
大きなフェアリングやサドルケースを備えたスタイルそのままに、巨体の大排気量ツアラーが豪快にサーキットを駆け抜ける。アメリカで人気を博してきたキング・オブ・ザ・バガーズが、ついにロードレース世界最高峰のMotoGPとタッグを組み、2026年シーズンからヨーロッパとアメリカで全6戦が同時開催されることになった!
●文:ウィズハーレー編集部
爆誕! 世界初のバガーレース世界選手権
ハーレーダビッドソンとMotoGPは、ハーレーダビッドソンのバガーレーサーのみに特化した、世界初のグローバルレーシングシリーズ『Harley-Davidson Bagger World Cup(ハーレーダビッドソン・バガーワールドカップ)』を立ち上げる。
本シリーズはMotoGPおよびドルナスポーツと共同で企画され、2026年3月のアメリカGPを皮切りに、ムジェロ(イタリア)、アッセン(オランダ)、シルバーストーン(イギリス)、アラゴン(スペイン)、レッドブル・リンク(オーストリア)へと続く。
開催初年度からアメリカとヨーロッパで全6戦12レースがおこなわれるというのだから、否が応でも期待は高まる。その本気度に胸が高鳴らないはずがない。
ハーレーダビッドソンは昨秋、イタリア・ミラノで開催された世界最大級の二輪車展示会「EICMA 2025」(2025年11月)において、レーシングバイクのプロトタイプを公開。あわせて公式ロゴや開催日程も明らかにしている。
日本のファンへ、玉木社長が直接メッセージ
この新たな挑戦について、ハーレーダビッドソン ジャパンの玉木一史社長は、ヨコハマホットロッドショー2025(2025年12月)の会場で、自らの言葉で日本のファンに向けて伝えた。
国内最大級のカスタムの祭典として知られるヨコハマホットロッドショー。ハーレーダビッドソンのブースは、EICMA同様にレーシングムードが色濃く漂い、レースシーンとカスタムカルチャーが融合したバガーマシンが展示された。
貼り付けた動画をぜひチェックしてほしい。玉木社長は「ハーレーにとってカスタムは切っても切れない」(01:05〜)と語り、ブースのコンセプトを「レースの興奮とカスタムカルチャーを融合した世界観」と説明。さらに、ハーレーダビッドソン・バガーワールドカップの開催について言及している。
ハーレーが新たな挑戦へ!
日本ではゆったりノンビリ走るというイメージが根強いハーレーダビッドソンだが、近年のラインナップを見れば、その印象が過去のものになりつつあることは否めない。アグレッシブなスポーツライディングを可能にするパフォーマンス系モデルが次々と登場している。
ロードレース世界最高峰のMotoGPと手を組み、レースシーンに本格的に参入していくハーレーダビッドソン。レーシングフィールドにおける存在感がどこまで高まるのか、そしてファンの反応は果たして……!? チャンピオンシップの行方はもちろん、今後の動向から目が離せない。
参戦チームと日程を発表
EICMA(イタリア・ミラノ2025年11月)にて、ハーレーダビッドソン国際市場担当シニア・バイスプレジデントであるコルヤ・レブストック氏はこう述べた。
「初シーズンへの参戦チームを迎えられることを大変うれしく思います。シリーズ発表以来、著名で信頼される多くの組織から関心が寄せられており、6〜8チーム合計12〜16名のライダーで構成されるシリーズ設計において、今回発表した3チームの参入によりグリッドのほぼ半分が埋まりました。プロジェクトに対する関心と熱量の高さを示す強力なサインです。2026年にレースをスタートさせるのが待ちきれません」
■Harley-Davidson Bagger World Cup2026 参戦チーム(一部)
Saddlemen Racing(アメリカ)
アメリカで最も歴史と革新性を誇るVツインパフォーマンスチームの一つ。David Echert率いるチームは、モトアメリカ King of the Baggersに参戦し、2024年 Mission Super Hooliganナショナルチャンピオンシップを制覇。技術力、ライダー育成、レースエンジニアリングで高い評価を得ている。
Joe Rascal Racing(オーストラリア)
James Tonna率いるオーストラリアの新進気鋭のチーム。ハイエンドモーターサイクルの販売とレースチーム運営の経験を背景に、商業的知見とパフォーマンス文化への情熱を融合させる。アジア太平洋地域におけるバガーレースの発展を目指し、国際舞台で存在感を示すことが目標だ。
Cecchini Racing(イタリア)
欧州での豊富なレース活動経験を誇るFabrizio Cecchini率いるチームは、30年以上にわたりMotoGPのパドックで、世界トップクラスのライダーやチームを支えてきた。精密なエンジニアリング、競争力、ヨーロッパのレーシングの伝統を活かし、世界初のグローバル・バガーシリーズに挑む。
■Harley-Davidson Bagger World Cup 2026 日程
オースティン/米国(2026年3月27~29日)
ムジェロ/イタリア(2026年5月29~31日)
アッセン/オランダ(2026年6月26~28日)
シルバーストーン/英国(2026年8月7日〜9日)
アラゴン/スペイン、(2026年8月28日~30日)
スピルバーグ/オーストリア(2026年9月18~20日)
さぁ、開幕が待ち遠しいぞ!!
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