
モトクロスやエンデューロに最適な高性能オフロードヘルメット、SHOEI『VFX-WR(ブイエフエックス ダブルアール)』に、2色のニューカラーが登場する。販売開始予定は2025年4月だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
ソリッドカラーながらも鮮やかな原色はライダーの闘争心を燃やす!
MFJ公認だからモトクロスやエンデューロといったオフロードレース参戦にも最適で、林道ツーリングでもその性能を如何なく発揮する本格派オフロードフルフェイス『VFX-WR』に加わる新色は、イグニッションレッド(赤)とエナジーイエロー(黄)の2色だ。
従来のソリッドカラーは白、黒、つや消し黒とモノトーンのみのラインナップだったが、このたびの新色追加によって選択肢が大きく広がった。
赤と黄、どちらも彩度は高めで派手な色味となっており、モトクロスやエンデューロレースの混戦でも目立つカラーだ。この被視認性の高さは一般道でも同様で、混雑した市街地でもライダーの存在を周囲にアピールし、交通安全に貢献するはずだ。
VFX-WRは、バイザーやノーズカバーなどのパーツをシェル形状と一体化させたアグレッシブなデザインを特徴とするスポーツフルフェイスだ。シールドを持たず、ゴーグルを併用する本格的なオフロード用ヘルメットで、後頭部のリブ形状はゴーグル装着を容易にするだけでなく、ハードなライディングでもゴーグルをズレにくくする機能性を持ち合わせている。
レースで着用することを想定しているため、とくに運動量が多いオフロードライディングでライダーの集中力を維持させるべく、ベンチレーション機能が強化されている。従来型よりも吸気口を1カ所、排気口を2ヶ所増やし、ヘルメット内部の空気を効率的に入れ替える。
安全性を高めるため、衝撃吸収ライナーの硬さを部位ごとに変えているほか、SHOEIが独自に開発した衝撃吸収構造『M.E.D.S.(モーション・エネルギー・ディストリビューション・システム)』を採用している。
もちろん快適な内装システムや緊急ヘルメット取り外しシステム『E.Q.R.S.』を採用するなど、SHOEIならではの安全性と快適性はしっかりと継承されている。
モトクロスやエンデューロレースでの使用を視野に入れたスポーツフルフェイスだが、酷暑の市街地走行や林道ツーリングでも、VFX-WRの安全性と快適性は存分に発揮される。オフロードバイク、あるいはモタードバイクのオーナーなら要チェックのニューカラーだ。
SHOEI VFX-WR
●価格:6万1600円 ●サイズ: S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:赤(新色)、黄(新色)、白、黒、つや消し黒 ●規格:JIS、MFJ ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:バイザー、バイザースクリュー、布袋、マッドガード、バイザー反射防止シート ●発売時期:2025年4月
SHOEI VFX-WR[イグニッションレッド]
SHOEI VFX-WR[エナジーイエロー]
SHOEI VFX-WR[ブラック]
SHOEI VFX-WR[ホワイト]
SHOEI VFX-WR[マットブラック]
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