
イタリアを代表するアイコニックなスクーターブランドであるベスパが、フラッグシップ「GTS150/300」と、クラシックモダンの極み「GTV 300」の2026年モデルを発表した。2026年8月22日から全国の正規販売店で発売される新型は、伝統のスチールモノコックや先進の環境エンジンはそのままに、各マシンの個性的なキャラクターを一段と際立たせる新グラフィックと艶やかな新色を導入。走る歓びを何倍にも膨らませる、新たな主役たちを紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ベスパ
- 1 伝統のスチールモノコックが紡ぐ、ベスパだけの極上ライドフィール
- 2 艶やかなクロームが映えるエレガントの極み「GTS 150」
- 3 アグレッシブな戦闘力をむき出しにする「GTS 300 SuperSport」
- 4 伝説のローヘッドランプが誘う純粋クラシック「GTV 300」
- 5 VESPA GTS 150 [2026 model]NEW COLORS
- 6 VESPA GTS 300 SuperSport [2026 model]COLORS
- 7 VESPA GTV 300 [2026 model]COLORS
- 8 VESPA GTS 150 [2026 model]SPECS
- 9 VESPA GTS 300 SuperSport [2026 model]SPECS
伝統のスチールモノコックが紡ぐ、ベスパだけの極上ライドフィール
プラスチック製カバーを纏った一般的なスクーターとは一線を画し、スチール製のモノコックボディそのものがフレームの役割を果たすのがベスパの伝統だ。この金属の肉体が生み出す高い車体剛性は、路面をしっかりと捉える安定感と、コーナリング時のカチッとした安心感をライダーに提供してくれる。
足回りには、これまた伝統の片持ちリンクアーム油圧式フロントサスペンションを装備する。航空機のランディングギア(着陸装置)から発展したこの独創的なサスペンションは、ブレーキング時のノーズダイブ(前沈み)を巧みに抑制し、路面の細かな段差を滑らかにいなして吸い付くようなハンドリングを提供してくれる。
さらにスマートキーシステムやフルLEDライト、前後ディスクブレーキに連動するABSなど、現代の乗り物として隙のない先進装備が快適なシティランを強力に支えてくれる装備が満載だ。
艶やかなクロームが映えるエレガントの極み「GTS 150」
そんなベスパの中でも、日常の足として最も扱いやすい155cc i-get水冷エンジンを搭載するのが「GTS 150」だ。信号待ちからのゼロ発進でも滑らかに変速するCVTとアイドリングストップ機能により、ストレスのない軽快な走りを披露する。
このGTS 150の2026年モデルには、日本のライダーからも絶大な支持を得る人気色「イノチェンテホワイト」と、情熱的な「パッショーネレッド」の2色が追加。既存のシックな「アボルジェンテベージュ」「アマービレグリーン」と合わせた全4色展開となった。
ボディ各部に奢られたクロームメッキパーツが、この新色のボディに極上の華やかさを添えている。象徴的な「ネクタイ」と呼ばれるステアリングコラムカバーの装飾、ヘッドライトフレーム、フロントサスペンションのスプリング、そしてサイレンサーカバーに施されたまばゆいクロームのコントラストは、ベスパらしい高貴な美しさを見事に引き立てているのだ。
アグレッシブな戦闘力をむき出しにする「GTS 300 SuperSport」
2026年モデルには、妖艶な光沢を抑えたマット塗装の新色「トラボルジェンテグレー」を投入。既存の「イノチェンテホワイト」および「エクレッティコブルー」のボディには、高性能スポーツモデルであることを予感させる新たな専用グラフィックが追加されている。
GTS 150がクロームメッキで上品さを魅せるのに対し、SuperSportは細部を徹底的にブラック仕上げにすることで、引き締まった筋肉質なアスリート的ボディを表現している。グラファイトカラーのホイール、ブラックアウトされたコラムカバー、そしてスリットに仕込まれた蛍光オレンジのアクセントなど、徹底的に走りの闘志を掻き立てる演出が光る。
2種類の表皮を贅沢に使い分けたブラックシートには、黒地に強烈に映えるオレンジのダブルステッチを走らせるなど、五感に訴えるスポーツ美学が見事だ。
伝説のローヘッドランプが誘う純粋クラシック「GTV 300」
