「発売前から予約が殺到」46年前に登場した常識外れのハイスペックマシン。白×赤の日の丸カラーが印象的だった[YAMAHA RZ250]を紹介

「発売前から予約が殺到」46年前に登場した常識外れのハイスペックマシン。白×赤の日の丸カラーが印象的だった[YAMAHA RZ250]を紹介


●まとめ:ヤングマシン編集部

ズバ抜けた速さとピーキーさにシビレタ

’70年代、国内における250㏄クラスの人気は低迷していた。車検がないためコスト的に有利だが、当時は車体設計が400㏄と共通化されるのが普通で、多くのモデルに350㏄や400㏄の上級モデルが存在していた。そのため、どうしても格下グレードの印象が拭えず、250㏄は魅力に乏しかったのだ。

2ストロークにも逆風が吹いていた。’70年に米国で制定されたマスキー法に倣い、日本でも’78年に排ガス規制が施行。2ストは軽量で加速性能に優れるものの、クリーン性能では明らかに不利だった。

そんな時代背景だった’79年の東京モーターショーにRZ250は鮮烈デビューを果たした。ロードレーサーTZ250をベースにした2スト水冷パラツインに、量産ロードモデル初のモノサスを搭載。常識外れのハイスペックに発売当初から注文が殺到した。

市販ロードスポーツとして初のモノサスを採用した、RZ250。

リッター換算140psのハイパワーと俊敏なシャーシが生み出す速さは強烈かつピーキーで、「事故率ナンバー1」「初心者には無理」と言われながら、ヒット街道を驀進。そして翌’81年には+10 psとフロントダブルディスクを与えたRZ350を追加。痛快な加速でナナハンキラーの異名を誇り、大型ライダーが敢えて乗り換える例もあった。

RZ以降、各社から2スト250が投入され、250ブームが到来。また、レーサー譲りの技術をダイレクトに反映させる手法は、後のレーサーレプリカの先駆けとなった。RZはバイク史を塗り替えた、記念碑的なモデルなのである。

RZ250のメーター類。速度は160km/hまで刻まれる。回転計ないには水温計が装備されている。

市販レーサーTZ250をベースに開発。当時としては驚きの35psを発生し、軽量化も追求した。

雑誌の広告には、当時WGP500の帝王だった「キング」ケニ ー・ロバーツが登場。

RZ250の歴代モデル

【1980 YAMAHA RZ250】

【1980 YAMAHA RZ250】
初期型は赤ライン×パールホワイト、黒の2 色。前はシングルディスク、リヤはドラムとなる。

【1982 YAMAHA RZ250】

【1982 YAMAHA RZ250】
カラーのみ変更。350と共通のライン入りソリッド白と黒を投入した。型式名は変わらず。

【1983 YAMAHA RZ250 】

【1983 YAMAHA RZ250 】
ビキニカウルのRに進化。43psとなり、フレームも変更。排気デバイスYPVSも備えた。

【1984 YAMAHA RZ250RR】

【1984 YAMAHA RZ250RR】
ハーフカウルとセパハン、別体サイレンサーでレプリカムードをいっそう高めた追加モデル。

【1984 YAMAHA RZ250R】

【1984 YAMAHA RZ250R】
RRのカウルレス仕様。丸目とセパハンが特徴だ。前期型のみ赤シート、翌年に色変更。

【1986 YAMAHA RZ250R】

【1986 YAMAHA RZ250R】
TZR250の登場後もモデルチェンジ。フレームやホイール、外装の変更で136kgに減量。

【1988 YAHAMA RZ250R】

【1988 YAHAMA RZ250R】
最終型。前後17インチとデジタル点火方式で熟成。アルミ鍛造ハンドルも採用した。

初代は日の丸カラーが 目印。’83でRZ-Rにフ ルチェンジし、以降も完成度を高めた。

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