
トライアンフのミドルスーパースポーツ、Daytona 660が2026年モデルとして劇的進化を遂げた。最大のトピックは、クラッチ操作なしでシフトチェンジできる「Triumph Shift Assist」の標準装備化と、細かな調整が可能なShowa製フロントサスの採用だ。税込115万9000円からという戦略的な価格ながら、街乗りでの疲労軽減から週末のスポーツ走行まで1台でこなす懐の深さを持っている。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:トライアンフ
憧れの英国スポーツ、でも毎日の渋滞や維持費が心配?
カッコいいスポーツバイクに乗りたい。休日はワインディングを駆け抜け、その流麗なスタイリングをガレージで眺めたい。そんな想いの前に立ちはだかるのが、「毎日の通勤や渋滞でのクラッチ操作の辛さ」と「外車ゆえの維持費の不安」だ。
しかし、トライアンフが発表した2026年モデルのミドルスーパースポーツ「Daytona 660」は、そんな我々のちょっとした不満や悩みを一掃してくれるアップデートをはたしている。
クラッチ疲れと決別する「シフトアシスト」標準装備
ストップ&ゴーが続く市街地で、左手がジンジンと痛くなった経験はないだろうか。そんなつらさも新型Daytona 660なら無縁。クラッチ操作不要でシフトのアップ&ダウンができる「Triumph Shift Assist」を標準で装備しているからだ。
アクセルを開けたまま、左足をつま先で軽くカチッと跳ね上げるだけで、スムーズにギアが繋がっていく。さらに「スリップ&アシストクラッチ」の恩恵でレバー操作そのものも驚くほど軽い。街中での疲労感が激減し、ただ純粋にライディングの楽しさだけを味わうことができる。
乗り心地を自分好みに変えられる「Showa製調整式サス」
スーパースポーツはサスペンションが硬くて、段差で腰にクる。そんな思い込みはDaytona 660なら解消できる。今回新たに採用されたShowa製41mm倒立フロントフォークは、圧側と伸側の減衰力が調整可能に。
つまり、毎日の通勤では路面のギャップを柔らかく吸収する「乗り心地重視」のセッティングにし、休日に峠を走る時はシャキッとした「スポーツ重視」の足まわりに、自分自身で簡単に変更できるのだ。
お財布に優しい! 驚異のロングメンテナンスサイクル
「外車は維持費が高い」というジンクスも、このバイクには通用しない。Daytona 660の点検間隔は、なんと10,000マイル(約16,000km)という驚異的な長さを誇る。
頻繁にショップへ持ち込む手間も、それに伴う出費も抑えられるのは、お財布を握る家族を説得する上で最強の武器になるはずだ。さらに2年間の走行距離無制限保証まで付いてくる。これなら安心して長く付き合える相棒となるだろう。
手の届く価格で日常を鮮やかに彩る相棒
スポーティーなルックスと痛快な3気筒エンジンのサウンドを持ちながら、日常の扱いやすさと維持費の安さまで兼ね備えた新型Daytona 660。価格は税込1,159,000円からと、その充実した装備を考えれば圧倒的にお得。2026年3月下旬から店頭での販売が開始されるので、この春、憂鬱だった毎日の移動を、最高のエキサイトメントに変えてみてはいかがだろうか。
TRIUMPH Daytona 660 COLOR VARIATION
TRIUMPH Daytona 660 SPECS
エンジン・トランスミッション
| 項目 | スペック |
|---|---|
| タイプ | 水冷並列3気筒DOHC 12バルブ、240度点火タイミング |
| 排気量 | 659cc |
| ボア | 74.0mm |
| ストローク | 51.1mm |
| 圧縮比 | 12.1 |
| 最高出力 | 95PS / 94 bhp(70kW)@11,250rpm |
| 最大トルク | 69Nm@8,250 rpm |
| システム | マルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射、電子制御スロットル |
| エグゾースト | ステンレス製3 into 1ヘッダーシステム、ステンレス製ロータイプシングルサイドサイレンサー |
| ファイナルドライブ | Xリングチェーン |
| クラッチ | 湿式多板、スリップアシストクラッチ |
| トランスミッション | 6速、Triumph Shift Assist |
シャーシ
| 項目 | スペック |
|---|---|
| フレーム | チューブラースチール、ペリメーターフレーム |
| スイングアーム | 両持ち式、スチール製 |
| フロントホイール | 鋳造アルミニウム 17 x 3.5インチ |
| リアホイール | 鋳造アルミニウム 17 x 5.5インチ |
| フロントタイヤ | 120/70 ZR17 |
| リアタイヤ | 180/55 ZR17 |
| フロントサスペンション | ショーワ製41mm倒立式セパレートファンクションビッグピストンフォーク(SF-BPF)、ホイールトラベル110mm |
| リアサスペンション | ショーワ製モノショックリアサスペンションユニット、プリロード調整機能、ホイールトラベル130mm |
| フロントブレーキ | 310mmフローティングツインディスク、4ピストンラジアルキャリパー、ABS |
| リアブレーキ | 220mm固定式シングルディスク、シングルピストンスライディングキャリパー、ABS |
| ディスプレイ | マルチファンクションメーター、TFTカラーディスプレイ |
寸法・重量
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 | 2,050mm |
| ハンドルを含む横幅 | 735mm |
| 全高(ミラーを含まない) | 1145mm |
| シート高 | 810mm |
| ホイールベース | 1425mm |
