
普通二輪免許で乗れる外車として、熱い視線を浴びているのがトライアンフの400シリーズ。ロードスターのスピード400に始まり、本格アドベンチャー仕様のXC、さらにはカフェレーサーのスラクストンやフラットトラッカーまで登場し、バリエーション展開が幅広いのだ。英国伝統のスタイルと現代のテクノロジーが融合した、この魅力的なミドルクラスの全貌を紐解いていこう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:トライアンフ
進化が止まらない! 核となる「TRシリーズ」エンジンの実力
トライアンフの400ccラインナップを支えるのは、一から設計された「TRシリーズ」エンジンだ。この398ccの水冷単気筒DOHC4バルブエンジンは、ボッシュ製電子制御スロットルやスリップアシストクラッチを備え、リニアで扱いやすい特性を誇る。
注目すべきは、モデルによってエンジンの出力特性が差別化されている点だ。スピード400やスクランブラー400Xでは最高出力40ps/8000rpmを発揮するが、2026年モデルとして加わった「スラクストン400」と「トラッカー400」では、レブリミットの引き上げにより5%(2ps)パワーアップした42ps/9000rpmへと進化を遂げている。
様々なジャンルから選べる充実のラインナップ
王道ロードスター:スピード400
ビギナーからエキスパートまで幅広く走りが楽しめるミドルクラスのネイキッドが「スピード400」だ。2026年モデルでは、グラファイトの燃料タンクにストライプをあしらった「ラヴァレッドグロス/ストームグレー」などの新色をラインナップ。
マットシルバーのマッドガードを装備することで、都会的なニュアンスがさらに強調されている。価格はシリーズでもっともリーズナブルな75万2000円という設定だ。
スピード400 ラヴァレッドグロス/ストームグレー ●価格: 75万2000円
ニューカラーをまとった2026年最新トラをチェック プレミアム志向の輸入ブランドとしても、国内でも地位を確立した感のあるトライアンフ。その2026年モデルが、ニューカラーをまとって出そろった。 話題の[…]
冒険の幅を広げる:スクランブラー400 X & XC
オフロードスピリットを反映した「スクランブラー400 X」は、19インチのフロントホイールを備えた本格派だ。これに加え、2026年モデルではさらなるアドベンチャー性能を追求した派生モデル「スクランブラー400 XC」が登場した。
XCはエクセル製アルミリムのクロススポークホイールを採用し、タイヤをチューブレス化。さらにアップタイプのフロントフェンダー、エンジンガードパイプ、アルミ製スキッドプレートを標準装備し、よりタフな走行に対応している。XCの価格は94万9000円からとなっている。
スクランブラー400 X バハオレンジ/アルミニウム ●価格: 84万2000円
スクランブラー400 XC レーシングイエロー ●価格: 96万2000円
アドベンチャー仕様としてオフロード性能を強化 新型モデル「スクランブラー400XC」は、トライアンフが誇る400ccモダンクラシックシリーズの新顔だ。既存のスクランブラー400Xをベースに、さらなるオ[…]
伝統を纏う新星:スラクストン400 & トラッカー400
2026年モデルの目玉といえるのが、カフェレーサーの「スラクストン400」とフラットトラッカーの「トラッカー400」だ。スラクストン400は、スピード1200RRを彷彿とさせるハーフカウルにクリップオンハンドルを組み合わせ、スポーティーなライディングポジションを実現している。
スラクストン400 カーニバルレッド/アルミニウムシルバー ●86万2900円
一方のトラッカー400は、無駄を削ぎ落としたフラットトラックスタイルを公道に持ち込み、2本出しのアップサイレンサーやゼッケンプレートで唯一無二の個性を放つ。タイヤにはピレリ製MT60 RSを装着し、ロードからダートまで楽しめる設定だ。
トラッカー400 アルミニウムシルバー ●82万2900円
進化した単気筒TRエンジンは5%パワーアップの42psを発揮! トライアンフは、2026年モデルとして400シリーズの最新作×2を発表した。すでにインドで先行発表されていたカフェレーサースタイルの「ス[…]
クラスを超えた質感と安心のパッケージ
トライアンフの400シリーズに共通しているのは、クラスを超えたプレミアムな質感だ。2026年モデルでは、計12色のアイコニックなニューカラーが投入され、存在感を高めている。装備面でも、アナログスピードメーターにLCDデジタルタコメーターを組み合わせたメーターや、USB-C充電ポート(モデルによる)など、実用性に抜かりはない。
また、輸入車に乗る上で気になる維持費についても考慮されている。1万6000kmまたは12ヶ月という長い点検間隔に加え、走行距離無制限の2年保証が付帯する。
普通二輪免許の枠内で、これほどまでに多様なジャンルから「選ぶ楽しみ」を提供してくれるブランドは他にないだろう。モダンロードスター、スクランブラー、アドベンチャー、カフェレーサー、トラッカー。現行のトライアンフなら、ライダーのさまざまなワガママに応える一台が必ず見つかるはずだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(トライアンフ)
