メッキフェンダー裏の赤サビ:重ね塗りで完璧に封じ込める
クロームメッキ仕上げのフェンダーの中には、表面より裏側のサビの進行が気になるものもある。サビキラープロは、メッキ面に影響を与えずサビを止められるアイテムとして最適だ。
50年以上経過している割にクロームメッキの状態は悪くないだけに、裏のサビを止めたいというのは絶版車ではよくあるパターン。
ワイヤーブラシで軽く擦ると、赤サビが浮き上がってくる。塗装後に剥がれそうなカサブタ状のサビだけは事前に除去しておく。
缶をよく振った後、マスキングテープで養生してペットボトルに取り分ける。全量使い切る場合は、直接ハケやローラーを入れても良い。
粘度調整は水道水を使用。通常は5%以下だが、サビが深い場合は100%の水で希釈する(=倍に薄める)と、浸透性が向上する。
原液でも良く伸びるが、希釈すると重ね合わせ部分の裏側にも流れ込みやすくなる。サビキラープロをサビに塗ることが重要なのだ。
通常はサビ転換成分の上に顔料が被さるが、場合によってはシミが浮き出すことがある。これは転換剤がサビと反応しているサイン。
シミが出るか否かはサビの状況や希釈具合によって左右される。その際は3時間以上待って、乾燥後に重ね塗りすると押さえられる。
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