
スズキのロングセラー「GN」シリーズのDNAを受け継ぎ、コロンビア市場で展開される「GN 160」。クラシカルなスタイリングをそのままに、162ccエンジンやフロントABS、USBポートといった現代的な装備を投入した。日常の移動からビジネスまでを支える実用コミューターの構造とスペックを解説する。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:コロンビアスズキ
タイムレスなクラシックスタイルと現代的実用性の融合
「クラシックのエッセンスは決して時代遅れにならない」というデザインコンセプトのもと、コロンビア/フィリピン市場で展開されるスズキの「GN 160」。かつてのGNシリーズが確立したタイムレスなシルエットを現代へと繋ぐストリートコミューターだ。
フロントには丸型ヘッドライトを配置し、直線的なラインを描くフューエルタンクとフラットで肉厚な長シートを組み合わせている。往年のスタイルを踏襲しながらも、メーターパネルにはアナログ表示のタコメーターに加え、現代の移動環境には不可欠なUSBポートを標準装備する。
スマートフォンなどの電子機器を走行中に充電できる機能を備えることで、単なる懐古趣味にとどまらない、毎日の通勤や移動における利便性を確保した設計なのだ。
14.1馬力を発揮する162cc単気筒エンジンと128kgの軽量ボディ
パワーユニットには、ボア60.0mm×ストローク57.4mm、総排気量162ccの空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載。最高出力は14.1hp/8000rpm、最大トルクは14.5Nm/6500rpmを発揮。トランスミッションには5速マニュアルを採用し、始動方式には確実なエンジン始動を可能にするセルスターターを備える。
車体寸法は全長2005mm、全幅770mm、全高1090mm、軸間距離1280mmで、最低地上高は178mmを確保。舗装路から未舗装路が混在する街中においても、路面干渉を抑えて走行できる仕様だ。
車両重量は128kgに抑えられており、押し引きや取り回しの場面においても負担が少ない扱いやすい車体パッケージングとなっている。
フロントABS付きディスクブレーキと前後18インチタイヤの安全設計
走行安全性を高める装備として、フロントブレーキにはディスクブレーキを採用し、急制動時の車輪ロックを防止する「ABS(アンチロックブレーキシステム)」を標準装備。リアブレーキにはドラムブレーキを組み合わせ、日常域で扱いやすい制動力とメンテナンス性を両立。滑りやすい路面や雨天時の制動時において、フロントABSがタイヤのロックを抑制して車体の安定性を維持している。
足まわりには、フロント80/100 R18、リア90/90 R18の前後18インチタイヤを装着。大径ホイールがもたらす直進安定性と走破性により、路面のギャップが多い市街地でも安定した走行をサポートする。
伝統と実用性が交差するデイリーストリートバイク、コロンビアでの価格と展開
コロンビアでの提示価格は1063万コロンビア・ペソ(記事執筆時点換算:約53万円)に設定されている。クラシカルなデザインと162cc単気筒エンジン、そしてフロントABSとUSBポートという実用的アプローチを融合させたGN 160。タフで経済的な日常の移動手段を求めるユーザーは日本にも多い。日本への導入が待たれる一台だ。
SUZUKI GN 160 (2027model / Overseas) COLORS
【SUZUKI GN 160】●Negro brillante
【SUZUKI GN 160】●Rojo brillante
【SUZUKI GN 160】●Gris mate
SUZUKI GN 160 (2027model / Overseas) SPECS
| 項目 | 諸元 |
|---|---|
| 車名 | GN 160 |
| エンジン型式 | 1シリンダー 4ストローク |
| 総排気量 | 162cc(162cm3) |
| ボア×ストローク | 60.0mm × 57.4mm |
| 最高出力 | 14.1hp / 8000rpm |
| 最大トルク | 14.5Nm / 6500rpm |
| 変速機形式 | 5速マニュアル |
| 始動方式 | エレクトリック(セルスターター) |
| 車体サイズ | 全長2005mm × 全幅770mm × 全高1090mm |
| 軸間距離 | 1280mm |
| 最低地上高 | 178mm |
| 車両重量 | 128kg |
| ブレーキ形式 | 前=ディスク(ABS搭載) / 後=ドラム |
| タイヤサイズ | 前=80/100 R18 / 後=90/90 R18 |
| 主要装備 | USBポート / タコメーター / 丸型ヘッドライト / 長シート |
| 本体価格 | 1063万コロンビア・ペソ |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
