MotoGPライダーを守るD-Airテクノロジーの進化ココにあり!

ディオールの最新コレクションにD-Air Labエアバッグが融合!? ファッション×安全テクノロジーの未来を描く【DIOR 22/23 AW collection】

フランスのラグジュアリーブランドであるディオールの最新コレクションは、ファーストルックから大きな話題に。イタリア発のD-Air Lab(ディーエア・ラボ)との協業でつくられたバイク用エアバッグテクノロジー満載のデザインで、無二の世界観を創出した。


●文/まとめ:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●写真:D-Air Lab ●外部リンク:ユーロギア

D-Air Lab(ディーエア・ラボ)の創設者は、ダイネーゼを創設したリノ・ダイネーゼ

D-Air Lab(ディーエア・ラボ)は2015年に創設されたイタリアのスタートアップ企業。ライフスタイルや労働環境に “安全”をもたらす研究開発に特化した企業で、創設者はリノ・ダイネーゼ氏。名前でピンとくる人も多いだろうが、モーターサイクルウエアブランド・ダイネーゼを1972年に創立し、以来50年近くにわたりブランドを支えてきた人物だ。

ダイネーゼで培ってきた世界初のモーターサイクル用エアバッグシステム・D-air®のテクノロジーを核とし、ライフスタイルや労働環境に “安全”をもたらすプロダクトに昇華するための研究開発に特化すべくD-Air Lab(ディーエア・ラボ)はスタートした。

現在では、高所作業者用のエアバッグシステム Work Air(ワーク エア)の展開や、高齢者を転倒から守るウエアラブルエアバッグ Futurage (フューチャーエイジ )を開発中。Work Air(ワーク エア)はパートナー企業であるイタリアの電力会社エネルにも採用されており、世界各国から注目を集めている。

高所作業者用のエアバッグシステム Work Air(ワーク エア)を着用して作業する様子。

DIOR 2022-23秋冬 プレタポルテ コレクションをさっそく見てみよう!

ディオールのアーティスティックディレクターであるマリア・グラツィア・キウリは、今季のコレクションでブランドが培ってきた伝統と美に最新のテクノロジーの融合を試みたという。

人々の生活をより良くするテクノロジーやファッションの意義や価値観、思いをD-Air Lab(ディーエア・ラボ)と共有し、今回のプロジェクトはスタート。エアバッグシステムだけでなく、南極大陸で働く研究者や科学者のために設計・開発された体温と湿度を管理できるシステムも特別に提供。ディオールを象徴するジャケットやドレス、パンプスなどあらゆるアイテムにD-Air Lab(ディーエア・ラボ)の先進性がプラスされ、モダンなファッションであり作品として昇華された。

1947年2月12日、クリスチャン・ディオールのデビューコレクションで発表され、以来メゾンのマスターピースとして知られている「バー」ジャケット。ムッシュ・ディオールが生み出した名作は、現在のディオールのアーティスティックディレクターであるマリア・グラツィア・キウリのクリエイションとD-Air Lab(ディーエア・ラボ)のテクノロジーの融合によって新しいシーンを生み出した。

コレクションのファーストルックで登場した蛍光グリーンのラインが印象的なボディツ。南極での作業を想定した防護スーツの温度を均一に保つ機能をシンプルに表現。ブランドのアイコンともいえる「バー」ジャケットの別バージョン。

エアバッグが構築されたドレス。

レーシンググローブを彷彿させるロンググローブを合わせたスタイリングは、ファッションの文脈で見るととても新鮮。

背面のプロテクターには、メゾンを象徴する蜂のモチーフがあしらわれている。

クチュールならではの美しい刺繍との対比によって、エアバッグシステムがより強調されている。

足首のサポートと保護システムを搭載したロジェ・ヴィヴィエ製のパンプス。

今回、壁一面にモノクロの女性の肖像画が装飾された会場で開催されたディオールのコレクション。これはイタリア人アーティストのマリエラ・ベティネスキがこのショーのために製作したもので、「The Next Era(次の時代)」と名付けられた作品群。

【動画】The Dior Autumn-Winter 2022-2023 Show

暗闇の中、蛍光グリーンの曲線だけが浮かび上がるという幕開けから始まる独創的なランウェイの様子は、ぜひ動画でチェックを!

【動画】Work Air by D-Air Lab(日本語字幕版)

日本国内でもD-Air Labのプロダクト導入を検討している企業の動きもあり、今後は一般向けの販売も広がっていくかもしれない。バイクに乗る時だけでなく、日常での事故や年齢的なケガの不安を解消するのにエアバッグシステムはさらなる可能性を秘めているといえる。


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