映画の主人公はトライアンフがお好き!? 【バイカー映画監督ナカモトユウの”名作to名バイク”】

●文:[クリエイターチャンネル] ナカモトユウ
どうも皆さん、一ヶ月ぶりにヤングマシンに見参! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。
今回は僕がバイク好きになった映画「大脱走」について語ります!
…と思ったのですが、さすがに大脱走だけだと渋すぎるという声がありましたので、題して…
「映画の主人公はトライアンフがお好き! ? 名作に登場するトライアンフのバイクをご紹介!」
はい! これまでのハリウッド映画に登場してきたトライアンフのモデルについて語っていくという純度の高いバイク好きのための記事になっております!
トライアンフってどんなメーカー?
まず初めにトライアンフがどんなメーカーを知らない読者も少なからずいると思いますので、僕のニワカ知識で恐縮ですがご説明させて頂きます。
「トライアンフ・モーターサイクル」とは、100年以上前にイギリスで誕生した老舗のバイクメーカーです。
その昔、日本の4大メーカー「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」「カワサキ」が脚光を浴びる前は、世界最速のバイクといえばトライアンフというくらい有名でした。
今でこそ、ボンネビルシリーズやスラクストンシリーズなどのネオクラシックの印象が強いメーカーですが、当時は「トライアンフといえば高性能」というイメージだったそうです。
そんなわけだからか、往年の名作映画にはトライアンフがカッチョ良く登場するんですよ!
それでは早速作品ごとにご紹介していきます!
大脱走(1963):TR6
©ユナイテッド・アーティスツ
はい! もうこの映画が優勝ですね。ナカモト的に世界で1番バイクシーンがカッコイイ映画だと思ってます。
それぐらい幼少期に見た衝撃が忘れられませんね。
ちなみに本作は群像劇的な構成で登場キャラが多く、実はスティーブ・マックイーン演じるヒルツ大尉は主人公っぽい役だけど、そこまでがっつりは登場しないんです。
でも演じる役者が超豪華なので最後まで飽きずに見れちゃうんですよね。
僕のお父さん世代の方なんかはマックィーンのファッションやバイクの乗り方に影響された人も多いのではないでしょうか?
終盤、脱走中に敵に見つかったヒルツがトライアンフの「TR6」にまたがり、逃げるシーンがあるのですが、そのシーンが本当に超絶カッコイイんです。
有刺鉄線を飛び越えるシーンはスタントマンが演じているらしいのですが、その他のほとんどのバイクアクションをマックィーン自身が演じてます!
まだ未見の方は是非観てほしいですね!
トライアンフTR6
ミッションインポッシブル3(2006年): スクランブラー
©パラマウント・ピクチャーズ
はい。時代が40年ぐらい飛んじゃいましたが、こちらもとにかく語りたい作品です!
本作は、のちに『スターウォーズ』も手掛けることになるJ・J・エイブラムスが監督したシリーズの3作目。
第一線を退きIMFの教官となったトム・クルーズ演じるイーサン・ハントが、教え子のピンチにより現場復帰。
しかし敵に婚約者のジュリアを拉致されてしまい…というお話。
フィリップ・シーモア・ホフマン演じる悪役デイヴィアンがむちゃくちゃ怖かったり、中盤のバチカンを舞台に繰り広げられる「これぞスパイ映画! 」なデイヴィアン捕獲作戦や、橋で勃発するヘリとの大迫力バトル、のちにイーサンの大切な相棒となるサイモン・ペッグ演じるベンジーとの初バディで見せる上海でのチェイスシーンなど、見所盛り沢山の1本です。
トライアンフ ボンネビル:スクランブラー仕様(撮影車両)
そんでもってですね。劇中では当時、現行モデルだったトライアンフの「ボンネビル」をスクランブラー仕様にした車両が登場します。
これ多分予想なのですが、トライアンフ スクランブラーが、公開年の2006年に発売されたので、おそらく本作の撮影時の2004、5年ぐらいには試作品しか無かったのだと思うんですよ。
なもんで、スクランブラーを発表する前のプロトタイプを登場させているんじゃないかとバイクに強い映画監督の僕は睨んでます。
ちなみにこの映画、めちゃくちゃ面白いのですが一つ不満を言うとですね。
肝心のスクランブラー仕様ボンネビルがほとんど映らないんですよ! ! !
バイクにまたがっているトムのバストショットばかりで全く車両が画面に映らない! しかも一瞬でバイクシーンは終了!
ほんとJ・J・エイブラムス監督はバイクに興味無いんだなという感じでした。
あそこのシーンだけ僕に監督変わって欲しかったです! ! !
