
ホンダは、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を2個搭載する原付二種の電動スクーター「CUV e:」を2025年6月20日に発売する。これに先駆け、モーターサイクルショーで市販予定車を初お披露目した。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真:箱崎太輔、編集部、ホンダ ●外部リンク:ホンダ
パワフルで坂道も得意、実用的な原付二種EV
2023年のジャパンモビリティショーでコンセプトモデル「SC e: Concept」として参考出品されていたものが車名を「CUV e:」と改め、2025年6月20日に発売される。ホンダの日本国内向けモデルとしては、2023年に発売されたEM1 e:に続く個人向けEVの第2弾だ。
原付一種のEM1 e:が定格出力0.58kW、最高出力2.3psなのに対し、定格出力0.98kW、最高出力8.2ps/3500rpmと断然パワフルで坂道もらくらく。着脱式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」を2個搭載し、航続距離は57㎞(60㎞/h定地走行テスト値)を確保している。
走行モードは「スタンダード」「スポーツ」「ECON」の3つを用意。後進をモーターでアシストする「リバースモード」も搭載。前輪はディスク、後輪はドラムとした前後連動ブレーキを採用する。
Honda Mobile Power Pack e:
ホンダのバイクとしては初めて発光するメーカーロゴ、また夜間などの被視認性を高めるフルLED灯火類や、ナビゲーションなどのIVI(車載インフォテインメント)機能を表示可能な7.0インチTFTフルカラー液晶メーターを搭載。メーターに表示する時計は車両が受信するGPS信号によって自動補正される。
スマートフォンと連携することでメーターにフルマップのナビゲーション表示が可能になるHonda RoadSync Duoを採用し、ハンドルのマルチセレクションスイッチでのナビゲーション操作や別売りのヘッドセットでハンズフリー通話や音楽再生の利用も可能に。
このほか、スマートキーやグローブボックス、コンビニフック、USB-Cソケットなど実用性に優れた装備も満載だ。
価格は、バッテリー2個と充電器を含めて52万8000円(内訳:車両本体20万200円/モバイルパワーパック10万8900円[1個あたり]/充電器5万5000円)となっている。
MCショーで開発者に聞いた!
LPL(開発責任者)後藤香織さん
ホンダ初のパーソナル向けEVであるEM1 e:( 原付1種)とは全く別の新規開発モデルです。最高速とトルクの両立を狙ってモーターは減速ギヤを備え、モバイルパワーパックe:も2個搭載。スポーツモードを選ぶとEVらしく、ちょっと身体を持っていかれるくらいのスタートダッシュを見せます。スマホ連動でフルマップナビが使えるロードシンクDuoは、バッテリー残量が少なくなると近くの充電施設を案内する機能も備えています。
HONDA CUV e:[2025 model]
| 通称名 | CUV e: |
| 車名・型式 | ホンダ・ZAD-EF18 |
| 全長×全幅×全高 | 1970×675×1100mm |
| 軸距 | 1310mm |
| 最低地上高 | 145mm |
| シート高 | 766mm |
| 装備重量 | 120kg |
| 原動機形式・種類 | EF18M・交流同期電動機 |
| 定格出力 | 0.98kW |
| 最高出力 | 8.2ps/3500rpm |
| 最大トルク | 2.2kg-m/2300rpm |
| 変速機 | なし |
| 一充電走行距離 | 57(60km/h定地走行テスト値)<1名乗車時> |
| タイヤサイズ前 | 110/90-12 |
| タイヤサイズ後 | 110/90-12 |
| ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
| ブレーキ後 | 機械式リーディング・トレーリング |
| 価格 | 52万8000円 |
| 車体色 | 白、艶消し黒、銀 |
| 発売日 | 2025年6月20日 |
大画面7インチTFTディスプレイには、通常のメーターと同様の表示のほか、ホンダロードシンクデュオでスマートフォンと連携することにより、フルマップのナビゲーションも表示可能に。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型EV/電動バイク)
サーキット最速の血統を受け継ぐ猛烈な加速力 街乗り用のスマートな電動バイクかと思いきや、その中身は生粋のスポーツモデルだ。E-VOは、珠海サーキットにおいて二輪ラップタイムの記録を打ち立てた業界のベン[…]
