バイクに慣れてきたからこそ基本を見直し!

バイク生活が4カ月経過したところで「ピレリ やさしいバイクレッスン」に参加!【with HIMALAYAN vol.5】

40歳でバイクに乗りたいと思い立ち、普通二輪&大型二輪の免許を取得。今年2月に人生初バイクを購入したと同時にバイクライフが本格的にスタートしたミリオーレ営業・ムラタ。「ライディングに慣れてきたと思いはじめた頃が危ない!」と周囲から言われていたこともあり、気になっていた「ピレリ やさしいバイクレッスン」に申し込んだ次第。5月21日(土)に袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたレッスンをレポート!


●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●写真:内藤みさお ●外部リンク:ロイヤルエンフィールド東京ショールームピレリ

奥多摩の峠道を恐るおそる走行して思った! いま一度、基礎から学びたい

今年より名前を変更して開催されることになった「ピレリ やさしいバイクレッスン」は走行会イベント「ピレリファントラックデイ」との同時開催。「速く走る」ためではなく、「安全に楽しく」「バイクがもっと好きになる」レッスンを展開する。2022年は全6回、全国3カ所にて行われる予定。

5月某日に人生初のマスツーリング@奥多摩に参加(このツーリングの様子は後日お届け予定〜!)。感想はというと「とにかく最初から最後まで緊張した」に尽きる。いかんせん他のライダーと一緒に走ったことがなかったので、ちゃんとついていけるかな? とか道を間違えたらどうしよう? などはもちろん、峠道に不安があったのだ。

とりあえず無理はしないことをモットーに無事帰ってはこれたのだが、峠道ってどう走る? と疑問が噴出。さらにMIGLIORE ディレクターの小川からの「きちんと減速もしていないし、コーナーをすべてなりゆきで曲がっている」という一言で撃沈。

峠道うんぬん以前にもう一度ライディングの基礎を学びたいと思い立ち、「ピレリ やさしいバイクレッスン」への参加を決意した。

アクアラインも初走行。軟風にドキドキしながら袖ヶ浦を目指す!

朝6時少し前に自宅を出発。袖ヶ浦フォレストレースウェイを目指してアクアラインを初走行したのだが、トラックも多いし風速4mほどの軟風でも緊張がはしる。さらにアクアラインのトンネルでナビゲーションシステム「トリッパー」のペアリングが切れたため、はて? どこで降りるんだったっけ? と一抹の不安を覚えた。(ちょうどその時、私の横をツナギでスーパースポーツを駆るライダーが数名通り過ぎていったので降りる場所を間違えずに済んだのだった。)

えっちらおっちらと袖ヶ浦フォレストレースウェイに到着したのは7時半ごろ。「ピレリ やさしいバイクレッスン」はピレリ主催のサーキット走行会「ピレリファントラックデイ」と同時開催のため、会場にはすでに多くのライダーが集まっていた。朝イチの大冒険にホッとしながら持参した朝食で一息ついた後に、パドックを散歩。この日は230名以上のライダーが走行会に参加しており、多様なスーパースポーツが勢揃いしていた。

眼福のひとときを過ごしていると、受付周りで「やさしいバイクレッスンの参加者も、タイヤの空気圧チェックしますよ」と声をかけてもらう。お恥ずかしながら初回点検以降タイヤの空気圧はチェックしていなかったのだが、適正値には収まっていたとのこと。車両チェックも行い、パニアケースも外して準備万端。9時20分からレッスンはスタートした。

受付時にはヘルメットとバイクに貼る参加者用ステッカーや1日のタイムスケジュール表、ランチチケットなどを受け取る。ヒマラヤはレッスン前にパニアケースを外し、タイヤの空気圧チェックも受けて準備万端!