現地で予約開始! 501cc空油冷単気筒「CB500」のメカニズム ホンダは2026年7月24日にインドで世界初公開した新型モデル「CB500」について、同年9月21日に現地価格を公表し、予約受付を開[…]
60年の伝統を400ccへ! 398cc単気筒「TRシリーズ」と専用シャシーのパッケージング トライアンフがグローバルで6万台以上を販売した新世代400ccプラットフォーム。その展開において、60年以[…]
重慶ショーで「CB250SSコンセプト」が世界初公開!2027年春に市販 中国・重慶市で開催された「2026中国摩博会(重慶モーターサイクルショー)」。そこでホンダはニューレトロスタイルのコンセプトモ[…]
カラーも成熟のスペックも継承したカワサキ「W800」2027年モデル カワサキの伝統的ブランド「W」の長兄として、空冷バーチカルツインの造形美を現代に伝える「W800」に2027年モデルが登場した。2[…]
伝統の「メグロK3」最新モデルが登場!前年型からデザインと諸元を継承 カワサキプラザ専売モデルとして展開されている「メグロK3」に2027年モデルが登場した。今回の更新では、カラー&グラフィックおよび[…]
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
SV650/Xが絶版後も評価され続ける理由 スズキのミドルクラスを長年支え、2025年1月発売モデルをもって新規受注を終了した「SV650/X」だが、生産終了後もその価値は色褪せていない。1999年の[…]
7月の欧州発表から待望の日本解禁!「SV-7GX」が10月13日発売 スズキは、2026年7月8日に欧州で公開されていた新型クロスオーバーモビリティ「SV-7GX」を、2026年10月1日に日本国内向[…]
太っ腹クーポンの対象は「純正オプション」から「クシタニコラボ」まで! 街乗りからロングツーリングまで、扱いやすいトルクフルなエンジンと堂々たるフルカウルスタイリングで根強い人気を誇るスズキ「GSX25[…]
時代に翻弄されて2年少々の短命に マスキー法やオイルショックという問題があったにも関わらず、海外では2スト3気筒のGT750を’79年まで販売したスズキだが、RE-5は2年少々で販売中止。その背景には[…]
100以上のメーカーがドイツのNSUと交渉 シリンダーを星型に配置する航空機用レシプロエンジンとの混同を避けるため、海外ではヴァンケルエンジン、ピストンレスエンジンなどと呼ばれているロータリーエンジン[…]
人気記事ランキング(全体)
ツーリングの「冷え」を克服!ライダーを支えるワークマンの防寒性能 秋が深まり冬の気配が近づくにつれて、バイク走行時の冷風や道の駅での休憩、キャンプツーリング時の冷え込みは増していく。特に首元や手首・足[…]
時速100マイル以上を証明するの署名入り認定書を添付 創業者ジョージ・ブラウが1919年にイングランドで立ち上げたブラウ・スーペリアは、当時としては異例の「高級注文生産」を貫いたブティック・ビルダーで[…]
二輪安全運転診断アプリの実証実験が開始 ホンダは、ライダーの安全運転を診断するスマートフォン向けアプリを開発中であり、ウーバーイーツジャパンと共同で実証実験を開始した。期間は2026年9月1日から28[…]
一度は希少になった「400cc×4気筒」が、いま再びアツい! いま、400ccクラスの4気筒エンジンに再び注目が集まっている。 そもそも400ccと4気筒の組み合わせは、日本のバイク史において決して新[…]
重慶ショーで「CB250SSコンセプト」が世界初公開!2027年春に市販 中国・重慶市で開催された「2026中国摩博会(重慶モーターサイクルショー)」。そこでホンダはニューレトロスタイルのコンセプトモ[…]
最新の投稿記事(全体)
SV650/Xが絶版後も評価され続ける理由 スズキのミドルクラスを長年支え、2025年1月発売モデルをもって新規受注を終了した「SV650/X」だが、生産終了後もその価値は色褪せていない。1999年の[…]
大排気量V8の開発。極めて困難な挑戦に出たロータス 1990年代初頭、ロータスは激動の渦中にありました。長年エスプリを支えてきた直列4気筒エンジンは熟成の極みに達していたものの、フェラーリF355など[…]
現地で予約開始! 501cc空油冷単気筒「CB500」のメカニズム ホンダは2026年7月24日にインドで世界初公開した新型モデル「CB500」について、同年9月21日に現地価格を公表し、予約受付を開[…]
60年の伝統を400ccへ! 398cc単気筒「TRシリーズ」と専用シャシーのパッケージング トライアンフがグローバルで6万台以上を販売した新世代400ccプラットフォーム。その展開において、60年以[…]
Ninja H2 SX SE 2027年型が価格据え置き カワサキは、最高峰スポーツツアラー「Ninja H2 SX SE」の2027年モデルを2026年10月1日より発売。最高出力200馬力(ラムエ[…]
- 1
- 2









































