
ゼファーの対極に水冷ネイキッドを発想したときの狙いドコロ……
カワサキは1989年に大ヒットとなった「ゼファー」の空冷ネイキッドが圧倒的シェアを拡大するなか、ライバルの攻勢を見据え次世代ネイキッドの模索をはじめていた。
パフォーマンスを優先しない2バルブ空冷4気筒の成功は、いずれ水冷4気筒でのネイキッドも拡がりの中に含める必然がイメージされる。
そこでカワサキでいえるのが、ローソンレプリカだ。
全米のレース連盟AMAが頂点クラスのスーパーバイクを、世界GPマシンとは一線を画すアップライトな市販スーパーバイクで競うレギュレーションとした背景から、Z1000Jをベースに改装したZ1000Rを経て、1982年にZ1000R(KZ1000R1)を発売、ビキニカウルとKERKERの集合マフラー、さらには段差のついたシート、そしてもちろんライムグリーンのカラーがローソンレプリカの仕様として瞬く間に人気モデルとなった。
このアップライトなネイキッドだから映えるパフォーマンスイメージを、400ccでも息吹を巻き起こそうとZRX(400)がデビューすることとなった。
水冷エンジンは1990年にデビューしたZZ-R400の1993年にモデルチェンジしたバイクがベース。
パイプフレームに装着されたスイングアームは、オリジナルのローソン・レプリカ同様にパイプでトライアングルを組み、チェーン引きをエキセントリック方式としてファンを唸らせた。
ただカワサキは、マニアックなローソンレプリカを好む層だけでなく、もっと幅広いターゲットを想定しマスコット(ビキニ)カウルを装着しないバージョン(ZRX-II)も用意した。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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