
ユーロギアは、伊・ディーエアラブ社が開発した、高所作業用エアバッグベスト「WorkAir・ワークエア」を2023年5月16日から販売開始。バイクで培われた技術がさまざまな世界に波及している。
●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●写真:ユーロギア ●外部リンク:ユーロギア
MotoGPで培われた「ライダーを守る技術」が様々な分野に発展
MotoGPでは2011年から採用されてきたダイネーゼのワイヤレス式エアバッグシステム「D-air」。25年以上の歳月をかけて研究&開発が行われ、その技術はレースだけでなく、市街地やツーリングといったバイク趣味の大きな割合を占めるジャンルにも発展。「D-air」を搭載した「スマートジャケット」は、様々なジャケットに合わせることができるベスト型プロテクターとしてその認知度を上げている。
日本では、2022年12月に警視庁の交通機動隊(高速道路交通警察隊を含む)の白バイ隊が着用するプロテクターとして正式採用。MotoGPで培われてきたライダーを守るテクノロジーは着実に普及しているのである。
今回発売になった高所作業用エアバッグベスト「WorkAir・ワークエア」は、イタリア「ダイネーゼ」社の創設者、リノ・ダイネーゼ氏が、その最新鋭のプロテクションを労働/生活環境にもたらすために設立したD-air Lab(ディーエア ラブ)社からリリース。
「D-air」を高所作業用に応用/開発したプロダクトで、システムに内蔵されたセンサー(加速度センサー×3/ジャイロセンサー×3)が1秒間に100回、着用者の身体の動きを解析し、特別なアルゴリズムによって1.2m以上の落下距離を認識。0.04秒で立体構造のエアバッグを高圧縮ガスで膨張させ、胸と背中、それに関連する身体の重要な器官を守る。
高所作業用エアバッグである「WorkAir・ワークエア」は、労働者だけでなく一般的な生活環境において生じる可能性がある転落事故の重症化を未然に防ぐ、画期的なソリューションになる。
エアバッグ内部には、5cm均等に膨らむ「マイクロフィラメント」を採用。一般的な風船のような構造のエアバッグとは異なり、どの部位でも均一な衝撃吸収性能を実現している。これにより、欧州安全認証の衝撃試験において、エネルギーの伝達値が規格で定められた制限値の60%未満で認証を取得している(欧州安全認証EN1621-3で定められた4.5kNと比較し、1.8kNの結果)。
「WorkAir・ワークエア」は、以下のようなシーンで活用できる
- トラックの荷台での作業
- 高所看板や鉄塔での作業
- 工場やビルでのメンテナンス作業
- 倉庫での作業
- 港湾エリアでのコンテナ作業
- 農作業
- テーマパークでの遊具のメンテナンス作業
- 航空機など大型機体のメンテンス作業
- 落下対策として、高所での救急搬送の対象者に着用
【サイズ】男女性兼用(S/M/L/XL)
【保護範囲】胸部/背中
【安全認証】EN1621-3 (胸)/EN1621-2 (背中) に準拠
【対応する事故】
1.2m以上の高さからの落下
単体での使用、および墜落制止用器具(フルハーネス)との共用が可能
【その他】
・1年間の無料修理保証(3年毎の定期メンテナンスが必要)
・IP54準拠の防塵/防水性能
・LEDユーザーインターフェース搭載(振動モーター付)
・専用アプリを使用して、ファームウェアのアップデートが可能
・4時間の充電で18時間の連続使用が可能
・重量約1kg
・折り畳み可能
【商品名】WorkAir ワークエア
【小売価格】10万8900円
【取扱店】ユーロギア
【販売代理店】トラスコ中山株式会社
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