新型『ICON e:(アイコンイー)』はシート下にラゲッジスペースあり! 車載状態で充電もできる!? Hondaが2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環として、新たなEVスクーター[…]
補助金なしで22万円!ガソリン車に迫る価格破壊 EV 2025年末の生産終了に伴い、新車としては失われてしまった50cc原付。新基準原付も各メーカーから登場しつつあるが、意外とあなどれない選択肢が電動[…]
3/5:ホンダ「X-ADV」2026年モデル ホンダのアドベンチャースクーター「X-ADV」2026年モデルが3月5日に発売される。前年のマイナーチェンジでシャープな外観やクルーズコントロールを手に入[…]
「走る」を変える次世代の相棒 一般的なガソリンバイクが燃料を燃焼させてエンジンを駆動するのに対し、電動バイクはバッテリーに充電した電気でモーターを回して走行する。そのため、排気ガスを一切排出しない、環[…]
最新の関連記事(新型原付二種 [51〜125cc] | 新型スクーター)
伝統と革新のベースモデル「プリマベーラ125」の揺るぎない魅力 「クラシカルなルックスのスクーターに乗りたいが、現代の交通事情に合わせた性能や安全性は妥協したくない」。そんなワガママなライダーの欲求を[…]
7/1:ビモータ「TESI H2 TERA」 カワサキ「Z H2」譲りの200PSスーパーチャージドエンジンと、ビモータ伝統のハブセンターステアリングを融合させた究極のクロスオーバー。ノーズダイブを抑[…]
最高峰「R1M」をまとった、只者ではない凄み 「毎日の通勤路でも、レーシングマシンに乗っているかのような特別感に浸りたい」。そんなライダーの欲求を、このスペシャルエディションは完璧に満たしてくれる。 […]
単なる足代わりで終わらない。シグナスXが誇る「本気」の走り ただのスクーターと侮るなかれ。シグナスXの根底に流れているのは、紛れもないヤマハのレーシングDNAだ。心臓部にはVVA(可変バルブ機構)を採[…]
LMW機構がもたらした「圧倒的な安心感」 バイクの宿命とも言える「転倒のリスク」。その不安を根底から覆したのが、ヤマハが誇るLMW(リーニング・マルチ・ホイール)テクノロジーだ。2014年に第1弾とし[…]
人気記事ランキング(全体)
夏の急な豪雨にも備える、コンパクトなイエローフォグ 夏は大気の状態が不安定になりやすく、ツーリング中に突然、雨が激しくなることも珍しくない。近年は局地的な大雨、いわゆるゲリラ豪雨も増えており、走行中に[…]
600台が夢を追った”アマチュアの甲子園”と彼女たちの夏 1980(昭和55)年にスタートした「鈴鹿4耐ロードレース」は、またたく間にバイクブームに沸く若者たちの情熱の受け皿となった。1980年代後半[…]
Ninjaの原点。世界最速を求めた革新モデル「GPZ900R」 特典として進呈されるカワサキ「GPZ900R」は、言わずと知れた歴史的な名車だ。1984年に誕生したこのマシンは、二輪では世界初ともいわ[…]
レプリカブームの始祖が放つ魅力と、夏のガレージで進める愛車リフレッシュ 1980年。排出ガス規制の波により4ストローク全盛となりつつあった時代に、ヤマハが放った水冷2ストロークパラレルツイン、RZ25[…]
新型『CB400 SUPER FOUR E-Clutch』のすべてが明らかに!? “すべての瞬間が、楽しさにつながる”を開発コンセプトに掲げ、扱いやすさ・安心感・上質さ・走行性能といったCBシリーズの[…]
最新の投稿記事(全体)
レプリカブームの始祖が放つ魅力と、夏のガレージで進める愛車リフレッシュ 1980年。排出ガス規制の波により4ストローク全盛となりつつあった時代に、ヤマハが放った水冷2ストロークパラレルツイン、RZ25[…]
Ninjaの原点。世界最速を求めた革新モデル「GPZ900R」 特典として進呈されるカワサキ「GPZ900R」は、言わずと知れた歴史的な名車だ。1984年に誕生したこのマシンは、二輪では世界初ともいわ[…]
連日の酷暑からライダーを救う、ワークマンの次世代ファン付きウエア 梅雨が明け、本格的な夏が到来した。一転して襲いかかる危険な暑さに対し、全国の自治体が補助金制度を拡充するほど、熱中症対策は急務となって[…]
【認定バッジ】 「B+COMアドバイザー」とは? 「B+COMアドバイザー」は、B+COM製品や最新の通信方式「B+FLEX」に関する深い専門知識と、高い接客スキルを習得した販売店のプロスタッフです。[…]
予想がピタリと的中! 待望の「501cc空油冷シングル」 2021年のGB350登場時から、そのシリンダーや車体設計には大排気量版を見越したマージンがあるのではないかと、当メディアのスクープ班は追い続[…]
- 1
- 2












































