走ればわかるさ。想像より楽しい! ハーレーツーリング

H-D静岡 明莉&貴子プロデュース! ハーレー女子だけのツーリングに同行〈静岡県掛川市〉

H-D静岡 明莉&貴子プロデュース! ハーレー女子だけのツーリング

男子禁制!? ハーレーダビッドソン静岡の女性スタッフ明莉&貴子のコンビが、ハーレー女子限定のレディースツーリングを企画した。高速道路を走って、ランチ→スイーツ→ティータイム! 彼女たちが女性目線で考えたコースに、集まったガールズバイカーたちの反応はいかに…!?


●写真: 藤村のぞみ ●外部リンク: ハーレーダビッドソン静岡

走りはもちろんだけど、おしゃべりが楽しいツーリング

「男性たちと混ざってのツーリングだと“お姫様”扱いで、それはそれでいいかもしれないけれど、こうやって女性だけで走るのもいいものよね」

走るのがもちろんメインだが、(マスク着用&屋外での)お喋りが楽しくて仕方がない。ハーレーのこと、バイクとはまったく関係のないこと、グルメ、ファッション…、話題は尽きない。

女性だけでのツーリングを企画したのは、ハーレーダビッドソン静岡の杉本明莉さん&杉山貴子さんコンビ。あらかじめ行く先々を下調べし、当日は道案内もする。新型コロナウイルス感染予防対策も徹底し、ソーシャルディスタンスの確保/手洗い消毒なども抜かりない。

お店を出発し、すぐに高速道路のパーキングエリアへ立ち寄った。ここが第2集合場所で、参加者はどちらか都合の良い方へ向かえばいい。総勢9名。「はじめまして」と挨拶し合う人もいて、初心者も歓迎のムード。すぐに打ち解け合う。

パーキングエリアで記念撮影するハーレー女子メンバー。

ヘリテイジソフテイルの明莉さんを先頭に、CVOロードグライドのミキさんが最後尾を務め、高速道路をクルージングする。長い髪をなびかせたレディースライダーたちが、9台のハーレーで走る姿は圧巻としか言いようがない。

最初の休憩ポイントは古き良きアメリカをテーマとした複合施設「掛川USAヴィレッジ」。博物館級のヴィンテージハーレーや古き良きアメリカのアンティークを見ることができる。駐車場が広いから、取り回しが苦手なハーレー女子たちもたやすく愛車たちを並べられた。

一行が入ったのは、1960年代をコンセプトにした「マックスダイナー」。ダイナーとは日本でいうところの軽食屋のような存在で、アメリカでも老舗店は年々減りつつあるが、昔を偲んでダイナーがまた復刻されているとのこと。ここ静岡県掛川市にもルート66沿いにあるようなアメリカンダイナーがあるとは驚く。

席を離しつつ、味自慢の手作りハンバーガーを堪能し、インスタ映えする写真も各々でばっちり撮影。集合写真を撮るときだけ、同じテーブルでハイチーズ! 黙食に徹し、お喋りの続きは屋外でマスク着用とした。

【MAX’S DINER】ハンバーガーメニューが中心の1960年代をコンセプトにしたアメリカンダイナー。ハンバーガーに使用するバンズは毎日焼き立て、パティも自社仕込みのこだわりよう。ハンバーガー以外にもプレート料理やデザート類、当店オリジナルブレンドのコーヒーなども用意されている。●住所:静岡県掛川市領家529-1 ●URL:http://usa-village.cc/MD/

次に向かったのは「名倉メロン農場」。日照の少ない冬でも日光を最大限に取り入れる構造のスリークォーター型ガラス温室や、栽培床を地上より浮かすことで、よりきめ細かな水分管理をすることができる隔離ベッドを採用する遠州地方独特の栽培法で、技術の粋を尽くし、目をかけ手をかけ愛情を尽くしたメロンづくりに取り組んでいる。

敷地内にはカフェも併設され、とれたてメロンや旬の果物を贅沢に使った華やかデザートをテラス席で味わえる。みんなでオーダーしたのは、メロンパフェ。「美味しい、しあわせ〜!!」 甘いけれど、後味がさっぱりしていて思わず頬が緩む。

【名倉メロン農場 農家カフェ fruit cafe NiJi】メロンの一大産地・静岡県にある「名倉メロン農場」。農園の一角に構えられたカフェ&ショップでは、メロンを知り尽くした農家がカットフルーツからスイーツまで、メロンの最高に美味しい食べ方を提案してくれる。カフェの営業は土日祝日のみ、平日の予約も対応可。●住所:静岡県袋井市山崎4334 ●URL:http://www.fruitcafeniji.com/

