
スズキは、ロングストローク設定の空冷154cc単気筒エンジンを搭載し、前後17インチホイールを履く軽二輪ネイキッドスポーツモデル「ジクサー(150)」に新色を設定し、2025年モデルとして3月21日に発売する。2年前のマイナーチェンジで令和2年排出ガス規制に適合している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ
WMTCモード燃費は50km/L……航続可能距離600km!
スズキは、2017年に初代モデル登場、2020年に現行デザインへとモデルチェンジを受けた「ジクサー(150)」の2025年モデルを発表した。2023年の時点でエンジンは令和2年排出ガス規制に適合している。
エンジンはフリクション低減や燃焼効率向上を図ることで低速から力強い加速性能を誇る、154ccの4ストローク空冷単気筒SOHC2バルブエンジンを採用。これをコンパクトなフレームに搭載することで、装備重量139kgという驚異的軽さを実現している。また、リヤのみだがラジアルタイヤを装着していることも見逃せない。
ジクサーの素性の良いエンジンはモンスター級の低燃費で知られ、50.0km/LというWMTCモード燃費から想定される600kmを軽々と上回る航続距離が多くのユーザーやメディアから報告されている。
2025年モデルはスペックにも価格にも変更はなく、40万円を大きく切る価格は、この物価高の時代にあってさらにコスパモンスターぶりを増した。
SUZUKI GIXXER[2025 model]
車名 | ジクサー |
型式 | 8BK-ED131 |
全長×全幅×全高 | 2020×800×1035mm |
軸距 | 1335mm |
最低地上高 | 160mm |
シート高 | 795mm |
キャスター/トレール | 24°50′/100mm |
装備重量 | 139kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 154cc |
内径×行程 | 56.0×62.9mm |
圧縮比 | 9.8:1 |
最高出力 | 13ps/8000rpm |
最大トルク | 1.3kg-m/5750rpm |
変速機 | 常時噛合式5段リターン |
燃料タンク容量 | 12L |
WMTCモード燃費 | 50.0km/L(クラス2、サブクラス2-1、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 100/80-17 |
タイヤサイズ後 | 140/60R17 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク(ABS) |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 38万5000円 |
車体色 | 青×白、灰、黒 |
発売日 | 2025年3月21日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI] | 新型原付二種 [51〜125cc])
利便性を追求したリトル・バーグマン アドレス125、アヴェニス125に続くスズキ最新世代の原付二種スクーターシリーズ・第3弾として2023年春に登場したのがバーグマンストリート125EX。初登場から2[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
125ccのMTバイクは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり[…]
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
HAYABUSA X-1[2000]:世界最速マシンをレーサーレプリカ化 全日本ロードレース選手権で1999年に設立されたS-NK(Xフォーミュラ)に、ヨシムラは発売されたばかりのスズキGSX1300[…]
完成車メーカー「ヨシムラ」への布石 油冷エンジンを搭載するGSX-R750の開発に深く関わり、デビューイヤーの1985年から3年連続で全日本TT-F1クラスでチャンピオンを獲得したヨシムラ。すでにレー[…]
輝く青と深緑、艶消し黒の3色に刷新 スズキは、400ccクラスのビッグスクーター「バーグマン400」にニューカラーを導入、2025年7月18日に発売する。 深緑の『パールマットシャドウグリーン』にはゴ[…]
手軽な快速ファイター 1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱い[…]
勝手に妄想、クーリーレプリカ! スズキの『8』プラットフォームに新顔の「GSX-8T」と「GSX-8TT」が登場した。まずは欧州や北米で発売され、順次日本にも導入の見込みだ。 この新型については以前ヤ[…]
人気記事ランキング(全体)
ツーリングに必須レベルの各種ガジェット Kaedear スマートレコードディスプレイ KDR-D22:15%OFF CarPlayとAndroid Autoに対応し、スマホを触らずにナビや音楽操作がで[…]
CB1000F SE コンセプトが新たに登場 2025年3月の大阪モーターサイクルショーで世界初公開された「ホンダCB1000Fコンセプト」。 往年の名車CB-Fを想起させるだけでなく、新時代のスタン[…]
特別な店舗のオープンに向けた特別な1台 関西/中部エリアで6店舗を運営するモトラッドミツオカグループ。新装オープンした堺店は、国内のBMW Motorradの正規ディーラーの中でも最新の内装と設備が自[…]
あの頃の中型 青春名車録「4気筒全盛」(昭和54~57年) 1979年(昭和54年)、カワサキのZ400FXで火ぶたが切られた400cc4気筒ウォーズに、2番目に参入したのはヤマハだった。FXに遅れる[…]
手軽な快速ファイター 1989年以降、400ccを中心にネイキッドブームが到来。250でもレプリカの直4エンジンを活用した数々のモデルが生み出された。中低速寄りに調教した心臓を専用フレームに積み、扱い[…]
最新の投稿記事(全体)
2023年モデル概要:ホワイトからシルバーへ変化 「エキサイティング&イージー」をコンセプトに掲げるZ900は、カワサキのフィロソフィーを体現したかのような、先鋭的な「Sugomi」デザインが特徴。エ[…]
疲れない、頭痛知らずのフィッティング技術! SHOEIの「Personal Fitting System(以下P.F.S.)」は、十人十色で異なるライダーの頭部形状に合わせたフィッティングを行う同社の[…]
ヤフオクで入手したバイクのフレーム。ネジ穴に折れたボルトが詰まってた!? ヤフーオークションでとあるバイクのフレームを買ったところから話が始まります。 フレーム曲がりや大きな傷もなく、塗装面も小傷があ[…]
HAYABUSA X-1[2000]:世界最速マシンをレーサーレプリカ化 全日本ロードレース選手権で1999年に設立されたS-NK(Xフォーミュラ)に、ヨシムラは発売されたばかりのスズキGSX1300[…]
ナイトロン:サーキット走行に向けたサスペンションカスタム X350のサーキット走行で最初に困ったのがバンク角のなさだ。足つきは良いが、車高が低く、ステップやせっかく交換したモリワキ製のサイレンサーを擦[…]
- 1
- 2