“チョッパー”の語源は、チョップドバイクであることは良く知られている。つまり、既存のスタイルをオーナーが自由に切り刻んでオリジナルのシルエットを創造するカスタムそのものを表している。今回紹介する車両は、数多くの旧車を扱う山梨県のマイパフォーマンスが手がけたオールドスクールチョッパーだ。
●外部リンク: マイパフォーマンス
自由奔放さを感じさせるオールドスクール チョッパー
’60年代にアメリカで生まれたヒッピームーブメントと同時に様々な進化を遂げたチョッパーだが、いわゆる70年代のロングフォークスタイルは、その自由奔放さを最も大きく主張しているシルエットで、その後どの時代でも常に魅力を失わないカスタムと言えるだろう。
数多くの旧車を扱う山梨県のマイパフォーマンスは、アメリカ本国で製作された当時のチョッパーを輸入して、現在の日本の道路事情にマッチングさせるようフィニッシュワークを施した上で販売しているショップ。ここに紹介するモデルは、’70年代のチョッパーをベースに’16年にエンジンをフルオーバーホールしたもの。
排気量はストックの1200ccで、セルモーターは装備しないキック始動オンリーというハードな設定。スプリンガータイプのロングフォークと、長いシッシーバーやシートが、いかにもオールドスクール感を主張する仕上がりとなっている。
撮影時はまだフィニッシュワークの途中で、超小型のフロントドラムブレーキや保安部品が仮組みの状態だったが、もちろん納車時には車検取得可能な状態に仕上げられる。
ロングホイールベースにアップハンドル。収まりの良さそうなカスタムシートやフォワードコントロールステップというライディングポジションは、きっと乗り出した瞬間からタイムスリップが始まるような乗り味に違いない。
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