
ナビ代わりのスマートフォンに代わって、人気上昇中のスマートモニター。Apple CarPlayまたはAndroid Autoでスマホと接続すれば、スマホ本体はジャケットのポケットやツーリングバッグに入れておけるため、スマホの破損やトラブルも防げるのが大きな魅力。スマートモニターの装着には常時電源とアクセサリー電源が必要で、トラブルを防止するためにも必ずギボシ端子を使おう。
●BRAND POST提供:ヒーロー電機
スマートさでエレクトロタップを圧倒するのがギボシ端子による接続
スマートフォンより大きな画面で情報が読み取りやすく、ドライブレコーダー一体式の製品もあり、価格的にもスマホよりリーズナブルなものも多いことから、シェアを拡大中なのがスマートモニター。
使用する都度マウントに取り付けるスマホと違って、スマートモニターの電源は恒久的に配線するものが多く、その配線はバッテリープラス直結、イグニッションキー連動のアクセサリー、アースの3本というのが一般的だ。キーONで通電するアクセサリー電源にはメーター照明やウインカーリレー、前後ブレーキやホーンなどいくつもの回路があり、サーキットテスターが12Vを指す配線を見つけることは難しくない。
追加するアクセサリーの種類によっては、車体側のヒューズ容量不足が懸念される場合もあるが、スマートモニターの消費電流は多くても1・5A(約18W)程度が目安とされているので、既存の回路に追加してトラブルにつながることは少ない。
USB電源やスマートモニターなど、アフターマーケットの電源取り出し部品として付属することが多いのがエレクトロタップだ。プライヤー1本で施工できる手軽さは魅力だが、薄いU字刃が配線の被覆を切り裂きながら芯線に触れる構造から、接触抵抗が高くなりやすく振動に弱い点に注意が必要。
これに対して、作業の手間は掛かるものの配線部分の安全性と安心感、接続部分のスマートさでエレクトロタップを圧倒するのがギボシ端子による接続だ。
中でも1960年代からアフターマーケットで製品性能を磨き上げ、プロからの信頼も厚い自動車補修電装部品メーカーであるヒーロー電機のギボシ端子は、かん合部分の抜けづらさと密着性の高さ、被覆を確実にカシメるためインスレーションバレルに施されたプリフォーム加工。さらに腐食や酸化を防ぐため成形後に行うメッキ処理など、純国産かつ自社生産なではのこだわりで高品質を実現。
今回は最新モデルのホンダCB1000Fへのスマートモニター装着にあたり、テールカウル部分の純正USBソケット配線をギボシ端子仕様に変更して電源を確保。スマートモニターの配線を考慮してアクセサリー電源とアース線を接続し、常時電源はバッテリー端子に直結した。
ギボシ端子には圧着工具が必須だが、裏を返せば圧着工具を用意すればエレクトロタップに頼らず信頼性の高い配線ができるということ。DIYで電気工作を行う上で、ギボシ端子と圧着工具のセットは必須アイテムと言って良いだろう。
ギボシ端子はDIY工作の定番アイテム
「ギボシ端子や絶縁スリーブなどどれも同じ」というのは大間違いだ。素材や形状、表面処理に至るまで専門メーカーならではの技術とノウハウが詰め込まれている。
ギボシ端子の性能を引き出すため、かしめ作業を丁寧に行おう
モニター本体の配線と電源配線の接続部分には専用のコネクターを使用するが、電源を車体に接続するのはエレクトロタップ。これではどうにも心許ない。
多くのアフターマーケット製品と同様に、赤=バッテリー直結の常時電源、黄=アクセサリー連動電源、黒=アースの色分け。赤配線にはヒューズが組み込まれている。
ギボシ端子を取り付けるため、被覆を剥いて芯線を露出させる。ワイヤーストリッパーは芯線を傷つけないよう、配線サイズに適合した径を選択することが重要。
芯線を捻ってギボシ端子にセットすると、圧着部分が食い込んで切断の原因になるので、ストレート状態でかしめる。芯線に触れなければ皮脂による酸化も防止できる。
圧着工具の歯は凸と凹の組み合わせになるので、凹(M字形の歯型がある方)を上にして端子をかしめる。途中で抜けないよう、かしめ終わるまで配線を保持しておく。
被覆はINS(インスレーション=絶縁被覆)圧着部分でかしめる。ギボシ金具の開口部が内側に曲がっているのがヒーロー電機ならではのプリフォーム加工の特長。
芯線をかしめる際は圧着工具のグリップが閉じるまで握り込むが、被覆部を強く圧着すると破れることがあるので、食い込まない程度に軽くかしめるのがポイントだ。
説明が前後するが、絶縁スリーブはギボシ端子をかしめる前に配線に通しておく。ただヒーロー電機にはギボシ端子圧着後に通せる後入れタイプの絶縁スリーブもある。
アクセサリー連動電源は既存のUSBソケットから取り出す
シートカウルからハンドル部分にレイアウトするスマートモニターの配線が目立たないよう、ガソリンタンクを取り外す。ひと手間増えるが、仕上がりが向上する。
話題の人気モデル、ホンダCB1000Fのシート下には、USB-Cタイプの電源ソケットが標準装備されている。ハンドル部で給電するには延長コードが必要だ。
USBソケットは2極コネクタで車体に接続。車体後部でUSB電源を必要とするアクセサリーは取り付けないので、ここからスマートモニター用電源を取り出す。
念のためコネクタ部分で電圧を測定しておく。常時12Vが来ていたらバッテリー上がりの原因になるが、キーONで作動するアクセサリー電源だと確認できたのでOK。
シートカウル部分のUSBソケットは使わないと判断してコネクタを切断した。復活させたいときはギボシ端子で接続すれば良い。そのためコネクタから離れた位置で切断。
ギボシ端子は電気の流れを考慮することが重要。走行中に端子が抜けてもショートしないよう、絶縁スリーブで端子全体をカバーするメス端子をプラス側に使用する。
ホンダ車の場合、アースとなる緑色をオス端子とすればショートを防止できる。配線修理やアクセサリー取り付けでギボシ端子が使えると、作業品質が格段に向上する。
常時電源の赤色配線は、元々の丸形端子を活用してバッテリー端子のボルトで共締めする。純正の絶縁カバーがずれない(端子が露出しない)ように締め付けよう。
角形LCDの純正メーターと二階建で取り付けることで、最小限の視線移動でスマートモニターを確認できる。スマホをマウントしなくて済む安心感は大きい。
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