トライアンフ スクランブラー(2005〜2014モデル)
オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年):スラクストン
©ワーナー・ブラザース
続きましてまたトム・クルーズ作品です。
トムはトライアンフが好きなのかやたら映画で乗ってくれるんですよね。
本作では空冷時代の「スラクストン」が主人公の足として登場します。
トライアンフに乗るトムを観ていると一瞬ミッションインポッシブルを思い出すのですが、本作でのトムは冴えないおじさん役なので、その辺も好きです。
日本の同名ライトノベルが原作で、エイリアンとの戦争を描いた近未来SFのタイムループもの。
ひょんなことから死んでは目覚めを繰り返すループに巻き込まれたトム演じるウィリアム・ケイジ少佐が、何度もエイリアンに立ち向かい、戦争終結の術を探るめちゃくちゃ面白い映画です。
かわいい&爆笑必至のヘッポコ兵士から立派な戦士に成長するトム。
彼が最後に見せる素敵な笑顔は必見です!
トライアンフ スラクストン(2005〜2014モデル)
ジュラシックワールド(2015):スクランブラー
©ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和
お次は恐竜パニック映画!
トライアンフと恐竜が並走するという奇跡の作品です!
本作ではクリス・プラット演じるオーウェンの愛車として空冷時代の「トライアンフ スクランブラー」が登場します。
中盤では颯爽とスクランブラーにまたがる姿が、割りとガッツリ目に長めに映ります。
当時、予告編でトライアンフのスクランブラーが登場すると知った時の感動を今でも忘れませんね。
というのも、筆者はジュラシックワールドに登場したトライアンフスクランブラーと全く同じモデルに数年前から乗っておりまして「俺と同じバイクにクリス・プラットが乗ってる!」と、なぜか自分に関係無いのに周りの友人に自慢したもんです。
トライアンフ スクランブラー(2012年モデル)
ちなみに撮影で使われた車両は全部で3台あり、1台はクリス・プラットにプレゼントされたとか。いい話ですね〜。
トライアンフ スクランブラー(撮影車両)
007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2021):スクランブラー1200XE
©ユニバーサル・ピクチャーズ
最後にご紹介するのは007シリーズの最新作!
敵の組織から逃げるダニエル・クレイグがグラサン男から奪い取って颯爽と街中を走り去ります!
「人のバイク奪うとか最低だな! ボンド!」とバイカー目線で観ていましたが、ド派手な大ジャンプがカッコよすぎて全てを許しました。
ちなみにこちらの車両はトライアンフのスクランブラー1200XE!
僕も一度またがったことあるんですが、かなりシート高が高くエクストリームアドベンチャーバイクといった具合で乗り手を選びそうな感じでした。
007限定モデルが販売されたことも有名ですね。僕もお金があれば買いたかったもんです。
トライアンフ スクランブラー1200XE ボンドエディション(限定モデル)
はい。という感じで今回は映画のヒーローが乗ったトライアンフをご紹介してみました!
他にも「アントマン&ワスプ」や「ワイルドスピード/スーパーコンボ」などの大作にもトライアンフが登場するのですが、敵キャラが乗るマシンとしての登場なので今回は割愛します。
トライアンフは、よく映画に車両提供をしてくれるので嬉しいですね。
いつか僕の監督作にも提供してもらいたいもんです。
この記事を読んでいるトライアンフ関係者の方にご連絡いただけたら泣いて喜んじゃいます!
トライアンフ スクランブラー(2012年モデル)
なんだかスクランブラータイプのバイクばかりで偏った紹介になってしまいましたが許して下さい!
筆者であるナカモトがスクランブラーが大好きなもんでして。
最後にトライアンフの素晴らしさを伝えるため、現行のスクランブラーに乗ってキャンプに行って動画を撮影してきましたので、お時間ある方がいらっしゃれば観て下さい。
僕のスクランブラー愛が爆発しております! ! ! ほいじゃまた!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ナカモトユウ)
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。賃貸ガレージユーザーの僕は、自宅でバイクのカスタムや整備をすることが多いのですが、ここ最近願望がありまして…。それは…エアコンを設置したい!!! 9月[…]
1分でわかる記事ダイジェスト クラシカルなデザインのフルフェイスヘルメット。Araiのラパイドネオや、SHOEIのグラムスターは結構な価格するし、BELLのブリットは海外製なので頭の形状的に日本人には[…]
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。突然ですが皆さん、「仮面ライダー」は、お好きですか? 僕は幼少期に観た「仮面ライダークウガ」に憧れてバイクに乗り始めました。もしかしたら僕のような仮面[…]
どうも! ヤングマシンさんでバイク用品レビューを書かせていただいております。バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 僕の愛車は、カワサキW800やKZ1000,W3などのレトロなスタイリングのバイク[…]