ランチ/デザートと堪能したから、あとはティータイム。最後は茶畑に囲まれた「お茶カフェ みつはし」へ。ご主人もまたローライダーに乗るハーレー好きで、広大な牧之原台地の一角に日本茶専門のカフェを日曜日のみ開いている。

茶畑や自家菜園に囲まれた、緑いっぱいのロケーションの中。山小屋風のおしゃれなカフェテリアの中で、極上のお茶と庭の石窯で焼いたパンに舌鼓を打つ。

なんて楽しい時間だろうか。ハーレー女子たちが、思いっきり羽根を伸ばした1日であった。

【お茶カフェ みつはし】日曜日の11〜17時のみ営業の日本茶カフェ。「お茶の美味しさを知ってもらう機会になれば」と始めたそうだが、「無料では行きにくい」という声から、考えられない低料金設定で自家製の深蒸し茶がふるまわれる。アットホームな空間の中、オーナーとの会話を楽しめる。●住所:静岡県牧之原市東萩間1943-24 ●URL:http://www7.plala.or.jp/mituhashichaen/

ツーリング参加者

【Mikiさん:人との出会いが一番の楽しみ】「ハーレーに乗るとリフレッシュできて、また頑張れる」というMikiさん。M8 CVOロードグライドで、お子さんの部活の送り迎えもするというから、なんともかっこいいママさんライダーだ。ツアーパックとヘルメットには、エアブラシアーティストA-HANDによるペイントが施されている。●愛車:’20 CVO ロードグライド

【まなさん:世界が広がりました!】「女性がやっていなさそうなことを小さい頃から好んでやった」というマナさん。お父さんがハーレー乗りで、小学生の頃からリヤシートに乗せてもらっては「いつかは自分も」と考えていたという。4年前に「やりたいことをやっちゃえ!」と、大型二輪免許取得を決意した。●愛車:’12 XL1200CA

【つかささん:わが生涯に一片の悔いなし!!】ビラーゴやスティードなど国産アメリカンからバイクライフがスタートし、’15年に「夢を叶えよう! 」と新車でストリートグライドスペシャルを購入。シンプソンのヘルメットにクシタニのMIDパーカーというカジュアルなファッションも爽やか。●愛車:’15 ストリートグライドスペシャル

【トシちゃん:今では親子でハーレー乗りに】お子さんが普通二輪免許を取得したのを機に、ご自身も限定解除。スポーツスター883からステップアップし、現在の愛車はM8ストリートボブ。ひとりで北海道へ弾丸ツーリングへ出かけるなど、全国をハーレーで駆け回っている。●愛車:’19 ストリートボブ

【ハナちゃん:ダイナからソフテイルへ】5年前に大型二輪免許を取得し、ローライダーを購入。1年間乗ってから、現在の愛車であるツインカム103エンジン搭載のブレイクアウトに乗り換えた。脱着式のウインドシールドで、高速クルージングも快適。ラフテールのサドルバッグに荷物を収納する。●愛車:’17 ブレイクアウト

【ミヤコさん:サウンドがサイコーです!】「重低音の効いたマフラーが欲しくて」と選んだのがクロムワークスのスラッシュダウン。HPPLUSと呼ぶ排気の脈流をつくる特殊な構造が独特のサウンドを生み出し、ミヤコさんも大満足。ファットボーイにはウインドシールドも追加装備し、ツーリングを快適にした。 ●愛車:’12 ファットボーイ

【いつみさん:思い出は北海道ツーリング】夫のリヤシートに乗ってツーリングを楽しんでいたが、「自分も運転してみたい! 」と免許を取得。フォーティーエイトからスタートし、いまはツインカム103Bエンジン搭載のヘリテイジソフテイルクラシックに乗って北海道など全国へ! ●愛車:’17 ヘリテイジソフテイルクラシック

【杉山貴子さん:サッカー女子からハーレー女子へ!】元プロサッカー選手で日本代表選手にも選出。’19年までなでしこリーグでプレーしていた貴子さん。「新しいことにチャレンジしたい」とハーレーダビッドソン静岡のスタッフに。免許は取得したばかりで、生まれて初めてのツーリングだった。●愛車:フォーティーエイト

【杉本明莉さん:楽しい思い出になりました!】東京工科自動車大学校ハーレーダビッドソン専科出身、二級整備士の明莉さん。H-D静岡では、カスタムコンテスト日本一に輝いた車両のPV制作に携わるなど、精力的な活動を続けている。ヘリテイジは父親から受け継いだ宝物だ。●愛車:’03 ヘリテイジソフテイルクラシック


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