
2023年冬に発売されたハーレーダビッドソンX350は、普通自動二輪(中型免許)で走らせることができるため、なかなかの人気を集めているモデル。現在はカスタムパーツのデリバリーもなかなか活発で、多くの逸品が世に送り出されてる。今回は「ハーレーダビッドソン東大阪」と京都の老舗パーツメーカー「AELLA」が開発した新型サイレンサーの魅力をお伝えしよう。
●まとめ:WITH HARLEY編集部 ●外部リンク:ハーレーダビッドソン東大阪、AELLA(アエラ)
「ハーレーダビッドソン東大阪」と「AELLA」が共同開発
ブラックに塗装されたメガホン形状のサイレンサーは、ハーレーダビッドソン東大阪と京都のカスタムパーツメーカー「AELLA(アエラ」)が共同で開発した製品。
発表は2025年6月だったが、実はその少し前のハーレーダビッドソンの年一回のお祭りである5月に開催された「ブルースカイヘブン2025」の会場で、カスタムコンテストにエントリーしていた車両に装着されていたのを編集部は目撃していた。
新山下埠頭にて開催したブルースカイヘブン2025。カスタムコンテストに並ぶマフラーを装着したX350。
スタイルにマッチする、クラシカルなデザインを採用
マフラーは、排気ポートからエンジン下エキパイは純正を使用。中間パイプからサイレンサーまでを製品化し、サイレンサーの形状はクラシカルなメガホンタイプでサイレンサーは上向きに装着される。この形状と取り付け角度のおかげで、スポーティに走るには必要不可欠となるバンク角が確保されている。
ノーマル純正のサイレンサーは、車体下に位置することもあって、かなりの大きさがあり、重さもそれなりにある。AELLAのマフラーは、本体の素材にSUS304ステンレスを用い、さらに形状を一新することで、大幅な軽量化に成功。純正の5.2kgから2.35kgとなるなど、2.85kgの軽量化を実現している。
これだけ軽量化したことと、さらにバンク角の確保した構造から察するに、その走りはさらにスポーティになっていることが予想できる。すでにこのサイレンサーを装着したモデルに試乗したモーターサイクルジャーナリスト小川勤氏によると、「低中回転域でのトルク・パワーアップと、実用回転域での性能向上」を体感できたという。
製品情報
X350(2023年以降)
価格:¥127,000(税込)
政府認証マフラー
製品重量: 2.35kg
スリップオンマフラー・SUS304ステンレス (耐熱塗装)・メガホン形状
ちなみに「ハーレーダビッドソン東大阪」と「AELLA」の共同開発は、マフラーだけではなく、他のパーツでも進められているとのこと。そのひとつであるエンジンスライダーは、転倒時にエンジンやフレームに損傷を与えづらい位置に装着できながら、車体からの張り出し感も抑えた形状となっている。
オレンジ色のリングがスライダーとベースの間に挟まるのは、両社のダブルネーム製品のみの特徴とのこと。スライダーの先端には「AELLA」と、ハーレーダビッドソン東大阪を運営する「YAO KAWASAKI(八尾カワサキ)」のレーザー刻印も入っている。
◼︎製品情報
エンジンスライダー
X350/X500(2023年以降)
価格:3万5750円(税込)
レーザーロゴ刻印・オレンジ色アルミリングワッシャー仕様・アルミベースブラックアルマイト加工
※付属のカラーの長さでX350/X500を共通化。
◼︎問い合わせ&購入
ハーレーダビッドソン東大阪
https://harleydavidson-higashiosaka.com
大阪府東大阪市御厨中1-16-24
06-6618-7272
※お詫びと訂正
2025年9月25日に発売した雑誌WITH HARLEY25号 79ページ目で、『AELLA』と表記すべきところをスペルを間違え表記してしまいました。関係各位読者様にご迷惑をおかけしたことをここでお詫び申し上げます。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ウィズハーレーの最新記事
フリーマーケットやフードコンテンツも楽しめる名物イベント 群馬県を代表するSUBARUの工場脇の公園には、バイクとテントで埋め尽くされている。初めてこのイベントを訪れた人は、その規模感に驚くのでないだ[…]
ロードグライド131RRか? いいや違う、 さらに上回る143だ クラッチミートするや否や、極低回転域から図太いトルクでロードグライドの巨体が力強く押し出される。クイックシフターのアシストもあり、ス[…]
アイポートの広いフルフェイス:BULLITT CRF 1970年代のBELL STAR(ベル・スター)ヘルメットを彷彿とさせるクラシカルなデザインで、どんなバイクにもマッチするだろうスリムなシルエット[…]
ハーレー乗りじゃなくても大歓迎! ブルースカイミーティングは、ハーレーオーナーのみならず、ライダー/ノンライダーに関わらずどなたでも大歓迎のカルチャーイベント。 北陸初の開催となる今回は、景勝地の東尋[…]
FLHTCUTG TRI GLIDE ULTRA:直感的にハーレーとわかる威風堂々のスタイル バットウイング・フェアリングを備える「トライグライドウルトラ」は、堂々たる装いと快適な乗り心地が楽しめるモ[…]
