
去る7月5日、富士スピードウェイにて夏のカスタムカルチャーの祭典「IKURA’s AMEFES 2026」が開催され、いつもどおり全国からアメ車やハーレーダビッドソン、カワサキZが大集結。数百台のバイクによるパレードをはじめ、ガレージセール、ライブステージに加え、ヴィンテージマシンによるサーキット走行など会場は悪天候をぶっ飛ばす熱狂に包まれました。
●文/写真:石橋 寛(ヤングマシン編集部)
悪天候を吹き飛ばすステージの盛り上がり
メインステージではIKURAさんを筆頭に数々のライブや、会場に並べられたカスタムマシンの紹介やアワードなどで盛り上がり、グランドスタンド裏はガレージセールや有名ショップのデモンストレーションがそこかしこに。悪天候にもかかわらず、訪れた観客がみな楽しげな表情を浮かべていたのが印象的でした。
また、今回のアメフェスでは富士スピードウェイの本コースを用いたドラッグレースの代わりに、ビンテージレーサーによるデモ走行が行われたのも大きなトピック。とりわけ、4輪レーサーのバリエーションは博物館クラスであり、レーシングロータリーの咆哮やプロダクションレーサーの走りには誰もが胸を熱くしていたに違いありません。
IKURAさんが主催するアメフェスは、ご存じの通り富士スピードウェイの熱気を最高潮に盛り上げるイベント。
ビンテージバイクが雨の中を激走
そして、ヤングマシンとして注目したのはビンテージバイクの走行枠。筑波や富士で開催されているAVCC(American Vintage Competition Clubman Roadrace)とLOC(Legend of Classic)のレギュレーションに沿ったマシンが集結し、ヘビーウェットながらもコースを激走。7/26に開催される第2戦のトラックデイ的な意味もあってか、参加者はファイティングスピリット全開でした。
そうしたビンテージレーサーがひしめく中でひときわ熱い視線を集めていたのが、51ガレージ(岩城滉一氏が主宰するレーシングチーム)が持ち込んだ2台のMV アグスタ。細かなデータは明らかにされなかったものの、いずれも1972年(もしくは1973?)の750SSで500台ほどしか製造されなかったレアモデル。
岩城滉一さんの51ガレージは、伝説的なレーサー、MVアグスタ750SSを2台同時の持ち込むという大振る舞い。
MVアグスタの伝説的レーサーが登場
743.2cc、4気筒DOHCユニットはデロルトのSS1キャブ(29mm)を用いて、ファクトリーマシンは85ps/9000rpmを発揮。最高速は200km/hオーバーを記録したとされています。チェリアーニのフロントフォークや、ボラーニ製リムはもちろん、当時レース部門の責任者だったアルトゥーロ・マーニによるフレームワークなど、マニアでなくともため息の出るような1台です。
このほか、カワサキの750SS マッハIVをベースにしたレーサー、H2が猛々しいエキゾーストを奏でたり、ビンテージ・ハーレーやインディアンが雨の中を疾走するなど、旧車ファンにはたまらないシーンが続出。ちなみに、前述の通りこれらほとんどのマシンは7/26@富士スピードウェイでレースに出場する予定ですので、ぜひお見逃しなく。ともあれ、毎年のアメフェスに新たな楽しみが加わり、来年の開催も待ちきれなくなったのではないでしょうか。
51ガレージのエースライダー、大浦聡さんがデモ走行する予定だったものの、悪天候により残念ながらキャンセル。
OVER RACINGが持ち込んだカワサキH2レーサー。750SS マッハIVをベースに、アメリカで闘ったマシンそのもの。
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