車中泊チャレンジもアリ!?
キャンツーに挑戦。クルマ免許でOKな三輪バイク「APトライク125」が無敵の積載すぎた!
「APトライクでソロキャンプをしたらすっげえ楽しいんじゃなかろうか?」ひと目見た時から思っていたことを実行したら予想以上の結果となりましたのでレポートしたいと思います。APトライク125の積載性ポテンシャルをご照覧あれ~!
●文/まとめ:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ) ●撮影協力:株式会社力一夕一 PRIMARIDE
- 1 APトライクはキャンプでこそ活きるマシンではないだろうか?
- 2 APトライクには積載の底知れぬポテンシャルを感じる!
- 3 APトライクは荷物満載でも峠道を安全に走ることができるか?
- 4 APトライクに荷物がどれだけ乗っていたか荷下ろし!
- 5 APトライク、荷物の固定はこうやった
- 6 ここからはお楽しみキャンプモード。お先に乾杯失礼!
- 7 ところでAPトライクで“車中泊”は可能なのか?
- 8 焚火に照らされるAPトライク、そして晩酌モードへ・・・
- 9 APトライク、マジで楽しい!
- 10 ’24 APトライク125はより安全により高品質にモデルチェンジ!
- 11 APトライク125についてのお問い合わせはコチラ!
- 12 動画解説はこちら↓
APトライクはキャンプでこそ活きるマシンではないだろうか?
普通自動車免許(AT限定可)で運転できて、ヘルメットやシートベルト不要で三人乗り。しかも車庫証明も車検もなくて、維持費は250ccのバイク並み。そんな屋根付き三輪トライク「APトライク125」を一目見た時からピンと来てたんですよ。
このマシンでソロキャンプ行ったら絶対楽しい!・・・と(笑)
そんなわけで、APトライク125のレビュー第2回目は、荷物を満載にしてソロキャンプに行ってみたいと思います。
APトライクには積載の底知れぬポテンシャルを感じる!
バイクでもない車でもないAPトライク125。荷物の積載性という点で果てしないポテンシャルを感じるんですよ。
荷物を積むといえば最初に候補に上がるのがオプションのリアキャリア。
キャリアそのものは幅50cm、奥行き40cm、高さ30cmで、その気になればかなり大きな箱を積むことができるのですが、だけどテールランプなどの透過類やナンバーを隠さないということまで考慮すると、搭載できる荷物は幅60cm、高さ50cmが限界なのです。
と、なれば・・・
やはり荷物を積むとなれば候補となるのが後部座席。
これは寸法を測るよりも、実際にモノを入れてみたほうがわかりやすいですよね?
試しに、いわゆる「収穫コンテナ」を積んでみたら、縦方向にすることによって4つ積んでもまだまだ余裕があることが分かりました。積載ポテンシャル、恐るべし! やっぱり睨んだ通りですね~
と、いうわけで・・・
キャンプの荷物で満載にしてみました!!
何をどれくらいどうやって積んだかは後ほど紹介するとして・・・実はここで一つ問題が浮上したのです。
APトライクは荷物満載でも峠道を安全に走ることができるか?
前回APトライク125で箱根の七曲りの登坂にチャレンジしてみました。急な坂道だったにも関わらず見事登り切ってくれましたが、それはあくまでもほぼ空荷状態だったからのこと。今回のように荷物満載だった場合、同じ結果になるとは思えないんですよね。
というわけで・・・
キャンプ場に向かう道で難関となったのが、ライダーに有名な「道志みち」! 荷物満載のAPトライクで挑んでみるのです。
なにせ、「APトライク125」は三輪のトライクなので、かつて戦後の日本を支えた三輪トラックのように、急ハンドルを切ると「転倒」する(!)可能性があるのです。そんな不安定なAPトライクでしかも荷物を満載にしたらどんなハンドリングになるかと思いきや・・・
「おりょ?むしろ安定した・・・?」
ちょっと驚きの結果でした。ゆっくり走っている時に急ハンドルを切ると片輪が浮いちゃいそうになるAPトライクなのですが、ちゃんとブレーキをかけてスローインそしてスローアウトで加速していくと、驚きの安定性を示してくれます。もちろん車みたいには走れないですが、かといって走りにくいということはなく、普通に法定速度内だったら問題なく走ってくれました。
荷物が乗った分、坂道が厳しくなるのでは?とも思ったのですが、なんたって元々の車重がかなり重いので、荷物が乗ったぐらいじゃそんなにフィーリングは変わらなかったというオチです(笑)。マジか!
そんなわけでトライクゆえのオープンな運転席で、鳥の声や川の音、そしておいしい空気を吸いながら快適なままキャンプ場に到着しました。
さすがに寒い季節なのでキャンプ場はガラガラ。よっしゃ!好きな場所にテントを張れるぞ~!!
APトライクに荷物がどれだけ乗っていたか荷下ろし!
荷物満載にしたAPトライク。
積んでいた荷物を全部下ろすと、こうなりました!!