| キャスターアングル | 23.8° |
| トレール | 82.3mm |
| 車体重量 | 202kg |
| 燃料タンク容量 | 14L |
価格・サービス
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 価格:Sapphire Black | 1,159,000円(メーカー希望小売価格・税込) |
| 価格:Aluminium Silver/Sapphire Black | 1,179,000円(メーカー希望小売価格・税込) |
| 価格:Cosmic Yellow/Sapphire Black | 1,179,000円(メーカー希望小売価格・税込) |
| サービス間隔 | 16,000キロ点検/12ヶ月点検 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新型バイク(外国車/輸入車))
2025年の大幅刷新が生み出した、疲労知らずの「極上の乗り味」 「最新のアドベンチャーバイクは速くて快適だが、どれも電子制御の塊で味気ない」。そんな不満を抱えるライダーにこそ、V85TTはおすすめだ。[…]
クォータークラスの既視感を打ち破る2台の黒船 かつて日本の250cc──いわゆる「クォータークラス」は、メーカーの技術と狂気がぶつかり合う群雄割拠のセグメントだったはず。しかし、「効率」もより重視しな[…]
大幅進化した2025年モデルの「旨味」を継承し、更なる高みへ 新型を語る前に、ベースとなっている2025年モデルの進化についておさらいしておこう。排気量853ccのエンジンはユーロ5+に対応しつつ、ラ[…]
長距離ツーリングの「あの疲労感」を最新の足回りで劇的に改善 アドベンチャーバイクの醍醐味は、どんな道でも躊躇なく突き進めることにある。しかし、長時間のライディングや荒れた路面での走行は、ライダーの体力[…]
ツーリング仕様の「後付け感」や「ゴチャゴチャ感」を美しく解決 スクーターに快適性を求めてあれこれパーツを追加すると、ハンドル周りがゴチャつきがち。スマホホルダーにUSB電源、そして今やツーリングの必須[…]
最新の関連記事(トライアンフ)
バイクを降りた後も自然に過ごせるカジュアルなアウターが欲しい ツーリング先での街並み散策や、お気に入りのカフェでの休憩時。いかにもバイク用といったデザインのウエアでは、周りの風景から浮いてしまうと悩む[…]
チャリティとバイクの祭典「DGR Tokyo Central 2026」 「DGR(The Distinguished Gentleman’s Ride)」は、男性のメンタルヘルスと前立腺がん研究の支[…]
憧れのボンネビル、乗り心地に妥協していないか トライアンフを象徴するバーチカルツインエンジンの鼓動感と、色褪せないクラシカルなスタイリングを持つボンネビル。週末のツーリングから街乗りまでこなす懐の深さ[…]
モンストコラボからデモライドまで、メーカーブース意外も楽しい! 会場となるインテックス大阪の1・2号館および屋外特設会場では、車両展示のほかにも多彩な催しが予定されている。屋外では、大阪府警の女性白バ[…]
過去最大規模で展開されるトライアンフブース 2026年のモーターサイクルショーにおいて、トライアンフは両会場で大規模なブースを展開する。東京会場ともなると、400平方mという出展面積は国内外メーカー最[…]
人気記事ランキング(全体)
大型バイクの重さに疲れた大人へ。190kgの軽快ボディが日常を変える 迫力あるネイキッドに乗りたいけれど、取り回しの重さに疲れてガレージから出すのが億劫になっている。そんな悩みを持つライダーにこそ、Z[…]
独自のメカニズム! 変幻自在のボバースタイル 【BENDA】ナポレオンボブ250 まず、この圧倒的な押し出し感を見てくれ! ベンダが日本市場へ放つ第1弾「ナポレオンボブ250」だ。 クラシカルなロー&[…]
クォータークラスの既視感を打ち破る2台の黒船 かつて日本の250cc──いわゆる「クォータークラス」は、メーカーの技術と狂気がぶつかり合う群雄割拠のセグメントだったはず。しかし、「効率」もより重視しな[…]
キルスイッチを備える初期型JA55。根強い人気を誇る初代ハンターカブ 2020年6月に発売され、瞬く間に大ヒットモデルとなった初代CT125・ハンターカブ(JA55)。現行モデルとなるJA65型とは異[…]
適度なパワーと車格がもたらす、公道での爽快なスポーツ性 250ccクラスでは久々となる4気筒エンジン搭載の新型として、2020年9月に新登場したのがNinja ZX-25R。2023年型で熟成が図られ[…]
最新の投稿記事(全体)
「私自身もブラックを予約しているんです」 「“CB”はクリエイティブ・ベンチマーク(Creative Benchmark)として、その時代ごとにおけるバイク作りの基準であるべき」とは若手だった頃に、今[…]
専用ステー付属で簡単装着!レブル専用サイドバッグ2モデルをチェック! 最大の特徴は、車種専用設計であること。バッグ本体はもちろん、装着に必要な専用ステーも付属しており、レブルのスタイリングを損なうこと[…]
創業100周年を祝う特別なブランド体験「DUCATI DAY 2026」 2026年の「DUCATI DAY」は、単なる車両展示にとどまらず、ドゥカティのブランドが持つ100年の歴史とこれからの未来を[…]
レストアは固着との戦い!と言うけども 古いバイクに固着したボルトやナットは付き物ですよね。 ヤマハのポッケをいっちょ直したろうかと意気込んだものの、コイツの固着っぷりが尋常じゃなかったんだ、いやホント[…]
免許不要で乗れる4輪モビリティの高い利便性 免許を返納した後の足代わりや、ちょっとした荷物を運ぶ際の手段として、何を選ぶべきか。シニアカーでは積載量に限界があるし、自転車では体力的な不安が残る。そんな[…]
- 1
- 2




































