日本でも売られていたホンダ「シャドウ」シリーズは、かつてのスティード系から派生した52度Vツインエンジンを搭載するクルーザーモデル。北米では745cc版が長く販売されており、2024年モデルは最新のスタイリングを手に入れた。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
ロー&ロングのスタイルにボバースタイルを組み合わせる
ホンダは北米で、ミドルクラスのクルーザーモデル「シャドウ ファントム」および「シャドウ エアロ」をモデルチェンジし、2024年モデルとして発表した。大胆なボバースタイルにチェンジしたファントムと、新しいリヤディスクブレーキを採用したエアロの2本立てだ。ともにABS仕様もラインナップする。
スティード系から発展した52度Vツインエンジンを搭載し、日本でも一時期はシャドウ400/750が販売されていたが、現在は北米で生き残っているのみ。優れたスタイリングや扱いやすいサイズ感で長きにわたって親しまれている。
2024年モデルでは、シャドウ ファントムに最新のボバースタイルを与え、ツートーンカラー、新しいハンドルバー、ヘッドライトカバー、エアクリーナーカバー、メーター類などを採用して、さらにタイムレスなたたずまいを具現化。ABSバージョンを追加したことにともない、標準仕様にも新しいリヤディスクブレーキを採用した。
クラシックスタイルのシャドウ エアロについては、これまでABS仕様が採用していたリヤディスクブレーキを標準モデルにも採用。低めのシートやプルバックハンドルバー、大型の前後フェンダーといったアイコニックなスタイリングは変わらない。
日本では「レブル」シリーズが人気絶頂だが、こんなクラシカルなクルーザースタイルも新鮮に映る。アメリカの排ガス規制がうらやましいぞ!
Honda Shadow Phantom[2024 US model]
Honda Shadow Aero[2024 US model]
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