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 突然ですが皆さん。ヘルメットはどのブランドの製品を使用していますか? SHOEI、Arai、OGK KABUTO、BELL…色んなメーカーがあります[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
免許不要で転ばない。4輪構造がもたらす「圧倒的な安心感」 「ブレイズ イーカーゴ」の最大の魅力は、自転車にはない「転倒の不安からの解放」と、自動車のような「免許の縛りがない」という2点を両立しているこ[…]
三輪車はもう古い?「本物のライダー」を育てる最初の1台 子どもが歩き始めた時、多くの親は最初の乗り物として三輪車や補助輪付きの自転車を買い与える。しかし、バイクを愛するあなたなら、もっと「二輪車らしい[…]
ドゥカティしか実現できない豪華絢爛なゲストライダー陣 WDW(イタリア語ではヴーディーヴーと発音する)は、ドゥカティにとってホームともいえるミサノ・サーキットで行われる。ここは「ミサノ・ワールド・サー[…]
歴代モデルが浜松に集結する「KATANAミーティング」の魅力 「KATANAミーティング」の最大の魅力は、新旧様々な排気量のKATANAが一堂に会する圧倒的な光景にある。昨年開催された「KATANA […]
時代を超えて響く1000cc空冷Vツインの美学「XS-V1 Sakura」 ヤマハが企業理念である「感動創造」をモーターサイクルという形で具現化し、アートの世界観で乗り物の楽しさを表現したコンセプトモ[…]
最新の関連記事(トライアンフ)
普通二輪で乗れる極上スタイル「スピード400&スクランブラー400 X」 「初めての輸入車に挑戦したいけれど、デザインの妥協は絶対にしたくない」。そんなライダーの背中を力強く押してくれるのが、400c[…]
「リアル峰不二子」が魅せる、相棒との優雅な休日 トライアンフのブランドアンバサダーを務めるダレノガレ明美さん。2026年1月の就任以来、彼女のバイク愛は深まるばかりだ。今回、InstagramとXに投[…]
バイクを降りた後も自然に過ごせるカジュアルなアウターが欲しい ツーリング先での街並み散策や、お気に入りのカフェでの休憩時。いかにもバイク用といったデザインのウエアでは、周りの風景から浮いてしまうと悩む[…]
チャリティとバイクの祭典「DGR Tokyo Central 2026」 「DGR(The Distinguished Gentleman’s Ride)」は、男性のメンタルヘルスと前立腺がん研究の支[…]
憧れのボンネビル、乗り心地に妥協していないか トライアンフを象徴するバーチカルツインエンジンの鼓動感と、色褪せないクラシカルなスタイリングを持つボンネビル。週末のツーリングから街乗りまでこなす懐の深さ[…]
人気記事ランキング(全体)
伝説のV3ワークス直系、プライベーターを支えた名車「ホンダ RS500R」の軌跡 1983年に発売されたRS500Rは、ホンダが世界タイトルを獲得したワークスマシン「NS500」の技術を継承して作られ[…]
220馬力へと引き上げられた、驚異のV4エンジン 「厳しい排ガス規制の中で、これ以上のパワーアップは難しいのではないか」。そんなライダーの懸念を、アプリリアの技術陣はいとも簡単に打ち砕いてみせた。 心[…]
熊の出没が急増する季節、ライダーに求められる「万が一」への備え 熊の被害や出没件数は、これからの夏から秋にかけてまさに「本番」のピークを迎える。特に秋は冬眠に向けた過食期に入り、熊の行動が活発化するた[…]
前モデルからの進化:丸形LEDヘッドランプとABSユニットの刷新 「アドベンチャーモデルらしいタフな顔つきは好きだが、灯火類は最新のLEDが欲しい」。そんなライダーの要望を、2026年モデルは鮮やかに[…]
“魅せる”だけじゃない! 走りの相棒を優しく労わる機能美 このアイテム、とにかくシンプル極まりない。スチール製の骨組みで構成された無駄のないデザインで、「ただ置くだけ」でヘルメットを宙に浮かせたように[…]
最新の投稿記事(全体)
2種類の重さの異なるバーエンドとスリーブ部を7色から選べ流。 20年の時を経て「ダイナミックダンパー」が超進化! ツーリングから帰ってきたら手がシビれて疲れる……そんなライダーの悩みを解消すべく200[…]
A-FORCE RRはなぜチタン製Dリングを採用したのか [Q] 今回、A-FORCE RRにはDリングを採用していますが、その理由を教えてもらえますか? 今までウインズではラチェットベルトを採用して[…]
免許不要で転ばない。4輪構造がもたらす「圧倒的な安心感」 「ブレイズ イーカーゴ」の最大の魅力は、自転車にはない「転倒の不安からの解放」と、自動車のような「免許の縛りがない」という2点を両立しているこ[…]
小型ボディに必要な情報を凝縮したデジタルメーター 「電気式スピード&タコメーター CUBE」は、縦横約50mmというコンパクトなスクエアボディを採用した電気式メーターである。 スピードメーターはデジタ[…]
ドラムブレーキの固着がレベチだった件 古いバイクのレストアってまったく同じものはなくて、それぞれ車体ごとの「テーマ」みたいなものがあるようなのですがこちらのヤマハのポッケは、どうやら「固着」がテーマら[…]
- 1
- 2









































