バイクライフ3年目を迎えるにあたって、“乗り換え”という選択がふと心に浮かんだミリオーレ営業・ムラタ。向かったのは初めてのトライアンフ東京だ。圧倒的な台数のバイクを目の当たりにして、トライアンフへの好奇心に火が灯った! ネットで何でも買える時代だが、ディーラーに足を運ぶからこそ得られる高揚感があることを実感しながら、注文書を握りしめていた帰り道。現車がまだないので、スクランブラー900にまたがりつつ、期待の新型モデル「スクランブラー400X」とともに歩むニューバイクライフが見えてきた!
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:トライアンフモーターサイクルズジャパン トライアンフ東京
村田奈緒子(むらた・なおこ)/20代からバイクに憧れはあったものの、40歳で一念発起し普通二輪&大型二輪の免許を取得。2022年2月、人生初バイク(ロイヤルエンフィールドのヒマラヤ)を購入し、バイクライフがスタート。インドでのヒマラヤツーリングなども経験し、ネクストステージとして乗り換えを決断。2代目のマイバイクとなるトライアンフのスクランブラー400Xの納車を待つ今日この頃。
ビビビッ! はある日突然やってくる。そうだバイク乗り換えよう!
その昔、松田聖子さんの結婚に伴い「ビビビ婚」という言葉が流行語になったことがあった。語源となったのは、彼女が相手と出会った瞬間に「ビビビッときた」と語り、その数ヶ月後に再婚したことだ。このビビビッというのが、2023年、我が身にも降りかかってきた。私の場合は運命の人ではなく、2代目となる愛車の話である。
40歳でこのバイクに乗ってみたいと思うバイクに出会い、それに乗りたい一心で、普通二輪&大型二輪の免許を一気に取得。その後、その一目惚れしたバイクを購入し、私のバイク人生は幕を切った。マイバイクに愛着がわき、バイクに乗ること自体にも馴染んでいく一方、1年半ほどが経過するとほかのバイクに浮気心がチラホラしたのも事実。
その理由はいくつかあるのだが、1番大きいのは「もっとパワーのあるバイクも乗れるようになりたい」という気持ちだった。そんなことをのらりくらり考えていたある日、発表されたのがトライアンフの「スクランブラー400X」だった。
私の初代バイクと排気量は同じぐらいだが、最高出力は倍の40PSを誇るスクランブラー400X。このスペックと価格のトライアンフに普通二輪免許で乗れるというのは大きな魅力だなと関心したのが第一印象だった。そのうち無意識に関連記事をやたらとチェックしていることに気づいた。理由は簡単。ほかのバイクへの浮気心のうちの1台が、そもそもトライアンフのスクランブラー1200だったから。
スクランブラー1200は私にはまだオーバースペックであり、あくまで“いつか乗りたい夢バイク”のリストに入っていたわけだが、スクランブラー400Xは俄然リアリティをもって私の前に現れたのである。
これは私のバイクライフの2代目にふさわしい運命のバイクか、否か…なんてことは考えない。ビビビッときたら、その衝動に突き動かされてみるのもいいじゃないかということで、とりあえず一度トライアンフディーラーに行ってみようと、吉祥寺に向かったのだった。
トライアンフ東京で、約50台のバイクに囲まれて気分最高!
12月某日、東京吉祥寺にあるトライアンフ東京を訪れた。入り口周りにバイクがズラリと並び、さらに店内に足を踏み入れると、圧倒的な台数の展示バイクに一気にテンションがアップ。「ロケット3がある〜! あ、こっちにはステルスエディション(限定)のスクランブラー900がいる!」と、とにかく眼福である。
乗りたい! 注文書にサイン! スクランブラー400X予約完了!
トライアンフ東京を訪れて、俄然トライアンフへの好奇心が高まり、高揚感に満ちていた。とはいえ、お目当てのスクランブラー400Xは日本未上陸、予約受付中で現車はない。冊子を見ながら改めて主要諸元表をチェックしたり、説明を受ける。
個人的にいいなと思ったのは、水冷エンジンであること、馬力が倍近くあること、装備重量が以前のバイクより20kgほど軽くなることだ。正直まだまだバイクのことを理解していないわけだが、そんな私でもキャラクターの異なるバイクということは分かる。自分が求めるバイクの趣味性がまだ明確にはない現状だが、好奇心のおもむくままに乗り換えるにしても無理なく楽しめそうな感じと、自分の好みを探っていくにはよいチョイスに思えたのだ。
よし! 予約お願いします! ということで、私の2代目バイクが決定。2024年1月下旬以降の入荷予定とのことで、ルンルン気分でトライアンフ東京を後にした。
次回は、待望の納車編をお送りする予定です!
【動画】Introducing the All-New Scrambler 400 X
スピード400も予約受付中! 人気のカラーは…
ちなみにトライアンフ東京に伺った際に、同時発売となるスピード400の予約状況も聞いてみた。やはりスピード400の方が圧倒的に問い合わせが多いそうで、初めてのバイクに選ぶ人や、すでにトライアンフオーナーでダウンサイジングや街乗りバイクとして増車を考えている人など、幅広いニーズが見込まれているとのこと。トライアンフ東京では、スピード400はカーニバルレッドとファントムブラックが人気!
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