![[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_02.jpg)
ハーレーダビッドソンの最新パワーユニット・ミルウォーキーエイトを搭載したモデルのカスタムをお見せしよう! 今回は45DEGREES(埼玉県)が力を入れる、足まわりカスタムを施したファットボブ114だ。
●文:ウィズハーレー編集部(青木タカオ) ●写真:丸山淳大 ●外部リンク:45DEGREES
驚きの軽快性。意のままに操れるFXFBSに
意のままに操れるとは、こういうことを言うのだろう。入力や荷重など乗り手がアクションを意識しなくとも、狙い通りのラインをバイクがトレースしていく。FXFBSファットボブ114がこんなにも軽快だなんて、驚きを隠せない。
もちろんファットボブ114は、M8ソフテイル系(H-D社では“クルーザー”とカテゴライズ)におけるもっともスポーティーなモデルだ。レイク角28度にまでキャスターアングルが立てられ、ノーマルでは前後16インチのファットタイヤを履き、高い旋回性を誇る。
コイツはその上をいく! コーナーでは進入へのアプローチからスムーズに車体が寝ていき、バンク中も落ち着いて切れ込む気配はないし、不安な挙動がない。
前後17インチを試しつつたどり着いたのが、現状のフロント18インチだ。コントラストカットが施されたアルミ鍛造ホイールは、高剛性でハイクオリティなグライド9S。抵抗を極限にまで減らすSTMのベアリングを組み込むことで、車輪はスムーズに回り続ける。スタンドにかけてタイヤを回せば、その差は歴然。驚くほど長い時間、回転が止まらない。
ベアリングは通常5個組み込まれるが、高精度なディスタンスカラーをワンオフ製作し、純正ノーマル同様の4個にしてフリクション低減にとことんこだわった。
エンジンは吸排気系が見直されただけにもかかわらず、前後ホイールがストレスなくスムーズに回るから、チューンナップされたかのようにレスポンス鋭く、車体を機敏に加速させる。
そして、何よりも前後サスペンションが秀逸としか言いようがない。オーリンズのカートリッジダンパーが入った倒立式フロントフォーク、そしてハイパープロの別体タンク付きリヤショックには、コンスタントライジングレートにした45DEGREESスペックのスプリングが採用される。
不等ピッチのスプリングは、バネレートを常に変化させ、柔らかすぎず硬すぎない状態を維持。なめらかな動きで路面追従性に優れ、路面からのインフォメーションも多い。コーナーで高い負荷がかかった時や、ハードなブレーキングでしっかりと踏ん張ってくれるのだ。
バネ下重量が軽減され、フットワークが軽いため、アクセルも積極的に開く。フォワードコントロールをミッドステップに変更しているからだけではなく、制動力に対する信頼性が高いことで、アグレッシブなスポーツ走行に誘われていく。
ブレンボのCNC4ポットラジアルマウントキャリパーは、ビレットアルミCNCマシン削り出しサポートを介して装着。レバーがピストンを垂直に押すことで、ダイレクトかつ繊細な操作性を実現するゲイルスピードのマスターシリンダーによって、ストッピングパワーとタッチは申し分のないレベルだ。
AIMの油圧クラッチもレバー操作を飛躍的に軽くし、ミルウォーキーエイト114は扱いやすく、そして力強い。
見た目にも強烈すぎるほどに存在感があるのは、S&Sチューンドインダクションエアクリーナーキット。上下2本のチューブから空気が効率よく供給され、流量は44%も増加。これにオリジナルのFRPカバーを被せ、ブラックアウトした車体とコーディネイトしている。
フォークオイルや油面、オイルシールといった細かい所にも徹底的にこだわり、ビギナーから熟練まで技量を問わず良さを体感できる足まわりにしているから舌を巻く。M8カスタムにもし興味があるのなら、ぜひ味わっていただきたい。
ハンドルはライザーとともに加工したファットテーパーバー。
フロントフォークは一見ノーマルのようだが、オーリンズのカートリッジダンパーやオリジナルのコンスタントライジングレートスプリングが組み込まれ、インナーチューブは特殊な表面処理が施されている。ステンレスメッシュのブレーキホースはACラインで、4ポットラジアルマウントのブレンボ製キャリパーは、フロントにスピードマーチャント、リヤはミスミエンジニアリングのサポートでマウント。
オリジナルのチンスポイラーはピンストライプ&レタリングで仕上げられた。
構造をワンウェイバルブとした「T-REV」をブローバイラインに割り込ませて、クランクケース内を負圧にし、ピストン抵抗およびクランク回転時の撹拌(かくはん)抵抗を軽減。エンジンブレーキ軽減/振動減少、内部フリクションを取る高度なチューニングを施したような感触のフィーリングになっていることも見逃せない。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
ウィズハーレーの最新記事
MotoGP日本グランプリにハーレーがやってくる! まず注目したいのが、2026年からスタートした新たな世界選手権「Harley-Davidson Bagger World Cup(ハーレーダビッドソ[…]
XG750Rがダートラで躍動! ハーレーダビッドソンは、伝統あるダートトラック全米選手権「Mission AFT SuperTwins(ミッションAFTスーパーツインズ)」において、2026年シーズン[…]
パンアメリカでのレースは今回が初参戦。それでも決勝では見事なスタートを決め、ホールショットを奪った。 ハーレーダビッドソン高崎の経営母体であるヤナセオート。そのスタッフである“抹茶いぬ”こと越山大地さ[…]
一度味わうとクセになる高揚感、トライグライドウルトラをレンタル 大排気量Vツインを心臓部にするハーレーに、長年憧れを抱いてきた。しかし、大型二輪免許が必要で、自分はクルマの免許しか持っていない。あるい[…]
街中開催で大盛況のコヨーテミーティング この数年は春と秋に開催されているコヨーテミーティング。20回目の開催は春だけでのカウントだ。 会場の群馬県のスバル運動公園は幹線道路からもアクセスしやすい立地で[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ | ハーレーダビッドソン)
パフォーマンスマシン19インチホイールが入手可能に!<PERFORMANCE MACHINE> 設計思想から製造、過酷な耐久テストまでをすべて自社で担うことで、揺るぎない品質を誇るパフォーマンスマシン[…]
PERFORMANCE MACHINE|Race Series エンジン/トランスミッションカバー 高品質なビレットパーツで世界的な知名度を誇るPerformance Machine(パフォーマンスマ[…]
いま注目を集めているラッピングで印象を変える エキゾーストシステムに内臓した可変バルブを電子制御することによって、ハンドルにあるボタンひとつで音量が変えられるジキル&ハイドマフラーや、取り回し[…]
実力を示すことが最高のスタイル! カスタムシーンに旋風巻き起こる〈2024 FLTRXSE CVOロードグライド〉 スクリーミンイーグル×オーリンズの前後サスペンションで強化された足まわりは、ブレンボ[…]
