
強い日差しやヘルメット内にこもる熱気は、夏のツーリングにおけるライダーの体力を大きく削いでいく。そんな過酷な環境下で真価を発揮するオージーケーカブトのフルフェイスヘルメット「KAMUI-5(カムイ・5)」に、新たなグラフィックモデル「LUNOA(ルノア)」が追加された。赤外線カットシールドや大型インナーサンシェードといった快適装備はそのままに、オーロラのような色彩で存在感を放つKabuto最新モデルの実力を詳しく解説しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:オージーケーカブト
幻想的なオーロラカラーが目を引くニューグラフィック
今回追加された「LUNOA」最大の魅力は、その奥深いカラーリングにある。オーロラのように移ろう色彩を用いて、静寂の中に広がる光のゆらぎを繊細に表現。単なる派手さとは一線を画す、幻想的で存在感のあるグラフィックに仕上がっている。カラーバリエーションは、爽やかな「パールホワイトミント」と、引き締まった印象の「フラットブラックネオン」の2色を用意。愛車のカラーやウェアのテイストに合わせて、好みのスタイルを選択できる。
ヘルメット内の温度上昇を抑える赤外線カットシールド
ここからはKAMUI-5の特長についておさらいしておこう。夏のライディングを劇的に快適にするのが、標準装備された「CF-2 UICシールド」だ。従来の紫外線(UV)を99%カットする機能に加え、赤外線(IR)を74%カットする特殊な素材を採用。これにより、日射熱によるヘルメット内部の温度上昇を効果的に抑制し、顔周りへの熱伝導を大きく低減する。真夏の渋滞路や長時間の直射日光下でも、ライダーの集中力低下を防ぐ強力な武器となるといえよう。
強い日差しに即座に対応できる大型インナーサンシェード
ツーリング中は、トンネルの出入りや西日など、光の状況が刻一刻と変化する。そこで役立つのが、広いエリアをカバーする専用設計の内蔵大型インナーサンシェードだ。照り返しや直射日光など眩しいシーンにおいて、瞬時に視界を確保できる。わざわざサングラスをかけ直したり、スモークシールドに交換したりする手間を省き、安全かつ快適な走行をサポートしてくれる。
走行風を味方につける空力デバイスと優れた通気性能
高速道路での長時間走行において、風圧による首への負担は疲労に直結する。この問題を解決してくれるのが、Kabuto独自の特許システム「ウェイクスタビライザー」だ。
走行中の気流をコントロールすることで、ヘルメットへの負荷を大きく軽減している。さらに、配置や形状を最適化したベンチレーションシステムが優れた通気性を発揮。チンベンチレーションは上下2段階で調整可能となっており、シールドの曇り除去と口元への送風を的確にコントロールする。
インカム装着を考慮した設計と、心地よいフィット感の内装
仲間とのツーリングに欠かせないインカムの装着性も考慮されている。スピーカーホールを従来モデルより拡大することで、各社のインカム機器をスムーズに収められるよう工夫が施された。
また、首元までソフトに包み込む新設計の内装は、快適なフィット感とストレスのない着脱を実現。肌触りの良い「COOLMAX」生地や、細菌の増殖を抑制する「DEOFACTOR」の制菌加工が一部に採用されており、汗をかきやすい季節でもヘルメット内を清潔に保つことができる。
眼鏡スリットや高い密閉性など、実用性を高める基本装備
細部の使い勝手も見逃せない。チークパッドは眼鏡やサングラスをスムーズにかけられる専用形状を採用。シールドベースには2軸の新型ラチェット機構を取り入れ、スムーズな開閉作動と全閉時の高い密閉性能を両立した。
あごひもの固定には、微調整が可能で確実な操作ができる独自のマイクロラチェットバックルを装備。2シェル5サイズ展開により、コンパクトな外観と細やかなフィッティングを提供する、まさに次世代のスタンダードと呼ぶにふさわしい仕上がりだ。
kabuto「KAMUI-5 LUNOA」SPECS & COLORS
●サイズ:XS(54-55cm)/S(55-56cm)/M(57-58cm)/L(59-60cm)/XL(61-62cm) ●規格:JIS ●帽体:2シェル展開 ●付属品:ウィンドシャッター No.9 ●価格:51,700円(税込) ●発売:2026年7月上旬頃 (※Pinlock 120 XLT anti-fog lensは別売り)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(Kabuto)
ジョアン・ミル選手の最新シグネチャーモデルが数量限定で発売! 『F-17 Mips JOAN MIR-2』は、2025年10月に発売されたジョアン・ミル選手(Honda HRC Castrol)のシグ[…]
