二輪車新聞が2022年上半期のバイク新車販売台数(推定値)を発表した。原付二種クラスを除いて増加を見せる中、2.8%増となったのが軽二輪(126~250cc)クラス。これを牽引したのは、4年連続で上四半期首位となったレブル250だ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●出典: 二輪車新聞
2022年上半期ランキング|原付二種(51-125cc)|軽二輪(126-250cc)|小型二輪(251-400cc)|小型二輪(401cc以上)
レブル250は月販セールスでも1年間トップを守る
二輪車新聞は、10月14日号で2022年上半期の二輪車総需要を総括した。これは毎年発表されるデータであり、どの排気量クラスが盛り上がっているのか、売れた機種はなんだったのかをつぶさに見ることができる貴重な特集号だ。ここでは二輪車新聞のデータをもとに、軽二輪(126~250cc)クラスにフォーカスした記事をお届けしたい。
軽二輪の販売台数は、前年同期比で1046台増=2.8%増の3万8608台を達成し、2019年から4年連続で上半期を前年同期比プラスで折り返した。最需要期の4月が大幅減となったことから、それ以外の月で取り返しているものの伸び幅としては鈍化している。
シェアはホンダが4年連続首位で、前年同期比116.5%増の1万7785台を販売してシェア46.1%と圧倒的。これに続くスズキは前年同期比8.8%増の6952台でシェア18.0%、ヤマハは前年同期比29.5%減の6444台でシェア16.7%、カワサキは前年同期比15%増の4587台でシェア11.9%となった。輸入車・その他は前年同期比2.6%増の2840台でシェア7.3%。
中でも断トツの数字を残したのがレブル250だ。ホンダが販売した軽二輪1万7785台の半分に迫る8050台がレブル250であり、単一機種で軽二輪クラスのシェア20.8%を占めるという暴君ぶり。新車販売の5台に1台がレブル250なのだ。前年同期の3712台に比べれば2倍以上が販売され、それでもなお2022年7月には現行モデルの受注が終了してしまったのだから恐るべき人気である。なお、すでに新型が発表されており、12月22日に発売予定。
これに続くのは2000台前後を記録した機種たちで、2位はPCX160[2176台]、3位はニンジャZX-25Rシリーズ[2045台]、4位はVストローム250[2022台]、5位ジクサーSF250/250[1869台]と続く。
※販売台数は全て二輪車新聞による推定値
レブル250の勝因は、シンプルかつライダーが跨った状態で完成形となるクールなデザイン、そしてシート高690mmによる圧倒的に良好な足着き性だろう。トルクフルなエンジンや扱いやすいハンドリング、軽量で取りまわしやすい車体、そしてスポーティな走りも意外と楽しめるなど、幅広い層から支持されるに十分な資質を備えている。従来型は受注停止しているが、2022年10月生産分までが粛々と出荷されるはず。年末の新型登場が来季にまた爆発的な人気を呼ぶのかも注目だ。
以下に上位5傑を紹介しよう。
2022年上半期 軽二輪(126~250cc)国内販売台数 上位20機種(二輪車新聞推定)
2022年上半期ランキング|原付二種(51-125cc)|軽二輪(126-250cc)|小型二輪(251-400cc)|小型二輪(401cc以上)
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