
スーパースポーツのDNAを宿した、オートマチック・スポーツが誕生した。ヤマハから2026年8月31日に発売される軽二輪スクーター新型「アエロックス ABS」だ。「スーパースポーツモデルに最も近いスクーター」をコンセプトに開発されたこのマシンは、電子制御CVTを搭載し、スクーターでありながらマニュアル車のような操る楽しさを実現しているという。YZF-Rシリーズのエッセンスを色濃く反映したアグレッシブなスタイリングと、最新テクノロジーが融合した革新的な1台だ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ヤマハ
スロットル操作でシフトダウン!? 電子制御CVT「YECVT」の衝撃
「スクーターはアクセルをひねるだけで楽だが、スポーツ走行ではどうしても物足りない」。そんなライダーの不満を過去のものにするのが、アエロックス最大の武器である電子制御CVT「YECVT」だ。
ライダーの操作に合わせて減速比を電子制御するこのシステムは、市街地向けの「Tモード」と、鋭い加速を誇る「Sモード」をスイッチひとつで切り替え可能。さらに驚くべきは、ボタン操作やスロットルの急開により最大3段階の「シフトダウン」ができる点だ。
コーナー進入時のエンジンブレーキや、立ち上がりでの鋭い加速など、まるでマニュアルミッション車を操っているかのようなダイレクトな走行フィールを味わえるというわけ。VVA(可変バルブ)を搭載した最高出力15PSの155ccエンジンと相まって、エキサイティングなスクーターライフを提供してくれることだろう。
YZF-Rの血統を主張する、ウイングレット風のフロントマスク
スタイリングも只者ではない。「究極のスーパースポーツスクーター」というデザインコンセプト通り、そのルックスはYZF-Rシリーズのピュアなスポーツ性を全身で表現している。コンパクトなLEDプロジェクターヘッドランプの下部にはカーボン調のウイングレット風造形が施され、レーシーな雰囲気を否応なしに高めている。
あえてセンタートンネルを高い位置に配したアジャイルなシルエットや、やや高めのハンドル位置により、スポーツバイクのように積極的に車体をコントロールする乗車姿勢が自然と決まるという。前後14インチのホイールと、リアに装備されたサブタンク付きサスペンションが、アグレッシブな走りを足元から強力に支えてくれるに違いない。
ナビも表示可能。スポーツ性と実用性を両立した充実装備
ゴリゴリのスポーツテイストでありながら、日常の使い勝手も一級品だ。
コックピットには立体的なレイアウトの4.2インチTFTフルカラーディスプレイを採用。スマートフォンと連携し、着信通知だけでなくターンバイターンのナビゲーション表示まで可能となっている。YZF-Rの世界観を模した「トラックモード」ではラップタイムの計測もできる本格派だ。
さらに、スマートキーシステムやシートを開けずにアクセスできる給油口、約24.5Lのシート下トランク、USB Type-C充電ソケットなど、最新スクーターに求められる利便装備を網羅している。メーカー希望小売価格は48万1800円。スクーターの利便性とスーパースポーツの熱狂を見事に融合させたアエロックス ABSは、日本のストリートに新たな旋風を巻き起こしそうだ。
YAMAHA AEROX ABS (2026model) COLORS
YAMAHA AEROX ABS (2026model) SPECS
| 認定型式/原動機打刻型式 | 8BK-SG97J/G3V9E |
| 全長/全幅/全高 | 1980mm/765mm/1170mm |
| シート高 | 790mm |
| 車両重量 | 132kg |
| 原動機種類 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 155cc |
| 最高出力 | 11.0kW(15PS)/8000r/min |
| 最大トルク | 14N・m(1.4kgf・m)/6500r/min |
| 燃料タンク容量 | 5.5L |
| 変速装置/変速方式 | Vベルト式無段変速/オートマチック(YECVT) |
| サスペンション(前/後) | テレスコピック/ユニットスイング |
| ブレーキ(前/後) | 油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク |
| タイヤサイズ(前/後) | 110/80-14 / 140/70-14 |
| 燃料消費率(WMTCモード値) | 41.1km/L |
| メーカー希望小売価格 | 48万1800円(税込) |
| 発売日 | 2026年8月31日 |
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