憧れのボンネビル、乗り心地に妥協していないか トライアンフを象徴するバーチカルツインエンジンの鼓動感と、色褪せないクラシカルなスタイリングを持つボンネビル。週末のツーリングから街乗りまでこなす懐の深さ[…]
憧れの英国スポーツ、でも毎日の渋滞や維持費が心配? カッコいいスポーツバイクに乗りたい。休日はワインディングを駆け抜け、その流麗なスタイリングをガレージで眺めたい。そんな想いの前に立ちはだかるのが、「[…]
モンストコラボからデモライドまで、メーカーブース意外も楽しい! 会場となるインテックス大阪の1・2号館および屋外特設会場では、車両展示のほかにも多彩な催しが予定されている。屋外では、大阪府警の女性白バ[…]
過去最大規模で展開されるトライアンフブース 2026年のモーターサイクルショーにおいて、トライアンフは両会場で大規模なブースを展開する。東京会場ともなると、400平方mという出展面積は国内外メーカー最[…]
3/5:スズキ「ジクサー150」 驚異の低燃費で知られる軽二輪ネイキッド「ジクサー150」の2026年モデルが3月5日に発売される。WMTCモード燃費50.0km/Lを誇る154cc空冷単気筒エンジン[…]
最新の関連記事(新型バイク(外国車/輸入車))
いつもの退屈な道を、心躍る特別なステージに変える魔法 毎日の通勤や買い物。決まった道をただ往復するだけの時間。実用性だけを求めて選んだスクーターでは、移動はただの「作業」になってしまいがちだ。 そんな[…]
軽くて足つき抜群の相棒バイク 「バイクに乗りたいけれど、重くて取り回しが不安」「ちょっとコンビニに行くのに大型バイクを出すのは面倒」。そんな不満を感じたことはないだろうか。重いバイクは所有感を満たして[…]
RSV4 1100 Factory 2026ベースのサーキット専用スペシャル アプリリア・レーシングの「X」シリーズは、2019年のRSV4 Xに始まり、2020年Tuono X、2022年RSV4 […]
重いバイクに疲弊する日々の”回答”は海を越えた先にあった 「休日に大型バイクをガレージから引っ張り出すのが、なんだか億劫になってきた」。そんな悩みを抱えるライダーは少なくないはず。車検費用やタイヤ代と[…]
4/4:ドゥカティ「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」 ドゥカティの人気ネオクラシックモデルに、都会の夜を彩る新色「スクランブラー・ナイトシフト・エメラルド」が追加され、4月4日に発売となる。[…]
人気記事ランキング(全体)
原付二種の身軽さに、高速道路という自由をプラス 毎日の通勤や街乗りで大活躍する125ccクラス。しかし、休日のツーリングで「自動車専用道路」の看板に道を阻まれ、遠回りを強いられた経験を持つ人は多いはず[…]
まもなく帰ってくるぞ“パパサン”が! 空冷スポーツスター復活。そんな胸躍るニュースが飛び込んできた。米国ハーレーダビッドソンは5月5日(現地時間)、2026年第1四半期決算の発表にて、新たな成長戦略「[…]
転倒後に本コースを横切る……あれはナシ 物議を醸したスペインGPのスプリントレース。2番手を走っていたマルク・マルケス(Ducati Lenovo Team)が8周目の最終コーナーで転倒したことが発端[…]
免許返納後の「買い物の足」問題、もう悩まなくていい 高齢の親を持つ世代にとって、運転免許の自主返納は避けて通れない悩ましい問題だ。車さえあれば遠くのスーパーにも行けるし、特売日でまとめ買いをしても楽に[…]
カワサキZ900RS用LEDテールランプが登場 電子制御スロットルやIMUを獲得し、最高出力116馬力へと進化を果たした2026年モデルのカワサキ「Z900RS」に向け、ヴァレンティから「ジュエルLE[…]
最新の投稿記事(全体)
夏の厳しい日差しや暑さに悩むライダーへ。 強い日差しやヘルメット内にこもる熱気は、長時間のライディングにおいて体力を奪う大きな要因となる。そうした不満を解消すべく、快適性を徹底的に追求して生まれたのが[…]
走れば走るほど増える維持費、なるべく抑えたい バイク乗りを常に悩ませるのが、じわじわと財布を削り取るガソリン代と維持費の壁だ。日々の通勤やちょっとした買い物で距離が伸びれば伸びるほど、その出費は馬鹿に[…]
GB350シリーズの違いは『見た目だけ』じゃありません! トラディショナルなデザインに味わい深い空冷単気筒エンジンを組み合わせた『GB350』シリーズは、バイクの原点を感じさせるスタイリングと走りで、[…]
「あいつは終盤に追い上げてくる」がライバルにプレッシャー フランスGPウィークですが、日本のMotoGPファンの皆さんが大注目している小椋藍くん(Trackhouse MotoGP Team)について[…]
ミラー位置を調整可能 本製品を装着することで、ミラー位置を外側にしたり角度を見やすい位置に調整したりといったセッティングの幅が大きく広がる。体格差はもちろん、アップハンドル化やポジション変更を行った車[…]
- 1
- 2









