Let’s Lesson! 密なタイムスケジュールに気合いも十分

このレッスンは、1つのテーマに対して座学(50分)+実技(50分)の組み合わせが1セット。今回は「クラッチ、加減速、カーブ」の3つが主なテーマだった。3セットのレッスンを終えると、希望者は最後にサーキットを3周ほど試しに走ることができる時間も設けられており、朝から夕方までみっちりカリキュラムが組まれている。

参加費は、昼食付きで1名5000円。公道走行可能な125cc以上のバイクでの参加が可能で、必要な免許を所持している人なら誰でもOK。ピレリタイヤでなくても可ということで、20名の参加枠はなかなかの争奪戦になっていると聞いた。

インストラクターの鈴木大五郎さんとレッスンサポートのノア・セレンさん。「ピレリ やさしいバイクレッスン」はサーキットのパドックで開催される。

インストラクターは、プロライダーでありモーターサイクルジャーナリストとして活躍する鈴木大五郎さん。大五郎さんは今年開催16年目となる「ピレリファントラックデイ」の初回から携わっており、レッスンのインストラクターを担当。これまではサーキットビギナーやサーキットデビュー前のライダー向けの内容だったそうだが、今年からは「安全に楽しむためのライディング基礎」をコンセプトに変更。名前も一新して「ピレリ やさしいバイクレッスン」がスタートした。

大五郎先生による座学の時間。ハンドルグリップの内容をメモしながら、イメージトレーニングしているところ。このとき気づいたのだが、両手の薬指と小指の付け根の皮が妙に硬くなってきている。バイクに本格的に乗り始めてたかだが数カ月なので、よほど力を入れて乗っているのかもしれないと反省。

大五郎先生のお手本走行を見たり、ポイントを聞いたりしながら実技ではひたすら反復練習を。眉間にかなり深いシワを寄せているが、いたって真面目に話を聞いていたつもり。教習所以来のスラロームなので、もちろんヒマラヤでは初。ノアさんが分かりやすい擬音語で説明してくれたので、その擬音語をひたすらつぶやきながら練習。

レッスンの合間はパドックを散策。出展しているブランドを覗いたり、「ピレリファントラックデイ」に参加しているライダーのバイクを観察できたりととても楽しい。私はヴィプロスのブースでクリーンイノベーターを購入。レッスン翌日の洗車時に使用して、うっすら汚れていたヒマラヤが輝きを取り戻した!

2セットのレッスンを終えたら、13時過ぎ頃に昼食タイム。ケータリングによるお弁当をいただく。簡易テーブルにもなるペーパートレイでお弁当を手渡されるのでとても便利!サーキット走行しているライダーを眺めながら、塩味のきいた冷製スープ(ガスパチョ)やデザートまでセットになったお弁当を堪能。アウトドアで食べるゴハンって美味しいね!

雨の実技レッスンを終えたら念願のサーキットデビュー!

ランチタイム後も、もちろんレッスン! セミナールームでの座学を終え、いざ最後の実技レッスンということでスタートしたのだがその途中、雨で一時中断。雨の走行に不安を覚えた人は、このタイミングで帰路につくのももちろんOK。雨がかなり小降りになったタイミングで、レッスンは再開。全3セットのレッスンが終わったのが16時頃。大五郎先生から一人ひとりに修了証と記念品がプレゼントされた。

雨が降った後も、希望者はレッスン継続。ステップ荷重による曲がり方を教わったときに「片手でもできるようになる」と聞いて「無理」と思っていたのだが、最終的に片手をタンクの上に置いてクリアできた! できないと思っていたことが反復練習によってできるようになると、小さな自信につながるのも嬉しいところ。

修了証とピレリのカタログのほか、記念品が豪華! ピレリ150周年記念のステッカーやペン型のエアゲージ、さらにピレリのディアブロのロゴがはいったタイヤエアバルブまでいただいちゃいました!

その後、16時30分からは、なんと希望者向けに「ピレリ やさしいバイクレッスン」のためのサーキット走行時間が確保されている。もちろんスピードを出すわけではないのだが、大五郎先生の先導についていくスタイルで3周体験できるのだ。

袖ヶ浦フォレストレースウェイは1周2436mで、コーナー数は14。国際自動車連盟(FIA)の規格に従ったコースとし、日本自動車連盟(JAF)公認レーシングコースでもある。そんな本格的なサーキットをまさかヒマラヤで走行できるとは思っていなかったし、自分がライディングするというのは初めてでワクワクドキドキ。とても貴重な体験をもって、「ピレリ やさしいバイクレッスン」は無事に終了した。