Thrashin supply(スラッシンサプライ):アグレッシブな走りとスタイルを実現。新作フットコントロール ストリートに馴染むカジュアルなデザインと走りを前提とした機能性の高いパーツで、瞬く間に[…]
人気記事ランキング(全体)
「プロジェクトBIG-1」が生んだ400ccネイキッドの基準「CB400SF」 1992年4月、ホンダは「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツモデルはどうあるべきか」を追求した「プロジェクトB[…]
サビて固着したネジやナメて外せなくなったネジを簡単に外せる デイトナから発売されている「バイク用ショックドライバーセット(品番:95392)」は、錆びついて固着したボルトや、ネジ緩み止め剤が塗布された[…]
荒野を駆け抜けた友情と青春!『機甲創世記モスピーダ』が放つタイムレスな魅力 1983年10月から1984年3月まで全25話が放送されたタツノコプロ制作のTVアニメ『機甲創世記モスピーダ』。謎の宇宙生命[…]
タイムレスなクラシックスタイルと現代的実用性の融合 「クラシックのエッセンスは決して時代遅れにならない」というデザインコンセプトのもと、コロンビア/フィリピン市場で展開されるスズキの「GN 160」。[…]
従来の2気筒から新設計3気筒へ!劇的進化を遂げた新型「Ryker」 BRPジャパンが国内に展開するカンナムシリーズの中で、よりカジュアルに3輪アドベンチャーを楽しめるモデルとして支持されてきた「Ryk[…]
最新の投稿記事(全体)
製造工程の見直しで熟成!スペック維持で登場した最新「2027年モデル」 ヤマハ発動機は、3気筒スーパースポーツフラッグシップ「YZF-R9 ABS」の最新仕様となる2027年モデルを発表した。プロダク[…]
2021年モデルで国内導入が終了した過給モンスターが帰ってきた! 2015年に登場したNinja H2は、「誰も経験したことのない走行体験を実現する」という目標のもと、川崎重工業グループのガスタービン[…]
2スト&クロスプレーンの猛威 そもそもヤマハが海外レースに初参戦したのは、1958年開催のカタリナGP。激しいサバイバルレースで6位に入賞し、米国市場への足掛かりとする。 世界選手権は1961年フラン[…]
全ラインナップ試乗可能! アパレルやカスタムパーツも充実 最大の注目ポイントは、国内で展開される全取扱い車種の試乗車が常備されている点だ。スポーツ、ネイキッド、アドベンチャー、クルーザー、スクーターま[…]
XSR155&Z900RS SE用 純正のボテッとした大型リアフェンダーを削ぎ落とし、リフレクターやLEDライセンスランプまでセットにしたオールインワン仕様。追加パーツ不要のボルトオン設計で、届いたそ[…]
- 1
- 2


![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_01-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45DEGREESカスタム|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_03-768x432.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45DEGREESカスタム|ハンドルまわり|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_05-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|ブレーキレバー|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_06-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|グリップ|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_07-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|フロントフォーク|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_08-768x1152.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|チンスポイラー|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_11-768x1152.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|エンジン|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_09-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|エアクリーナー|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_10-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_12-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|ブレーキペダル|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_13-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|クランクケースカバー|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_14-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|リヤサスペンション|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_15-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|マフラー|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_16-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|リヤブレーキ|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_17-768x512.jpg)
![ハーレーダビッドソン|FATBOB114|45 DEGREESカスタム|しーと|[ハーレーカスタム] ファットボブ114:足まわりの強化で操作も意のままに〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/05/HarleyDavidson_FATBOB114_45degreesCustom_19-768x512.jpg)



































