いまどきのバイクのフロントブレーキは超強力! だからリヤブレーキなんて使わなくても、充分に減速したり止まることができる。それに大きな声では言えないけれど、じつはリヤブレーキを上手く使う自信がない……。それでもリヤブレーキは使った方が良いんですか?
●まとめ:ミリオーレ編集部 ●外部リンク:KUSHITANI LOGS
リヤブレーキを使った方が、絶対におトク!
近年の強力なフロントブレーキは、むしろ効きすぎて困るくらい良く効くので、リヤブレーキの必要性を感じない。また近年のバイクはABSが装着されているため後輪がロックすることはほとんどない(ABSが介入することはある)が、少し前のバイクだとリヤブレーキは後輪がロックしやすいイメージを持つライダーもいるだろう。
実際に昔のバイクの中には、後輪がロックしやすい車種があったのも事実。だから、なんとなくリヤブレーキに苦手意識があり、かつフロントブレーキだけで減速・停止できるので「リヤブレーキは使わない」というライダーは少なくない。でも、本当に必要ないのだろうか?
じつはいまどきのスポーツバイクのリヤブレーキは、減速したり止まるためというより、バイクの「姿勢」をコントロールするために装備されている、と言って良いだろう。とくにスーパースポーツ系のバイクほど、その傾向が強い。
減速や停止する時にフロントブレーキをかけると、バイクの姿勢が前下がり(前のめり)になる。これに不安に感じ、強くブレーキをかけられずエンジンブレーキに頼るライダーもいるはず。しかし、リヤブレーキを使うと、バイクの構造として車体の後部が路面側に沈む作用があるため、フロントフォークが大きく沈んだ前下がり(前のめり)の姿勢にならないというメリットがある。
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