
クラシカルな美しさと現代的な走行性能を高次元で融合させ、世界中のライダーを魅了してきたトライアンフのモダンクラシックシリーズ。その最高峰とも言えるTriumph Factory Custom(TFC)の第5弾として、新型「スピードツイン1200 TFC」が登場した。世界でわずか750台のみ生産されるこのモデルは、ただの限定車ではない。プレミアムな専用コンポーネントで固められ、これまでのスピードツインとは別次元のスポーツ性能とオーラをまとった特別な1台なのだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:トライアンフ
オーリンズとブレンボがもたらす、至高のスポーツ性能
「クラシカルなバイクは雰囲気を楽しむもので、本気のスポーツ走行には向かない」。そんな先入観を、スピードツイン1200 TFCは心地よく裏切ってくれる。足回りには、前後ともにフルアジャスタブルのオーリンズ製サスペンションを惜しげもなく採用。路面の状況に合わせて緻密なセッティングが可能となっている。
フロントブレーキには強力な制動力を誇るブレンボ製Stylemaキャリパーを装備し、軽量な7スポークキャストホイールにはハイグリップなメッツラー製タイヤを装着。低く構えたクリップオンハンドルとバックステップがもたらすアグレッシブなライディングポジションにより、ワインディングでのシャープな方向転換や、意のままのコントロール性をライダーに提供してくれるというわけだ。
105馬力のツインと、アクラポビッチが奏でる官能のサウンド
心臓部である1200ccのバーチカルツインエンジンは、最高出力105PS(7750rpm)、最大トルク112Nm(4250rpm)を発揮する。低回転域から湧き上がる力強いトルクに、クラッチ操作なしでシフトチェンジが可能なクイックシフター(Triumph Shift Assist)が組み合わせることで、胸のすくような加速を途切れなく味わうことができる。
さらに、専用装備となるアクラポビッチ製のツインチタンメガホンサイレンサーが、270度クランク特有の深く個性的な鼓動感を増幅。スロットルを開けるたびに、トライアンフならではの濃密なエキゾーストノートが乗り手の闘争心を激しく掻き立ててくれることだろう。
289万9000円。極上の所有感を約束する専用ディテール
そして、このマシンを完成度の高いカスタムモデルたらしめているのが、息を呑むようなディテールの数々だ。外装には、光の変化で印象的な輝きを見せる専用色「オブシディアンゴールド」を採用。カーボンファイバー製のマッドガードやサイドパネルがモータースポーツの熱気を添え、各部をブラックアウトすることで精悍さを際立たせている。
ビレットアルミニウム製のトップヨークには、世界に1台であることを証明する固有のエディションナンバーが刻印。日本国内の価格は289万9000円で、デリバリーは2026年9月を予定している。所有する喜びと走らせる楽しさを極限まで高めたこの芸術品は、選ばれた750人のバイクライフを最高に彩ってくれることだろう。
Triumph Speed Twin 1200 TFC (2027model) COLORS
Triumph Speed Twin 1200 TFC (2027model) SPECS
| エンジン形式 | 水冷並列2気筒 8バルブ SOHC 270度クランク |
| 排気量 | 1200cc |
| 最高出力 | 105PS/7750rpm |
| 最大トルク | 112Nm/4250rpm |
| シート高 | 810mm |
| ホイールベース | 1415mm |
| 装備重量 | 215kg |
| 燃料タンク容量 | 14.5L |
| トランスミッション | Triumph Shift Assist付き6速 |
| サスペンション(前) | Öhlins製 43mm倒立フォーク (フルアジャスタブル) |
| サスペンション(後) | Öhlins製ツインRSU (フルアジャスタブル) |
| ブレーキ(前) | 320mmダブルディスク Brembo製Stylema M4.30ラジアルキャリパー |
| ブレーキ(後) | 220mm固定ディスク Nissin 2ピストンキャリパー |
| タイヤ(前/後) | 120/70 R17 / 160/60 R17 (Metzeler製 Racetec RR K3) |
| メーカー希望小売価格 | 289万9000円(税込) |
| デリバリー開始 | 2026年9月予定 (世界限定750台) |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(トライアンフ)
2kgの軽量化と6%のパワー向上がもたらす、息をのむような「超・接近戦」のシナリオ モータースポーツを愛する者にとって、最も心が躍る瞬間は、最終ラップの最終コーナーまで誰が勝つか分からない、一瞬の隙も[…]
