
世界で生産されるバイクのうち約1/3を生産しているといわれている、日本を代表するバイクメーカーのホンダ。そんな同社について、2025年2月はどんなニュースがあったのだろうか。ヤングマシンの記事から厳選して注目トピックをお伝えする。
●文:ヤングマシン編集部
ホンダ「ゴールドウイング」50周年記念サイト開設
国内向けサイト内で「Gold Wing 50周年記念サイト」がオープン。1975年のゴールドウイング(GL1000)から始まる歴史を紹介するとともに、50th Anniversary MODEL(50周年記念モデル)を『Coming Soon』として発表を予告した。
また、ホンダコレクションホール(栃木県茂木市)では2025年2月24日までGOLD WING 誕生50周年記念展示『The King of Motorcycleを目指して』が開催されていた。時を前後して北米と欧州では、50周年記念モデルを含む2025年型ゴールドウイング/ゴールドウイングツアーの発表もあった。
日本仕様も近く登場! ホンダは国内向けサイト内で「Gold Wing 50周年記念サイト」をオープン。1975年のゴールドウイング(GL1000)から始まる歴史を紹介するとともに、50th Anniv[…]
ホンダ「レブル500」の2025年モデルが2/20発売
新型レブル250/Sエディションと同様のライディングポジションまわりの変更を受け、「レブル500」がマイナーチェンジ。ハンドル形状を見直すことでポジションの最適化を図るとともに、シート内部のウレタン素材を変更することで快適性の向上を図った。
さらに、別売りの純正アクセサリーにはETC車載器やグリップヒーターを追加設定。カラーバリエーションは「ガンメタルブラックメタリック」と「クラシカルホワイト」の2色設定だ。
2023年1月発売モデル以来のモデルチェンジとなり、その間の物価上昇の影響もあってか2025年モデルは8万8000円アップの92万4000円となった。
ハンドル形状とシート内部の素材を見直して快適性アップ 新型レブル250/Sエディションと同様のライディングポジションまわりの変更を受け、「レブル500」がマイナーチェンジ。ハンドル形状を見直すことでポ[…]
ホンダ「ディオ110」「ディオ110ベーシック」2025年モデル登場
ホンダは、空冷単気筒エンジンを搭載する通勤快速スクーター「ディオ110」、およびスマートキーを省略したことなどで低価格を実現した「ディオ110ベーシック」にニューカラーを設定し、3月6日に発売する。
ディオ110には新色のマットギャラクシーブラックメタリックを設定し、この1色のみのラインナップに。ディオ110ベーシックには、都会的な印象の「ナイトタイドブルーメタリック」と、軽快感のある「パールスノーフレークホワイト」を新たに設定し、継続色の「マットギャラクシーブラックメタリック」とあわせた全3色とした。
2023年3月発売モデル以来の変更で、価格はそれぞれ3万3000円アップ。ディオ110=28万6000円、ディオ110ベーシック=25万800円になった。
価格はそれぞれ3万3000円上昇 ホンダは、空冷単気筒エンジンを搭載する通勤快速スクーター「ディオ110」、およびスマートキーを省略したことなどで低価格を実現した「ディオ110ベーシック」にニューカラ[…]
青山ビル見学ツアーにみる、グローバル企業としてのホンダ流哲学
1985年8月に竣工、以来39年にわたり二代目本社としての役割を果たしたホンダ青山ビル。従業員、来訪者をはじめ、地域の人々にも愛された同ビルは、2025年度中に解体、2030年度までに新たなビルへ建て替えられる予定だ。
そんな青山ビルは、建築的に先進性を備えるだけでなく、手かけるバイク同様「人間尊重」の理念が貫かれており、何よりも創業者・本田宗一郎の魂が宿っている。たとえば、地下3階にある「ヒバの大樽」。こちらが、食堂やカフェなど、ビル全体すべての飲料水を賄っている。
あえて木製の水槽とすることで、まろやかでおいしい水になるのだという。そこにはウェルカムプラザの構想にあたり、「出前持ちの兄ちゃんがな、ふらっと気軽に立ち寄れる場所にしてほしい」との宗一郎の言葉が影響している。
