
2026年8月は、スズキの独創的な遊び心と実利的な技術進化が国内外で大きな話題を呼んだ1ヶ月となった。インドとの深い歴史を背景にした異色のプログラミングコンテストが始動したほか、国内市場向けには最高峰スクーター「バーグマン400 ABS」が環境性能を向上させて登場。さらに海外では「GSX-8T」や新型クロスオーバー「SV-7GX」といった最新電脳マシンの動向、さらには名作コミックから聖秀吉のカタナの精密モデル化など、ファン垂涎のトピックが目白押しだ。
●文:ヤングマシン編集部
スズキが放つ異色のゲームコンテストが始動
スズキは、ビジュアルプログラミングアプリ「スプリンギン」を展開するしくみデザインとタッグを組み、「第3回SUZUKI×Springin’コンテスト」の開催を発表し、8月3日より応募受付を開始した。第1回の「軽トラ」、第2回の「うんこ×くるま」に続く今回のテーマは、まさかの「カレーのなかみ」。
スズキは1980年代から社内でインド出身従業員向けの本格的な食事を提供するなど、インドとの歴史が非常に深い。コンテストでは具材の美味しさだけでなく、食に込められた想いや文化、モビリティとの関わりなどをゲームとして募集する。募集期間は11月15日までで、年齢制限はなく誰でも参加可能だ。
環境性能を磨いた「バーグマン400 ABS」が登場
スズキは、400ccクラスの最高峰ビッグスクーター「バーグマン400 ABS」をマイナーチェンジし、8月18日に発売した。今回の最大の特徴は、バイオエタノールを10%混合した環境対応燃料「E10ガソリン」にいち早く適合したことだ。これにより、抜群の環境性能を獲得した。
一方で、最高出力29馬力を発揮する399ccDOHCエンジンや、エレガントな外観、ゴールドの美しいホイールなどはそのまま継承されている。世界的な物価高騰が続くなかにありながら、価格は2025年モデルから1円も上げずに98万1000円に完全に据え置かれた。次元の違うゆとりのある走りと高い経済性を高次元で維持し、ユーザーに確かな価値を提供している。
激動の物価高を乗り切る「価格据え置き」の価値 世界的なインフレによってあらゆるパーツや原材料が高騰するなか、スズキは2026年8月発売の新型でも、2025年7月18日発売の前年モデルの価格である98万[…]
往年の名車を想起する新色「GSX-8T」などを発表
スズキはオランダで、新世代ネオクラシックスポーツ「GSX-8T」およびハーフカウル仕様「GSX-8TT」の2027年モデルを先行発表した。270度クランク並列2気筒エンジンによる豊かな鼓動感と、レッド・ドット・デザイン賞を受賞した独創的デザインはそのままに、魅力的な新色が追加された。
GSX-8Tにはハヤブサにも採用された鮮烈な「グラスブレイズオレンジ」、GSX-8TTには往年の名機「GSX750E」(通称・赤ベコ)を想起させる「キャンディダーリングレッド」が加わった。オランダ現地での価格は2026年モデルから据え置きとされている。日本国内への導入時期や価格は未定だが、スズキファンにとって熱い注目モデルだ。
世界で注目を集めるスズキのネオクラシック「GSX-8T/8TT」 スズキの「GSX-8T」と、ハーフカウルを装備した上級仕様「GSX-8TT」は、クラシカルな意匠に最新鋭のメカニズムを凝縮した新世代の[…]
期待の新クロスオーバー「SV-7GX」に熱視線
スズキが欧州で先行発表し、国内でも参考出品車として絶大な注目を集めた新型ミドルクロスオーバー「SV-7GX」への関心が熱い。熟成を極めた名機645ccの90度Vツインエンジンをベースに、新たに電子制御スロットル(ライドバイワイヤ)をドッキング。
出力特性を選べるモード設定や双方向クイックシフターを統合制御する「S.I.R.S.」を初搭載した。スマホナビ連携機能を持つ4.2インチTFT液晶メーターやUSBポートも備え、ツアラーとしての利便性を飛躍的に高めている。欧州価格から相対評価すると、日本導入時には100万円切りという驚異的なプライスが実現する可能性もあり、国内での正式発表が熱望されている。
新型「SV-7GX」が放つ驚異の新クロスオーバー設計 2026年3月に開催された東京モーターサイクルショーのスズキブース。そこで一際熱い視線を集め、車両にまたがるための「最後尾」プラカードが掲げられる[…]
秀吉の「GSX750Sカタナ」が1/24で精密に復活
1980年代のバイクブームを牽引した名作漫画『バリバリ伝説』の第一部で、巨摩郡の宿命のライバルとして輝いた聖秀吉。その愛車「SUZUKI GSX750S KATANA」が、ホビージャパンから1/24ダイキャスト完成品モデルとして復活し、現在予約受付を実施中だ。
国内規制ハンドルを嫌って海外輸出仕様のセパハンにしたコクピットや、角型ミラー、あるいは無骨な「フロントフェンダー外し」といった劇中のこだわりカスタムを全長約9cmの極小サイズに狂気的な密度で再現した。価格は4290円と手頃で、クリアケースと専用台座も付属。発売は2027年1月以降を予定しており、かつて作中で煙となって消えた思い出の名車を手に取る好機だ。
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