最新の関連記事(ハーレーダビッドソン)
ロードグライド131RRか? いいや違う、 さらに上回る143だ クラッチミートするや否や、極低回転域から図太いトルクでロードグライドの巨体が力強く押し出される。クイックシフターのアシストもあり、ス[…]
ハーレー乗りじゃなくても大歓迎! ブルースカイミーティングは、ハーレーオーナーのみならず、ライダー/ノンライダーに関わらずどなたでも大歓迎のカルチャーイベント。 北陸初の開催となる今回は、景勝地の東尋[…]
FLHTCUTG TRI GLIDE ULTRA:直感的にハーレーとわかる威風堂々のスタイル バットウイング・フェアリングを備える「トライグライドウルトラ」は、堂々たる装いと快適な乗り心地が楽しめるモ[…]
バトル・オブ・ザ・ツインの歴史に刻まれる存在 1981年に米国、デイトナスピードウェイで第一回が開催され、その熱が日本に伝わり、1984年に日本の筑波サーキットでも火蓋が切られることとなったレース“バ[…]
ウィズハーレー掲載記事のウラ側がわかる 俳優/タレント/サックスプレイヤーとしても活躍する武田真治さんが、故郷・北海道を同級生たちと結成するハーレーチーム「BLACK NOTE」とともに駆け抜けた!ハ[…]
最新の関連記事(ウィズハーレー)
フリーマーケットやフードコンテンツも楽しめる名物イベント 群馬県を代表するSUBARUの工場脇の公園には、バイクとテントで埋め尽くされている。初めてこのイベントを訪れた人は、その規模感に驚くのでないだ[…]
ロードグライド131RRか? いいや違う、 さらに上回る143だ クラッチミートするや否や、極低回転域から図太いトルクでロードグライドの巨体が力強く押し出される。クイックシフターのアシストもあり、ス[…]
アイポートの広いフルフェイス:BULLITT CRF 1970年代のBELL STAR(ベル・スター)ヘルメットを彷彿とさせるクラシカルなデザインで、どんなバイクにもマッチするだろうスリムなシルエット[…]
ハーレー乗りじゃなくても大歓迎! ブルースカイミーティングは、ハーレーオーナーのみならず、ライダー/ノンライダーに関わらずどなたでも大歓迎のカルチャーイベント。 北陸初の開催となる今回は、景勝地の東尋[…]
FLHTCUTG TRI GLIDE ULTRA:直感的にハーレーとわかる威風堂々のスタイル バットウイング・フェアリングを備える「トライグライドウルトラ」は、堂々たる装いと快適な乗り心地が楽しめるモ[…]
人気記事ランキング(全体)
プロテクター標準装備の冬用ライディングジャケット 一見するとカジュアルなパーカスタイルだが、中身は本格的なウインタージャケットである。本商品は、胸/肩/ひじ/背中の4部位にプロテクターを標準装備してお[…]
手軽な快速ファイター 1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱い[…]
Eクラッチと電子制御スロットルが初めて連携する750シリーズ ホンダが欧州2026年モデルの5車にEクラッチを新搭載。これまでにミドル4気筒の「CBR650R」「CB650R」、250cc単気筒の「レ[…]
着る季節を選ばない設計と、高速走行を意識したディテール 春から冬まで対応できる点が、このモデルの大きな魅力だ。表地には防風性とストレッチ性を備えたソフトシェル素材を使用しており、ライディング時の冷たい[…]
ヤマハXJ400:45馬力を快適サスペンションが支える カワサキのFXで火ぶたが切られた400cc4気筒ウォーズに、2番目に参入したのはヤマハだった。FXに遅れること約1年、1980年6月に発売された[…]
最新の投稿記事(全体)
走るワクワクを現代・そして未来に…EVであの“VanVan”が復活!! 10月30日(木)から11月9日(日)まで東京ビッグサイトにて開催されていた「ジャパンモビリティショー2025」。スズキのブース[…]
アプリリアの伝統を受け継ぐ、全ルート走破型スクーター SR GT 400は、ミドルクラスながらマルチパーパスを意識したアドベンチャースクーターだ。街中での俊敏なレスポンスはもちろん、林道ツーリングでも[…]
生活に根ざしたモビリティを模索する スズキがジャパンモビリティショー2023(JMS2023)で提案した「SUZU-RIDE(スズライド)」は、特定原付区分ながら、広く普及している電動キックボードとは[…]
関東のおすすめバイク神社一覧 ライダーのセーフティライドを支えるのは、交通ルールを遵守した適切なオートバイの乗り方と、愛車への深い理解、周囲の交通環境を確認して事故を未然に防ぐ観察眼などがあります。 […]
出力調整を極限まで最適化&他技術との連携で相乗効果 キャブやFIスロットルボディの吸気量を決めるバタフライの開閉をワイヤーで繋がったスロットルグリップで人間が直接調整していたのが旧来の方式。これに対し[…]
- 1
- 2














