大五郎先生の先導で、いざサーキットイン! このときには路面が少しずつ乾きつつあったので、安心して楽しむことができた。

今回参加していたナガミツアヤさんにインタビュー。「大学生のときに免許を取得してバイク歴7年ほどです。バイクレッスンは過去に1度だけ他のサーキットで開催していたのに参加したことがありますが『ピレリ やさしいバイクレッスン』は内容も充実しているし、初歩的な基礎から教えてもらえるのがとても良かったです。公道だと練習できないですしね。あくまで日常的に楽しむ上で学びになればと思って参加したのですが、サーキットを走るってこんなに気持ちいいんだと感動しました!」。愛車のドゥカティ・スクランブラー シックスティー2は、日本100台限定導入のオーシャン・グレイカラー。このバイクが大好きだそうで、同じカラーのヘアカラーがおしゃれで印象的。アヤさんのお兄さんは今回「ピレリファントラックデイ」に参加していたそうで、アヤさんが本格的にサーキットデビューする日も遠くないかも!?

無意識から気づくことで変わった帰路のライディング

レッスンで教わったことはいろいろあり、事細かに紹介するよりも興味のある方はぜひ実際に参加して体験してもらえればと思うのだが、明らかに帰りのライディングに不安がなくなったことは大きかった。カーブが続く道に対しては特にその感覚が大きく、気づいていなかったのだがそれまではながら運転していたのだろうと痛感。自分でバイクをコントロールする意識がはっきりとしたことは大きな気づきだった。

また教習所で教わったスラローム走行や急制動などはヒマラヤで経験する機会がなかったので、こうしたレッスンによって自分のバイクで感覚をつかめるのは良いなと思った。乗れるようになったらあまり意識していなかったのだが、半クラッチの有効範囲なども自分自身の感度を高めることでこんなに変わるのかと実感できたのも、参加した甲斐があったといえる。

こんなお得感のあるレッスンを、タイヤメーカーが提供してくれているのにびっくり! バイクをより好きになるだけでなく、コーナリングって楽しいのかも? と新しいバイクの世界を垣間見ることができたと思う。個人的には復習という意味でも、もう一度参加したいな〜。

少しずつライダーとして進歩しており、ヒマラヤの夢もきっと遠くない!(はず)

I want to go to the Himalayas someday with Himalayan!

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ピレリ やさしいバイクレッスン

「バイクに乗ることが好きなのに、バイクに乗るときはいつも緊張してしまう・・・」「もっと自分のバイクを楽しく華麗に操りたい!」そんな大人のライダーを対象とした「ピレリ やさしいバイクレッスン」では、指導経験が豊富なインストラクターがサポートしながら「楽しく」「安全に」「すぐに役に立つ」基本レッスンを中心としたカリキュラムを行っている。ご自身のバイクで安全にレッスンを受けることにより、ライディングの自信が高まり、街乗りもツーリングも100倍楽しくなる!「ピレリ やさしいバイクレッスン」を終了すると、修了証と記念品がプレゼント!

●開催スケジュール

6月5日(日)HSR九州
9月24日(土)鈴鹿ツインサーキット
10月16日(日)HSR九州
11月12日(土)袖ヶ浦フォレストレースウェイ

●参加料金 / 5000円(税込み)※昼食付き

●参加条件 / 公道走行可能な125cc以上のオートバイをお持ちで、必要な免許を所持している方なら誰でも参加できる。ピレリタイヤでなくても参加OK!

●申込みから参加までの流れ / まずは、おなじみのショップ様から申し込みできるかの確認を。おなじみのショップ様からの申込みが出来ない場合は、「ピレリ やさしいバイクレッスン」のwebに掲載されているページから申し込み可能店舗を検索。

●その他詳細などは 公式サイトの http://pmfansite.com/pirelli/article/2022/0316141745.html をチェック!

雨で汚れたヒマラヤを翌日しっかりと洗車。ヴィプロスのクリーンイノベーターでピカピカに磨き、ピレリのディアブロのロゴがはいったタイヤエアバルブも装着! 今回学んだことを忘れないうちに少し遠出したいなと思いつつ、次はいつ乗れるかな?


※本記事は“ミリオーレ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

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