普通二輪で乗れる極上スタイル「スピード400&スクランブラー400 X」 「初めての輸入車に挑戦したいけれど、デザインの妥協は絶対にしたくない」。そんなライダーの背中を力強く押してくれるのが、400c[…]
「リアル峰不二子」が魅せる、相棒との優雅な休日 トライアンフのブランドアンバサダーを務めるダレノガレ明美さん。2026年1月の就任以来、彼女のバイク愛は深まるばかりだ。今回、InstagramとXに投[…]
バイクを降りた後も自然に過ごせるカジュアルなアウターが欲しい ツーリング先での街並み散策や、お気に入りのカフェでの休憩時。いかにもバイク用といったデザインのウエアでは、周りの風景から浮いてしまうと悩む[…]
チャリティとバイクの祭典「DGR Tokyo Central 2026」 「DGR(The Distinguished Gentleman’s Ride)」は、男性のメンタルヘルスと前立腺がん研究の支[…]
最新の関連記事(新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
世界で注目を集めるスズキのネオクラシック「GSX-8T/8TT」 スズキの「GSX-8T」と、ハーフカウルを装備した上級仕様「GSX-8TT」は、クラシカルな意匠に最新鋭のメカニズムを凝縮した新世代の[…]
2018年モデル:Z1/Z2モチーフ 発売は2017年12月1日。モチーフとなったZ1・Z2は、ショートピッチの燃料タンク形状とオレンジの塗色から「火の玉オレンジ」と呼ばれたカラーリング。これが伝説の[…]
350cc単気筒から648cc並列2気筒へ!伝統のファミリーに宿る力強い鼓動 2023年に発表された「BULLET 350」は、350ccのJシリーズ単気筒エンジンを搭載したシンプルな空冷モデルだった[…]
予想がピタリと的中! 待望の「501cc空油冷シングル」 2021年のGB350登場時から、そのシリンダーや車体設計には大排気量版を見越したマージンがあるのではないかと、当メディアのスクープ班は追い続[…]
2018 Models 初登場は王道の“火の玉カラー”のキャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジでホイールのリム&スポークを切削仕上げ、および金×銀ラインの入ったメタリックスパークブラックの[…]
人気記事ランキング(全体)
1978年に市場に投入。ホンダの英知を集めた名作6気筒モデル「CBX 1000」 多気筒化によるエンジンの高出力化と超高回転化は、1960年代の世界GPロードレースにおいてホンダがその正当性を鮮烈に実[…]
愛車をガード! 安心の防犯&プロテクト系 ◾️パイプエンジンガード Upper / Lower 万が一の立ちごけでも車体へのダメージを最小限に抑える質実剛健なパイプガード。補修用としても頼[…]
秋のバイクシーズンに向けて、E-Clutchでも最高峰の直4サウンドと走りを先取りする 朝夕の風に涼しさが混じる8月下旬、ライダーが心躍らせる秋のツーリングシーズンがまもなく幕を開ける。このベストシー[…]
ロングセラーとなった6気筒ツアラー「カワサキ Z1300」 ホンダのCBX1000とほぼ同時期である1978年のケルンショーで発表され、翌1979年に登場したのがカワサキZ1300である。同じ並列6気[…]
最新の投稿記事(全体)
カウル付きロードスポーツも安心の「湾曲(アーチ)形状」 今回リリースされたラダーレールの最大の特徴は、中央部が弓なりに曲がった「湾曲設計」。ストレートタイプのラダーに比べて傾斜の変化が緩やかになるため[…]
レインウエア+αがスッキリ収まる絶妙なサイズ感 今回の新作2種は、日帰りツーリングでの使い勝手を徹底的に追及。雨具、500mlペットボトル、モバイルバッテリーといった「これだけは持って走りたい」という[…]
なぜ「45°」なのか? 絶妙な角度が痒い所に手が届く! すでにラインナップされている60°、90°、135°も絶大な支持を得ているが、車種やホイールデザイン、ディスクローターのクリアランスによっては「[…]
今回新たに追加されたのは、ツーリング派待望のリアキャリア2種と、万が一の転倒からマシンを守るプロテクター2種。先行リリースされているフェンダーレスやエンジンガードと合わせ、新型CB400SF用の専用パ[…]
なぜ普通のソケットじゃダメなのか? 一般的な工具用ソケットは、ナットに入れやすくするために口元が面取り(斜めに削られている)されている。しかし、スクーターのクラッチナットはとにかく薄い。面取り加工のせ[…]
- 1
- 2













