2006年の誕生以来、1940年代のベスパ創成期のディテールを最も色濃く継承するのが「GTV 300」。フロントフェンダー上に直接マウントされたローヘッドランプ「ファロバッソ」と、むき出しの金属製パイプハンドルバーは、クラシックファンならずとも思わず目を奪われる妖艶なノスタルジーを放っている。
2026年モデルには、深みのある「リベッレグリーン」と、上品な「アボルジェンテベージュ」の新色2色を追加。リア周りを往年のレーシングベスパのように演出する、ボディ同色の脱着式リアシートフェアリングがこの新色をさらに美しく際立たせている。
このシングルシート風のフェアリングはオプション設定であり、簡単に取り外せるため、二人乗りでの実用性を一切損なうことなく、週末はレーシーなソロツアラーとして旅に出る楽しさを満載しているのだ。
伝統に裏打ちされた唯一無二のスチールフレームに、心躍る鮮烈な新色を追加した2026年型ベスパ。8月22日の発売日に向け、あなただけの個性を語る特別な1台を、ぜひ正規販売店の店頭で確かめてほしい。
VESPA GTS 150 [2026 model]NEW COLORS
VESPA GTS 300 SuperSport [2026 model]COLORS
VESPA GTV 300 [2026 model]COLORS
VESPA GTS 150 [2026 model]SPECS
| エンジン | i-get 4ストローク水冷単気筒 SOHC 4バルブ Start & Stopシステム搭載 |
| 総排気量 | 155cc |
| 最高出力 | 15.6HP(11.5kW)/8250rpm |
| 最大トルク | 15Nm/6500rpm |
| トランスミッション | 無段階オートマチック(CVT) |
| クラッチ | 自動遠心乾式クラッチ |
| フレーム | スチールモノコック |
| フロントサスペンション | 片持ちリンクアーム油圧式サスペンション |
| リアサスペンション | 4段階スプリングプリロード調整機構付きツインショックアブソーバー |
| ブレーキ(前後) | 油圧式220mmステンレススチール製ディスク ABS |
| タイヤサイズ | 前=120/70-12 / 後=130/70-12 |
| 全長×全幅 | 1980mm×795mm |
| 軸間距離 | 1385mm |
| シート高 | 790mm |
| 車両重量 | 150kg(計測条件記載なし) |
| 燃料タンク容量 | 6.5L |
| 製造国 | ベトナム |
VESPA GTS 300 SuperSport [2026 model]SPECS
| エンジン | HPE 4ストローク水冷単気筒 SOHC 4バルブ |
| 総排気量 | 278cc |
| 最高出力 | 23.8HP(17.5kW)/8250rpm |
| 最大トルク | 26Nm/5250rpm |
| トランスミッション | 無段階オートマチック(CVT) |
| クラッチ | 自動遠心乾式クラッチ |
| フレーム | スチールモノコック |
| フロントサスペンション | 片持ちリンクアーム油圧式サスペンション |
| リアサスペンション | 4段階スプリングプリロード調整機構付きツインショックアブソーバー |
| ブレーキ(前後) | 油圧式220mmステンレススチール製ディスク ABS |
| タイヤサイズ | 前=120/70-12 / 後=130/70-12 |
| 全長×全幅 | 1980mm×795mm |
| 軸間距離 | 1385mm |
| シート高 | 790mm |
| 車両重量 | 163kg(計測条件記載なし) |
| 燃料タンク容量 | 8.5L |
| 製造国 | ベトナム |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ベスパ)
ベスパ生誕80周年記念の第3弾!限定30台の「プリマベーラ 80th」が登場 1946年4月23日の特許出願から80年を迎えたベスパの歴史を祝うスペシャルエディションの第3弾、「ベスパ プリマベーラ […]
伝統と革新のベースモデル「プリマベーラ125」の揺るぎない魅力 「クラシカルなルックスのスクーターに乗りたいが、現代の交通事情に合わせた性能や安全性は妥協したくない」。そんなワガママなライダーの欲求を[…]
