カワサキは、新設計エンジンをZX-25Rベースのフレームに搭載した最強ヨンヒャクスポーツ「ニンジャZX-4R SE」および「ニンジャZX-4RR KRTエディション」の2025年モデルを発表した。ニンジャ40周年記念車を除けば発売以来初のニューカラーとなる。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキ
全て新色に入れ替わり、価格は3万3000円上昇
最高出力77ps/14500rpm、ラムエア加圧時には驚異の80ps/14500rpmを発揮する最強ヨンヒャク スーパースポーツ「Ninja ZX-4R SE」「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」の2025年モデルが発表された。2023年7月に国内発売され、12月にはニンジャ40周年記念車の「Ninja ZX-4RR 40th Anniversary Edition」も登場したが、モデルイヤーが切り替わるとともにレギュラーカラーを刷新。初のカラーチェンジとなった。
このモデルのために新開発された399cc並列4気筒エンジンは、前述のパワーだけでなくセンターラムエアシステム&ダウンドラフトインテークやアシスト&スリッパークラッチを備え、吸気ポート内部に砂型鋳造、カムシャフトは鍛造と、カワサキの技術が惜しみなく盛り込まれている。
電子制御はパワーモードと3モード+マニュアル設定のKTRC(カワサキトラクションコントロール)を包括設定できる『インテグレーテッドライディングモード』にはスポーツ/ロード/レイン/マニュアルが用意され、2500rpm以上で作動する上下対応KQS(カワサキクイックシフター)はSE、RRとも標準装備だ。
サスペンションは、フロントにアジャスタブルなSHOWA製SFF-BPを採用(ZX-4RRはリヤにBFRC-Liteを採用)。セミフローティングタイプのフロントディスクブレーキ4ピストンラジアルマウントモノブロックキャリパーなど、大排気量クラスにも負けない豪華装備が奢られる。
メーターは4.3インチのフルカラーTFTでライディオロジーアプリ対応、サーキットモードも搭載している。
発売は2024年9月1日で、価格はそれぞれ従来より3万3000円上昇してSEが115万5000円、RRは118万8000円になった。主要諸元に変更はない。利便性の高い装備もあるSEと、走り重視のRRには下記のような違いがある。
Ninja ZX-4R SE | Ninja ZX-4RR | |
フロントフォーク | SHOWA製SFF-BP +プリロード調整機構 | SHOWA製SFF-BP +プリロード調整機構 |
リヤサスペンション | 表記なし | SHOWA製BFRC-lite |
双方向対応KQS (クイックシフター) | 標準装備 | 標準装備 |
スモークスクリーン | 標準装備 | オプション設定 |
USB電源ソケット | 標準装備 | オプション設定 |
フレームスライダー | 標準装備 | オプション設定 |
KAWASAKI Ninja ZX-4R SE / RR[2025 model]
車名 | Ninja ZX-4R SE / Ninja ZX-4RR KRT EDITION |
型式 | 8BL-ZX400P |
全長×全幅×全高 | 1990×765×1110mm |
軸距 | 1380mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 800mm |
キャスター/トレール | 23°30′/97mm |
装備重量 | SE=190kg/RR=189kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 399cc |
内径×行程 | 57.0×39.1mm |
圧縮比 | 12.3:1 |
最高出力 | 77ps/14500rpm(ラムエア加圧時80ps/14500rpm) |
最大トルク | 4.0kg-m/13000rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 15L |
WMTC燃費 | 20.4km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 160/60ZR17 |
ブレーキ前 | φ290mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+2ポットキャリパー |
乗車定員 | 2名 |
価格 | SE=115万5000円/RR=118万8000円 |
色 | SE=銀×黒、灰×黒/RR=ライムグリーン×黒 |
発売日 | 2024年9月1日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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