
カワサキは、水冷2気筒エンジンを搭載するスーパーネイキッド「Z400」の2027年モデルを発表した。2026年モデルで話題を呼んだゴールドフレームから一転、シックなブラックフレームに「エボニー×メタリックカーボングレー」のグラフィックを採用。発売予定日は2026年9月5日だ。昨今の急激な物価高のなかで、価格77万円据え置きはありがたい。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:カワサキ
2027年型Z400はカラーチェンジで大人の色気をまとう
カワサキのミドルクラスを牽引するスーパーネイキッド「Z400」に、早くも2027年モデルが登場する。 2026年モデルで採用されていた、グレー系ボディにゴールドフレームという華やかな組み合わせから一変。 今回の新型では、ダークトーンで統一した「エボニー×メタリックカーボングレー」を身にまとう。
グラフィック変更の対象はフロントフェンダー、フューエルタンク、テールカバー、そしてフレームだ。 これまでの主張の強いゴールドから一転、フレームまでブラック系に染めることで、スーパーネイキッド「Z」にふさわしい凄みと落ち着きをまとっている。 ストリートで異彩を放つ、引き締まった大人のスポーツバイクに仕上がった印象だ。
2026年モデルからの変更点は新グラフィック
今回の2027年モデルでは、メカニズムや主要諸元には手を加えず、純粋な「カラー&グラフィックの変更」にとどめられた。性能面でのアップデートがないと聞いて少し残念に思う人もいるかもしれない。 しかし、ここにはライダーにとって見逃せない大きなメリットが隠されている。
それは、メーカー希望小売価格が77万円に「完全据え置き」されたことだ。 昨今の世界的な物価高や原材料費の高騰を受け、多くのバイクが値上げを余儀なくされている。
2026年モデルの発表時にも前年から2万2000円値上がりした経緯があるだけに、今回の価格据え置きはカワサキによる極めて誠実な英断だ。 中身が変わらないということは、裏を返せばすでにマシンの完成度が高みに達している証拠でもある。 無駄なコストを上乗せせず、ライダーの財布に寄り添ったこの仕様変更は、実質的なお買い得感をもたらしてくれることだろう。
166kgの軽量ボディに48馬力! 中身は変わらず完成度をキープ
当然2027年モデルになっても、Z400が持つクラス最高峰のパッケージングは健在だ。 車両重量は、250ccクラスに匹敵するわずか166kg。 そこに、最高出力48馬力を1万rpmで発揮する398ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載する。 この「圧倒的な軽さと十分なパワー」の組み合わせがもたらす俊敏なフットワークこそ、Z400の真骨頂といえよう。
軽量なトレリスフレームによって生み出されるハンドリングは、ビギナーには絶対的な安心感を与え、ベテランには手足のように動かせるエキサイティングな走りを提供する。さらに、シート高は785mmに抑えられており、小柄なライダーでも足つきに悩まされる心配は少ない。街乗りからワインディングまで、乗り手の意志に即座に反応するストリートファイター本来の楽しさを、変わらず味あわせてくれる一台だ。
物価高に負けないカワサキの英断! 今こそ手に入れたい本格ミドルスポーツ
Z400の2027年モデルは、2026年9月5日(土)に発売が予定されている。 ABSやヘルメットロックといった実用装備は従来通り標準装備。シート下にはETC2.0車載器やカワサキシャックルロック2を収納できるスペースを確保し、日常での使い勝手も抜群だ。
過度な機能追加を避け、確かな基本性能と求めやすい価格を維持した今回のモデルチェンジ。 お財布を傷めずに、クラスを超えた爽快な走りを手に入れたいと願うライダーにとって、有効な選択肢となるはずだ。 新しいダークグラフィックをまとい、ストリートを俊敏に駆け抜ける瞬間を心待ちにしておこう。
KAWASAKI Z400 (2027model) COLORS
KAWASAKI Z400 (2027model) SPECS
| 車名 | Z400 |
| 全長×全幅×全高 | 1990mm×800mm×1055mm |
| 軸間距離 | 1370mm |
| 最低地上高 | 145mm |
| シート高 | 785mm |
| キャスター/トレール | 24.5°/92mm |
| エンジン種類/弁方式 | 水冷4ストローク並列2気筒/DOHC4バルブ |
| 総排気量 | 398cm3 |
| 内径×行程/圧縮比 | 70.0mm×51.8mm/11.5:1 |
| 最高出力 | 35kW(48PS)/1万rpm |
| 最大トルク | 37N・m(3.8kgf・m)/8000rpm |
| 始動方式 | エレクトリックスターター |
| 点火方式 | バッテリ&コイル(フルトランジスタ点火) |
| 潤滑方式 | ウエットサンプ |
| エンジンオイル容量 | 2.3L |
| 燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
| トランスミッション形式 | 常時噛合式6段リターン |
| クラッチ形式 | 湿式多板 |
| ギヤ・レシオ:1速 | 2.928(41/14) |
| ギヤ・レシオ:2速 | 2.055(37/18) |
| ギヤ・レシオ:3速 | 1.619(34/21) |
| ギヤ・レシオ:4速 | 1.333(32/24) |
| ギヤ・レシオ:5速 | 1.153(30/26) |
| ギヤ・レシオ:6速 | 1.037(28/27) |
| 一次減速比/二次減速比 | 2.218(71/32)/2.928(41/14) |
| フレーム形式 | トレリス |
| 懸架方式:前 | テレスコピック(インナーチューブ径 41mm) |
| 懸架方式:後 | スイングアーム |
| ホイールトラベル:前 | 120mm |
| ホイールトラベル:後 | 130mm |
| タイヤサイズ:前 | 110/70R17M/C 54H |
| タイヤサイズ:後 | 150/60R17M/C 66H |
| ホイールサイズ:前 | 17M/C×MT3.00 |
| ホイールサイズ:後 | 17M/C×MT4.00 |
| ブレーキ形式:前 | シングルディスク 310mm(外径) |
| ブレーキ形式:後 | シングルディスク 220mm(外径) |
| ステアリングアングル(左/右) | 35°/35° |
| 車両重量 | 166kg |
| 燃料タンク容量 | 14L |
| 乗車定員 | 2名 |
| 燃料消費率(km/L)※1 | 25.7km/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)※2 |
| 最小回転半径 | 2.6m |
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