
ロイヤルエンフィールドジャパンは、春のモーターサイクルショーで国内初お目見えした新型モデル「ゴアンクラシック350(GOAN CLASSIC 350)」の価格を正式発表し、9月18日より受注開始する。
●文ヤングマシン編集部(ヨ) ●写真:ロイヤルエンフィールド、山内潤也 ●外部リンク:ロイヤルエンフィールドジャパン
インドにも影響を与えたヒッピー文化をオマージュ
ロイヤルエンフィールドジャパンが「ゴアンクラシック350」を正式発表。4つのカラーバリエーションをラインナップし、価格は74万9100円から。2025年9月18日より受注を開始する。“モーターサイクルではなく体験を売る”としているロイヤルエンフィールドらしく、自己表現とシンプルな暮らしをテーマに掲げたニューモデルだ。
スタイリングのテーマである“ボバー”とは、19世紀に流行した馬の尻尾を短く切るボビングを源流とし、これをモーターサイクルに持ち込んだ文化のこと。多くのライダーがボバーカスタムを楽しんできたが、ゴアンクラシック350ではメーカー純正とは思えないスタイリングを作り上げている。
ピリオンシートを装着した状態。
1960年代のヒッピー文化はインドにも影響を与え、その中心にボバーがあったという。そして今も多くのカスタムビルダーがロイヤルエンフィールドの車両でボバーカスタムを制作している。
車名のゴアンは、世界中の旅人を魅了した、インド東部のリゾート地「ゴア」の生まれを意味し、自由奔放な文化と価値観、そしてカスタムバイクカルチャーをミックスしたものを表現。“Susegad(セスガド)”と呼ばれるゴアの人々の気楽でゆったりとした性格が反映されているという。
ロングストローク設定の単気筒エンジンはクラシック350などのJプラットフォームを踏襲し、バランサーを搭載しながらドコドコ音を提供。760mmの安心できるシート高、ミニエイプハンドルバー、小ぶりでシンプルなメーター、アルミ製スイッチボックス、フルLEDライト、チューブレス仕様のワイヤースポークホイール、ボルトオンでフローティングマウントされるピリオンシート(グラブレール付き)などデザインも特徴的だ。純正アクセサリーは34種類も用意される。
レトロスタイルのメーターにはギヤポジションや燃料残量を表示できるデジタルディスプレイ、そして簡易ナビ“トリッパー”を表示できるカラーTFTディスプレイを標準装備する。クラッチレバーホルダーの下にはUSB-Cソケットも備えている。
Royal Enfield GOAN CLASSIC 350
GOAN CLASSIC 350 Base / Shack Black(シャック‧ブラック) ●74万9100円
GOAN CLASSIC 350 Base / Purple Haze(パープル‧ヘイズ) ●74万9100円
GOAN CLASSIC 350 Top / Rave Red(レイブ‧レッド) ●75万5700円
GOAN CLASSIC 350 Top / Trip Teal(トリップ‧ティール) ●75万5700円
| 車名 | ゴアンクラシック 350 |
| 全長×全幅×全高 | 2150×825×1200mm |
| シート高 | 750mm |
| 車両重量 | 197kg |
| エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ |
| 総排気量 | 349cc |
| 最高出力 | 20.2ps/6100rpm |
| 最大トルク | 2.75kg-m/4000rpm |
| 変速機 | 5段リターン |
| 燃料タンク容量 | 13L |
| タイヤサイズ前 | 100/90-19 |
| タイヤサイズ後 | 130/90-16 |
| ブレーキ前 | φ300mmシングルディスク ABS付 |
| ブレーキ後 | φ270mmシングルディスク ABS付 |
| 乗車定員 | 2名 |
| 車体色/価格 | 黒、紫=74万9100円/黒×赤、緑=75万5700円 |
| 受注開始日 | 2025年9月18日 |
Shack Black(シャック‧ブラック)
Shack Black(シャック‧ブラック)
Purple Haze(パープル‧ヘイズ)
Purple Haze(パープル‧ヘイズ)
Rave Red(レイブ‧レッド)
Rave Red(レイブ‧レッド)
Trip Teal(トリップ‧ティール)
Trip Teal(トリップ‧ティール)
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