
世界で生産されるバイクの1割弱を生産し、国内ではホンダに次ぐバイクメーカーとして認知されているヤマハ。そんな同社について、2025年8月はどんなニュースがあったのだろうか。ヤングマシンの記事から厳選して注目トピックをお伝えする。
●文:ヤングマシン編集部
鈴鹿8耐ヤマハブース、歴代マシンと最新鋭機が共演!
2025年に創立70周年の節目を迎えたヤマハが、6年ぶりに鈴鹿8耐にファクトリー参戦を果たし、会場は大いに盛り上がった。ヤマハブースでは、今年の8耐レーサーYZF-R1のレプリカと、1999年のYZF-R7という伝統を象徴する2台と一緒に写真が撮れるフォトブースが登場。
今年のR1は1964年のロードレース世界選手権で初めて使用されたホワイト×レッドのカラーリングを纏い、R7も同じ組み合わせを採用している。さらに、2018年のYZF-R1、1996年のYZF750、1988年のYZF750といった歴代の鈴鹿8耐チャンピオンマシンも展示。
YZF-R9をはじめとする最新モデルや、8耐記念グッズも販売され、ライダーたちの購買意欲を刺激していたのは間違いない。
今年の8耐レーサーYZF-R1&1999 YZF-R7フォトブース 6年ぶりに鈴鹿8耐へファクトリー体制での参戦を果たすヤマハ。それもあってか、今年の8耐は例年以上の盛り上がりを見せている。 会場のヤ[…]
伝説のモンスターマシンがオークションに登場!
今なお「モンスターマシン」と恐れられるヤマハTZ750のデイトナ優勝車がオークションに出品され、約1400万円という予想落札価格が発表された。市販ロードレーサーとして登場したTZ750は、TZ350の並列2気筒エンジンを横につなげて4気筒化したという、まさに驚愕のパワーユニットを搭載。
1974年のデイトナ200でデビューし、MVアグスタから移籍したジャコモ・アゴスティーニが優勝した歴史を持つ。今回出品されたのは、1975年のデイトナ200でワークスライダー、ジーン・ロメロが駆り優勝を飾ったシリアルナンバー「409000295」そのもの。
レースヒストリー、それも優勝記録を持つマシンは、価格以上の価値があることはいわずもがなだ。
"モンスターマシン"と恐れられるTZ750 今でもモンスターマシンと恐れられるTZ750は、市販ロードレーサーだったTZ350の並列2気筒エンジンを横につないで4気筒化したエンジンを搭載したレーサー。[…]
1986ヤマハFZR400を振り返る
1986年に登場したヤマハFZR400は、レーサーレプリカブームの真っ只中に生まれた傑作だ。FZ400Rの発展進化形として、当時のヤマハが掲げた革新的な開発思想「GENESIS」に基づき、エンジンから車体まですべてをトータル性能のために設計した。
45度前傾水冷直4エンジンはボア×ストロークから専用設計され、極太のアルミデルタボックスフレームがワークスレーサーさながらの迫力を放っていたのだ。この戦闘力は高く、1988年には国際F3のタイトルを奪還。そして1987年には限定車「R」が登場し、市販車として初めて可変排気バルブEXUPを搭載。
低速トルクを補い、クロスミッションやアルミ製タンクカバーを備えたこのモデルは、ライセンス取得者やベテランライダー向けと販売マニュアルに記されるほどスパルタンな仕上がりだった。
ヤマハFZR400:極太アルミフレームがレーサーの趣 ライバルがアルミフレームで先鋭化する中、ついにヤマハもFZの発展進化形をリリースする。 1986年5月に発売されたFZRは、前年に発売されたFZ7[…]
タイでまさかのSR400ファイナルエディション!?
日本国内では2021年モデルをもって生産終了し、殿堂入りを果たしたヤマハSR400だが、排出ガス規制が比較的緩やかなタイでは、その後も生き残っていた。そして、生誕47周年を迎える2025年モデルとして、タイで新たな2色が発表されたのだ。
それがダークレッドメタリックとダークグレーメタリックの2色。なんと現地カタログの写真背景には「FINAL EDITION」の文字が! 正式な言及はないものの、これがタイでもSR400の最終仕様となり、47年の歴史に幕を下ろす可能性が高いとみられる。
空冷シングルエンジンをセミダブルクレードルフレームに搭載し、キックスターターを継承する姿は不変。海外での継続販売はパーツ供給にプラスに働くという期待もあっただけに、今後の情勢が気になるところだ。
43年で歴史に幕……と思ったらタイで続いてるよ! 平成32年排出ガス規制の壁、ABS義務化、そして灯火類の追加レギュレーション……。日本ではさまざまな理由から継続生産ができなくなり、2021年モデルを[…]
ジョナサン・レイ、2025年末での現役引退を発表!
スーパーバイク世界選手権で6度のチャンピオンに輝いた絶対王者、ジョナサン・レイが2025年シーズン終了をもって競技生活に終止符を打つことを発表した。2024年にカワサキからヤマハへ移籍した彼だが、2015年から2020年までカワサキで6連覇という偉業を達成。
しかし、ヤマハ移籍後は怪我や不運が重なり、思うような成績を残すことができなかった。
最高峰クラスでの17年間で、459レースに出場し119勝、264回の表彰台、44回のポールポジション、104回のファステストラップという輝かしい記録を残した偉大なライダーの引退は、多くのライダーにとって「ほろ苦い気持ち」を抱かせるものだろう。
彼がキャリアを通して成し遂げたことは、今後しばらく誰にも近づけないだろうと、ヤマハモーターヨーロッパの関係者もコメントしている。
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