
世界GP黎明期のマン島TT挑戦から“全クラス制覇”を遂げたホンダ。4ストロークの250の集大成となったRC166から、2スト黄金期を築いたNSR500、ロッシやマルケスが駆け抜けた現代MotoGPマシンまで。そんな歴代GPマシンの主要どころを、写真付きで振り返ろう!
●まとめ:ヤングマシン編集部
全クラス制覇から常勝への軌跡
創業者の本田宗一郎が1954年にマン島TTレースに出場宣言。59年に125クラスに初参戦し、6位・7位・8位に入る快挙を成し遂げ、ここから世界GPに本格参戦。なんと1966年には全クラスでメーカータイトルを獲得。完全勝利をもって世界GPから一時撤退するが、1979年に再開。
画期的な4 ストロークのNR500を投入するが成果を得られず、2ストロークにチェンジし、再び表彰台とタイトル争いの主軸へ。2002年からのMotoGPも常勝メーカーだったが、近年は欧州勢の台頭に苦戦。
なお26年シーズンでは第13選アラゴンGP終了時点で、ルカ・マリーニ選手がライダーズランク11位、ホンダHRCカストロールがチームランク7位だ。
空力も含めた“動力性能”に拘る 「先に“トルクデリバリー”ですが、コレはライダーのコントローラビリティがかなり重要になり、23・24シーズンではライダーの不満も大きかったと思います。そこで24シーズン[…]
超多気筒・超高回転で世界を凌駕した「4ストローク創生期」(1950〜60年代)
1959 RC142
ホンダが初の世界選手権“マン島TTレース”に参戦するため開発したワークスマシンで、6位入賞。空冷4ストローク125㏄2気筒DOHC4バルブは18psを発揮。
1959 RC142
1966 RC149
世界初の125㏄5気筒DOHCエンジンは34psを2万500rpmで発揮し、最高速度は210km/h以上。66年のGP125でチャンピオンを獲得し、ホンダは5クラス制覇。
1966 RC149
1966 RC166
6気筒DOHC4バルブエンジンを搭載し、最高出力60ps、最高速度240㎞/h以上。66年、67年シリーズを連覇し、4ストロークの250の集大成となったマシン。
1966 RC166
1966 RC181
ホンダが最高峰のGP500に挑戦した最初のマシン。4ストローク4気筒は当時最強の85psから最高速度260km/h以上。初挑戦の66年にメーカータイトルを奪取。
1966 RC181
独創技術への執着と「2ストローク絶対王者時代」(1970〜90年代)
1982 NS500
4ストロークのNR500で成果を出せなかったホンダが初めて手掛けた2ストローク500マシンはV型3気筒で127.5ps以上。82年は3勝し、83年にタイトル獲得。
1982 NS500
1985 NSR500
パワーを追及してV型4気筒エンジンを搭載して84年デビュー。翌85年は車体構成を見直し、フレディ・スペンサー選手がWGP500/250でダブルタイトルを獲得した。
1985 NSR500
1997 NSR500
進化を重ねるNSR500は94年~99年を連覇。97年は全15戦を全勝する快挙。MotoGP移行前年の2001年もバレンティーノ・ロッシ選手がタイトルを獲得。
1997 NSR500
V型エンジンで挑む「現代MotoGP時代」(2002年〜)
2002 RC211V
MotoGP元年に4ストローク990㏄ V型5気筒エンジンでデビューし、見事にチャンピオンに輝いた。
2002 RC211V 06年にタイトルを獲得した#69ニッキー・ヘイデン車。
2007 RC212V
レギュレーション変更で排気量を800㏄に縮小し、V型4気筒にチェンジするも07~10年まで苦戦するが、11年にケーシー・ストーナーが奮闘してタイトル獲得。
2007 RC212V
2026 RC213V
2012年にレギュレーション変更で1000㏄となったRC213Vは、マルク・マルケスによって13年~19年まで連覇。
2026 RC213V 26年シーズンの#10ルカ・マリーニ車。
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