綾織カーボンシェルで軽さと剛性、ルックスを大幅にアップ! 『GEOSYS-R』は、帽体素材をカーボンとしたことで、ジオシスシリーズのコンセプトである、オンロードでの長距離走行における快適性と、オフロー[…]
トライバル模様にサソリをあしらったニューグラフィック登場 『SHUMA SKALION(シューマ スカリオン)』は、サソリ(スコーピオン)をモチーフとしてトライバル模様(先住民の伝統にルーツを持つ模様[…]
ライダーを守る阿吽の守護神をコミック風に表現 『AEROBLADE-6 RIKZAR』は、和の守護者をモチーフとした力強いグラフィックが特徴だ。寺社の山門と同じように、口を大きく開いた「阿形(あぎょう[…]
力強いトライバル模様をモノトーンで表現 『KAMUI-5 NOTRA』は、鳥の羽や葉脈を思わせる幾何学的なトライバル模様を特徴としたグラフィックモデルだ。トライバル模様とは、部族・民族を象徴する模様の[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
スポーティな走りを予感させる空力フォルムとリアスポイラー 一目見て惹きつけられるのが、引き締まったスポーティなサイドシルエットだ。デザイン性だけでなく空力性能もしっかり考慮されており、後頭部には大型の[…]
ミリタリー調グラフィックをまとったハイエンドストリートフルフェイス 『X-SNC PILOT』は、戦闘機パイロットのヘルメットから受けたインスピレーションを具現化したグラフィックが特徴だ。帽体の右側頭[…]
目玉ヘルメットの原点、“忠さん”レプリカがアライのフラッグシップで復刻 ヘルメットの目玉マークといえば、かつては元GPライダーの原田哲也氏や中野真矢氏、そして全日本ロードレース選手権王者13回、鈴鹿8[…]
ジョアン・ミル選手の最新シグネチャーモデルが数量限定で発売! 『F-17 Mips JOAN MIR-2』は、2025年10月に発売されたジョアン・ミル選手(Honda HRC Castrol)のシグ[…]
オフ車にはオフロードスタイルが似合う ヤマハWR125R に合わせるためにツアークロスV をオフロードスタイルにチェンジした。 ツアークロスVはバイザーやシールドを付け外しすることでオン/ オフのあら[…]
人気記事ランキング(全体)
サビて固着したネジやナメて外せなくなったネジを簡単に外せる デイトナから発売されている「バイク用ショックドライバーセット(品番:95392)」は、錆びついて固着したボルトや、ネジ緩み止め剤が塗布された[…]
ワークマン最大のカジュアルショップがイオンモール川口に誕生!! Workman Colors(ワークマンカラーズ)はワークマンが展開する多数のウエアやグッズのなかで、従来のメイン商材だった作業着(ワー[…]
ダカールラリー直系の設計思想!ファクトリービルドで誕生した本格ラリーマシン 世界で最も過酷なラリーレイドであるダカールラリーにおいて、数々の金字塔を打ち立ててきたKTM。これまで多くのプライベーターや[…]
R1のDNAとYCC-Tを凝縮。クラス最軽量149kgを掲げたYZF-R2の全貌 インドで世界初公開されたヤマハの新型YZF-R2は、急成長を続ける200ccプレミアムスーパースポーツセグメントに向け[…]
免許不要の四輪特定小型原付サンエンペラー「エルバード」の安定性と利便性 2023年7月の道路交通法改正によって誕生した「特定小型原動機付自転車」は、16歳以上であれば運転免許不要で公道を走行できる新た[…]
最新の投稿記事(全体)
北海道をともに走ったBMW F 450 GS 今回お借りしたのは、「GS Trophy」グレード。クラッチレバーの操作を必要としないERC(Easy Ride Clutch)が標準装備されていることも[…]
欧州での人気を背景により本格的なオフロードモデルに進化 2025年にフルモデルチェンジを行ったキャバレロラリー500最大のトピックは、従来モデルから大幅な見直しが図られた車体構成にある。これまでのラリ[…]
本棚の奥にガレージ出現!?「遊べる本屋」の真骨頂 雑多に積み上げられた書籍、POPの毒のある言葉、そしてサブカルチャーの濃密な空気感。「遊べる本屋」の代名詞を持つヴィレッジヴァンガードは、行くたびに新[…]
従来の2気筒から新設計3気筒へ!劇的進化を遂げた新型「Ryker」 BRPジャパンが国内に展開するカンナムシリーズの中で、よりカジュアルに3輪アドベンチャーを楽しめるモデルとして支持されてきた「Ryk[…]
ザガートの名がつくだけで売れ行きがまったく違う とにかく、アストンマーチンが100周年にかけた情熱はすさまじいもので、DBS GTザガートとDB4 GT ザガートのセット販売をはじめ、ハイパーカーと呼[…]
- 1
- 2







