ホンダ青山ビル、39年の歴史に幕 1985年8月に竣工、以来39年にわたり二代目本社としての役割を果たしたホンダ青山ビル。従業員、来訪者をはじめ、地域の人々にも愛された同ビルは、2025年度中に解体、[…]
ホンダがモーターサイクルショー出展概要を発表
ホンダは、「第41回 大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」「第4回 名古屋モーターサイクルショー」のHondaブースに出展する概要について発表した。さまざまなカテゴリーのバイクのほか、ライディングギアの展示やトークショーなどステージコンテンツも充実する。
なかでも注目なのは、世界初公開となるCB1300スーパーフォアSPファイナルエディションと、1993年型の初代CBR900RRファイアーブレードの車体色をオマージュしたCBR250RRの新色。
加えて、EICMAで話題沸騰だったV型3気筒エンジンのコンセプトモデルが日本初公開となる。水冷75度V型3気筒エンジンを搭載した車体は、あくまでもコンセプトモデルのためのものだが、どんなマシンになるか実物を前に予想してみよう。
EICMA初公開のコンセプトモデルから世界初公開の初代オマージュ仕様まで ホンダは、「第41回 大阪モーターサイクルショー2025」「第52回 東京モーターサイクルショー」「第4回 名古屋モーターサイ[…]
【SCOOP!】鈴鹿8耐向け、ホンダ「RC-V3R」爆誕へ!!?
ここ数年でもっともホットとヤングマシン編集部が考える、ホンダが2024年秋ミラノショーで発表した「電動過給機付きV型3気筒エンジン」。現時点の情報は限られていて、出力はおろか排気量も謎…。そう、このバイクに懸念を述べるとすれば“分からなさすぎる”ことだ。
外装がないのでスポーツなのかツアラーなのか、バイクとしての方向性がそもそも不明。メカニズムに興味が薄いと“何なのコレ?”という印象で終わってしまうのではないか…。
「凄い挑戦なのだから、ホンダはもっと情報発信に積極的になって欲しい」という思いから、このV3+電動ターボで鈴鹿8耐のエクスペリメンタル(EXP)クラスに出場というビックリ計画を妄想。「RC-V3R」ともいうべきレーシングマシンの予想CGを公開した。
V3の全開サウンドを鈴鹿で聞きたいっ! ここ数年で最も興奮した。少なくともヤングマシン編集部はそうだった。ホンダが昨秋のミラノショーで発表した「電動過給機付きV型3気筒エンジン」である。 V3だけでも[…]
ホンダ「CB1300 ファイナルエディション」正式発表
多くのライダーを魅了し、CBのシンボルとして33年にわたって愛されてきたロングセラーCB1300スーパーフォア/スーパーボルドール。その最終モデルとなる。ファイナルエディションが登場した。
最大の特徴は、初代CB1000SFをイメージした車体色だ。オーリンズサス+ブレンボキャリパーを奢る上級版SPのファイナルはホワイト×レッドを纏い、STDファイナルエディションのSF/SBはブラック×グレーをあしらう。
さらにタンク上面にファイナルエディションのロゴを配置するほか、各部に初代の意匠を再現しているのがポイント。サイドカバーと、SFのタンクロゴは初代風。各部カラー(トップブリッジ、ステアリングステム、スイングアーム)をシルバーとした。チェーンもゴールド仕様とされていが、これらはすべて初代オマージュ。こうしたあしらいや工夫は、CB1300に対する愛情とライダーへの感謝が込められているかのようだ。
ファイナルエディションは初代風カラーでSP=白×赤、STD=黒を展開 「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツ」を具現化し、本当に自分たちが乗りたいバイクをつくる――。そんな思いから発足した「プ[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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