「ソロキャンプでしょ?何人でキャンプするつもりよ?」というツッコミは・・・大歓迎です。むしろ突っ込んでもらわないとここまで積んでみた意味がないのです(笑)。
APトライク、荷物の固定はこうやった
元々、荷物用のフックなどはあまりないAPトライクですが、工夫をすれば荷物の固定をすることができました。
一つ目は、後部座席の周りにぐるりと取り付けられているパイプ。座席の背面からソフトフック(ソフトループタイダウンストラップ)を取り付けて、そこにラチェット式荷締めベルトを取り付けます。
そして前側ですが、運転席にも荷かけフックはないのですが、リクライニングできるフレームのところにソフトフックを通すことによってフックにすることができました。
あとは、後部座席の足元から荷物を隙間なく積んで、その間に布やらマットといった滑りにくい素材を挟むことによって、4本のソフトフックと2本のラッシングベルトでガッツリ固定することができました。
このAPトライク、今後の改良でフックを増設してもらえたら、もっと用途は広がるかもしれませんね。
実際、現状でもこれだけの荷物を運んでくれたのだからAPトライクに感謝です!
ここからはお楽しみキャンプモード。お先に乾杯失礼!
ここからはまったりソロキャンプモードに入ります。
今日はお昼ご飯も食べずに走ってきたので早速一品目いってみましょう~。
まずはベーコンとマッシュルームのソテーから。
熱々に加熱したスキレットにベーコンを炒めて、マッシュルームを加えて味付けをして、白ワインでファイア!
カリカリベーコンのたまらない臭いが漂う一品の完成です。
お先に!スーパードライで乾杯です♪
カシュッ。
ゴクゴク。
くは~っ旨い!!
ただベーコンを焼くだけでは面白みがないので、持って行った食材をもとにしてAIに聞いてみたら出てきたレシピでした。カリカリベーコンとマッシュルームの相性は最高、とても美味しい。う~ん、ウマウマ。ビールともよく合う♪
ところでAPトライクで“車中泊”は可能なのか?
ビール飲みながらAPトライク眺めてたら、フと思いついたんですよ。
APトライクで「車中泊」は可能なのか?と。
とりあえずシートをフラットに倒して寝てみます。
・・・ちょっと無理がありますね(笑)
多分寝られないことはないけど、外から丸見えなのが何より気になってしょうがない。
車体に丸ごと被せるシート、もしくは、APトライクの車体をベースとした連結テントなどがあれば、寝ることもできるかもしれませんね~。
そんなオプション品、絶対ないとは思いますが、もしあったら面白いかもしれません!
焚火に照らされるAPトライク、そして晩酌モードへ・・・
そして、キャンプ飯の二品目が「熱々ステーキのアヒージョ」。バイクじゃ持ってこようとは思えないシロモノ、卓上コンロを使ったので火力調整が必要なアヒージョも楽チンですよ♪
安いステーキ肉でもアヒージョにすることでジューシーでウマウマです。炭火焼のステーキも旨いけど、このアヒージョもまた良いなぁ。これ、リピート決定! 赤ワインも追加しちゃって、もうご機嫌になっちゃいました。
暗くなってきたので焚き火を用意して、ここからはソロキャンムードで、ローチェアとローテーブルでまったり晩酌です
・・・
・・・
あぁ、もう最高。
至福です。
たくさん荷物を持って来れたから、まるでファミリーキャンプのような道具の充実っぷりの一方で、夜はソロキャンプを堪能できるシンプルな佇まいでキャンプをたっぷり堪能することができました。すんげー幸せ!
APトライク、マジで楽しい!
今回は試乗レビューということで短い間ですが、APトライクをたっぷりと堪能することができました。
バイクより荷物が乗るし(風には弱いけど)雨にも強いし、そして何より圧倒的に荷物が載せられる。
だけど車と違って、景色もよく見えるし空気も感じることができるし、そして何より一緒にキャンプしていても身近に感じられる存在感。
APトライクは「所有」するより「飼う」といった、まるでペットのような存在感を感じました!
いや~、可愛いですね♪
このAPトライク125は「チョイ乗りトライク」をコンセプトとして、日常使いやお仕事での配達業務などに使われてる方が多いとのことですが、お母さんがお子さんの幼稚園の送り迎えに使ってるという方もいらっしゃるそうです。そりゃもう、お子さんにとっては一生の思い出になるマシンになるのでしょうね~! アルバムにいっしょに写るにはちょうどいい大きさですしね。
株式会社カーターさんでは、今後もこのAPトライクの改良を重ねていくそうなので、筆者は個人的に今後も期待したいと思います。ご興味がある方は、是非とも問い合わせたり、試乗してみてください。きっとハマりますよ。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
’24 APトライク125はより安全により高品質にモデルチェンジ!
また、2024年モデルからはAPトライク125の更なる品質向上と安全性向上のためにモデルチェンジするとのこと。筆者個人としても、これからもどんどんバージョンアップしていくAPトライクが楽しみです!
2024年モデルチェンジ内容について
・フロントホイールハブの変更
フロントホイール内ベアリング強度を向上するため、 ハブの形状を変更。
・デファレンシャルギアの変更
ドライブシャフト端のベアリングを強度向上のため大径化し、形状が変更。
・フレームの変更
スイングアーム取り付け部のフレームを強度向上のため形状を変更。
・エキゾーストマフラーの変更
マフラーを2分割、 接合部に球面フランジを採用し、 破損リスクを低減。
APトライク125についてのお問い合わせはコチラ!
動画解説はこちら↓
(↓)YouTube動画のほうでは映像付きで解説しているのでよかったら参考にしてください♪
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