
少し重くなるけれどリーン過程で変化のないハンドリングを優先して流行りのツインチューブを捨てた!
1990年の冬が明けてすぐ、スズキからGSX-R400Rのイヤーモデルではなく、フルモデルチェンジのマシンがリリースされた。
2年前に完全刷新されたばかりなのに……ところがファンはそのフォルムを見て驚愕、何とフレームがツインチューブから、GSX-Rがデビューしたときのダブルクレードルになっていたからだ。
アルミのツインチューブフレームは、ステアリングヘッドとスイングアームピボットとを直線で結び、その距離が短いことで軽量高剛性が得られる。
このメリットの高さに、最後発で400レプリカへ参入したカワサキもツインチューブ。なぜスズキは敢えて旧いレイアウトに戻したのか……。
1984年にデビューしたGSX-Rは、1986年と1987年、そして1988年にモデルチェンジを重ねてきた。
とくに1988年モデルは2世代目から採用したアルミ・ツインチューブをエンジンの刷新とともに大幅な剛性アップと軽量化を果たし、いかにも最先端なフォルムと鋭い走りで注目度も高かったのだ。
しかしレーサーレプリカブームが燃え盛るなか、差別化をはかれなくなったスズキはライバルと競うのではなく、自社のオリジナリティをアピールする方向へスイッチするコンセプトを決定。
それはGSX-R750/1100で培った、流行りのツインチューブではなくアルミのダブルクレードル・フレームとすることだった。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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