海の至宝「アメリゴ・ベスプッチ」とベスパの共鳴 1931年に進水し「世界で最も美しい船」と称えられるイタリア海軍の練習帆船、アメリゴ・ベスプッチ。一方のベスパは、そこから15年後の1946年に誕生し、[…]
排気量アップの恩恵。余裕のパワーと驚きの低燃費を両立 「お洒落なスクーターに乗りたいけれど、幹線道路の合流や上り坂ではパワー不足が不安だ」。そんな悩みを抱えるライダーにとって、ベスパのアップデートはこ[…]
いつもの退屈な道を、心躍る特別なステージに変える魔法 毎日の通勤や買い物。決まった道をただ往復するだけの時間。実用性だけを求めて選んだスクーターでは、移動はただの「作業」になってしまいがちだ。 そんな[…]
最新の関連記事(新型スクーター)
ベスパ生誕80周年記念の第3弾!限定30台の「プリマベーラ 80th」が登場 1946年4月23日の特許出願から80年を迎えたベスパの歴史を祝うスペシャルエディションの第3弾、「ベスパ プリマベーラ […]
欧州の砂漠8000kmを走破した本物。ADX 250が体現する「リアルクロスオーバー」の骨格 SYM ADX 250は、車検のない日本の軽二輪クラス(126〜250cc)の税制・登録メリットに適合させ[…]
30馬力オーバーの強心臓が切り拓く高速クルージング ハオジュエ(豪爵)の最新鋭ビッグスクーター「TVL350」最大のウリとなるのが、完全新設計の339cc水冷4ストローク4バルブ単気筒エンジンだ。最高[…]
日立のトラコンとボッシュのABSを標準装備!原二クラスの枠を破壊した「ADX125 Plus」 中国で発表された新型スクーター「ADX125 Plus」(現地名:ADX Plus)のスペックシートを眺[…]
約半年遅れて発売の全国版はバッテリー&充電器付き! 本田技研工業(以下ホンダ)とヤマハ発動機(以下ヤマハ)は2024年8月、原付一種に相当するホンダの電動二輪車をベースとした日本市場向けモデルを、ヤマ[…]
人気記事ランキング(全体)
アドテックとKGモーターズが業務提携! 超小型EV「ミボット」量産とSDV進化を加速 次世代モビリティスタートアップのKGモーターズは2026年10月8日、株式会社アドテックとの間でミニカー規格の1人[…]
新色「グラススパークルブラック×メタリックオーオートグレー」が魅せる 2026年型ジクサー250シリーズのラインナップ構成は、マッスルなネイキッドスタイル「ジクサー250」と、エアロダイナミクスを追求[…]
スズキ「ジクサー / ジクサーSF」155ccシリーズが新グラフィックに更新 スズキのインド現地法人は155cc単気筒エンジンを搭載するロードスポーツ「ジクサー」ならびにフルカウルの「ジクサーSF」に[…]
Rebel 250(レブル250)のエンジンが予想以上…… 今や250ccクラスのバイクにおいてナンバーワンの人気車と言っても過言ではないRebel 250。ノーマルの時点から既にカスタムされているよ[…]
ウルトラカーボンシェルで叩き出す「圧倒的軽さと堅牢性」 カーボンファイバーを高比率で奢った専用「ウルトラカーボンシェル」を採用。手に取った瞬間に分かる軽量化を果たしながら、欧州の厳しい最新規格ECE […]
最新の投稿記事(全体)
軽さが生む、旅先での扱いやすさ F 450 GSに乗って、まず好印象だったのが車体の扱いやすさです。GSらしいデザインを受け継ぎながら、全体がコンパクトにまとまっています。 F 450 GSの車重は1[…]
CB1300SF SPをオマージュ! 102万円で登場した「CB500SF クラシックカラーエディション」 ホンダは中国の重慶市で開催された「2026中国摩博会(CIMAMotor)」において、CB5[…]
スペックで勝負する時代の終焉 “スペックの高さこそがスポーツバイクの存在意義”と、多くのライダーが疑わなかったレーサーレプリカブーム。その全盛期ともいえる1989年に、カワサキが発表した「ゼファー」は[…]
普通免許で楽しめる!前2輪リバーストライクが生む圧倒的な安定性と走りの歓び Can-Amの3輪モビリティ(Spyder / Ryker)はバイクともクルマとも違う、自由と走りの歓びを届けるオープンエア[…]
神奈川・三浦半島の観光コンテンツに採用! ブレイズの四輪電動ミニカー「ネクストクルーザーEV」 ブレイズの四輪電動モビリティ「ネクストクルーザーEV」が、神奈川県三浦市で展開されるガイド付き観光ツアー[…]
- 1
- 2


















































