリングABS等の先進制御を統合した本機は、2027年初頭に価格発表、同年春より国内順次入荷となる。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:トライアンフ
60年の伝統を400ccへ! 398cc単気筒「TRシリーズ」と専用シャシーのパッケージング
トライアンフがグローバルで6万台以上を販売した新世代400ccプラットフォーム。その展開において、60年以上の歴史を誇る伝統のネーム「Bonneville」を初めて冠したモデルが「BONNEVILLE T40」だ。
心臓部には、排気量398ccの水冷単気筒DOHC 4バルブエンジン「TRシリーズ」を搭載。T40のキャラクターに合わせて専用チューニングが施され、最高出力31PS/7000rpm、最大トルク36Nm/5000rpmを発生する。最高出力に対して最大トルクを5000rpmという低い回転数で発生させるトルク特性が、本機パワーユニットの骨子となる。駆動系には6速トランスミッションと、アシスト&スリッパークラッチを組み合わせる。
このパワーユニットを受け止めるシャシーは、スチール製チューブラーのハイブリッド・スパイン/ペリメターフレームで構成されている。足回りには、フロント18インチ(100/90-18)、リア17インチ(150/70 R17)のアルミリム製スポークホイールを配置。サスペンションはフロントに43mm径テレスコピックフォーク、リアにプリロード調整機能付きツインショックを組み合わせ、ストローク量は前後ともに130mmを確保する。車両重量(装備質量)191kg、シート高790mm(ローシート装着時770mm)、燃料タンク容量14.5Lという軽量かつ航続距離を意識したパッケージングだ。
クラシカルな足回りにIMU制御を融合! コーナリングABSと標準装備の構造
単気筒ロードスターとしてのクラシカルな造形と、現代の走行安全性を成立させるため、足回りおよび電子制御は相互に補完し合うパッケージとして構築される。
フロント310mm、リア255mmのシングルディスクブレーキ構成は、バネ下重量の抑制とスポークホイールのクラシカルな美観を両立させる選択だ。このシンプルなブレーキ機構に対し、車体のバンク角をリアルタイムで検知する「Optimised Cornering ABS」および「Optimised Cornering Traction Control」を統合。いざというときの制動やトラクション制御において、車体姿勢に応じた緻密な介入を行う構造となっている。
計器類には4インチの円形フルカラーTFTディスプレイを採用。アナログ風の画面表示を選択できる「Heritage Mode」を備えつつ、スマートフォン連携によるフルマップナビゲーション機能を内蔵する。さらにRoad、Rain、Ecoおよびカスタム2種を含む計5パターンのライディングモード、緊急減速警告機能、全灯火類LED、USB Type-Cポート、センタースタンドを標準装備とすることで、車体単体で日常域からツーリングまでの機能を完結させている。
クロームのT40とブラックアウトのT40 Black! 仕上げの差と2027年導入計画
外観の表面処理とグラフィックの差異によって、2つの個性が設定される。
「BONNEVILLE T40」は、クローム仕上げのパーツ類と手描きのコーチライン(ピンストライプ)を燃料タンクにあしらったモデルだ。カラーバリエーションは「エージャンブルー/フュージョンホワイト」「メリデンブルー/タンジェリンオレンジ」「フュージョンホワイト/ファントムブラック」のツートーン3色で構成される。
一方の「BONNEVILLE T40 BLACK」は、エキゾーストシステムをブラックアウトし、エンジンケースにはパウダーコート塗装、ホイールリムにはグロスブラック仕上げを施した仕様だ。カラーはマット仕上げの「マットピューターグレー/マットファントムブラック」1色となる。
両モデルともに定期点検整備の間隔は1万6000kmまたは12ヶ月に設定される。60年の歴史を持つ伝統のシルエットと398cc単気筒エンジン、そしてIMU連動の先進制御を融合させたBONNEVILLE T40。2027年初頭に予定される正式価格の公表、そして2027年春の店頭入荷に向け、400ccクラシック市場における新たな動向が注目される。
TRIUMPH BONNEVILLE T40 (2027model / JP) COLORS
TRIUMPH BONNEVILLE T40 (2027model / JP) SPECS
| 項目 | 諸元 |
|---|---|
| 型式・年式 | 2027年モデル(日本仕様) |
| 全長×全幅×全高 | 2120mm×818mm×1081mm |
| シート高 | 790mm(ローシート装着時770mm) |
| 車両重量(装備質量) | 191kg |
| 燃料タンク容量 | 14.5L |
| エンジン型式 | 水冷単気筒DOHC4バルブ |
| 総排気量 | 398cc |
| 最高出力 | 31PS (22.8kW) / 7000rpm |
| 最大トルク | 36Nm / 5000rpm |
| 変速機形式 | 6速マニュアル |
| フレーム形式 | ハイブリッド・スパイン/ペリメター(スチール製) |
| フロントタイヤ | 100/90-18(スポークアルミリム) |
| リアタイヤ | 150/70 R17(スポークアルミリム) |
| フロントサスペンション | 43mm径テレスコピックフォーク(トラベル130mm) |
| リアサスペンション | プリロード調整ツインショック(トラベル130mm) |
| フロントブレーキ | 310mmシングルディスク+2ピストンキャリパー(OCABS) |
| リアブレーキ | 255mmシングルディスク+1ピストンキャリパー(OCABS) |
| 点検整備間隔 | 1万6000kmまたは12ヶ月 |
| 価格 | 2027年初頭発表予定 |
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