411ccのブサ可愛い大型二輪

ヒマラヤに乗りたくて教習所の門を叩いた、2021春【with HIMALAYAN vol.1】

2022年春、 バイクに乗っている自分に少し感動している。1年前には想像できなかったバイクのある生活が、いま現実となっている。思い返せば2021年4月、春うららかな陽気に心躍らせながら教習所へ申し込みに行ったのだ。その当時ちょうど40歳、ミリオーレ営業・ムラタのバイクへの挑戦は、現実的な免許取得から始まった。


●文/まとめ:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:ロイヤルエンフィールド東京ショールーム

ロイヤルエンフィールド「ヒマラヤ」、お前はなぜ411ccなのか?

ところで、皆さんはロイヤルエンフィールドの「ヒマラヤ」というバイクをご存知だろうか? 詳細は、ぜひこちらの記事↓をチェックしてみて!

端的に言うと、インド発・411cc単気筒アドベンチャーバイクである。ここで皆さん思ったことでしょう。なぜ、411 cc?と。しかしながら、バイク知識皆無だった当時の私のファーストインプレッションはそこではなかった。

「なんてブサ可愛い(褒め言葉)バイクなんだろう! 乗ってみたい!」

まさに一目惚れというやつである。しかも名前がヒマラヤである。世界でもっとも高いエベレストを有するヒマラヤ山脈ですよ。素人目線で考えるとこんなブサ可愛い(何度も言うが、褒め言葉)バイクで走破できる気はしないのだが、なんだかその意気込みというか、志が名前に込められている感じも良かったのだ。

ちなみにこの時点では、このバイクが欲しいわけではなく、あくまで一度は乗ってみたいという思いだけだった。「このバイクって普通二輪免許で乗れるんですか?」と、トンチンカンな質問を某モーターサイクルジャーナリストのIさんに聞いたら、「これは大型」とだけ返答された。「そっかー、大型かー。じゃあ暖かくなったら(ヒマラヤを初見したのは12月のロケ同行だった)、教習所でも通うかな」というのが、ことの始まりだった

【ROYAL ENFIELD HIMALAYAN[2022 model]】主要諸元■全長2190 全高1360 全幅840 軸距1465 シート高800(各mm) 車重199kg ■空冷4ストSOHC単気筒 411cc 24.3bhp/6500rpm 3.2kg-m/4000-4500rpm 変速機5段リターン 燃料タンク容量15L ■ブレーキF=φ300ディスク R=φ240ディスク ■タイヤサイズF=90/90-21 R=120/90-17 ●色:黒 黒/赤 シルバー 白/青 グレー 緑 ●価格:70万6200円〜

2022年2月、ユーロ5対応モデルの最新ヒマラヤが納車!

教習所に通うまでのアレコレや教習所がスタートしてからの挫折の日々はそのうち語るとして、2022年4月現在、無事にバイクのある生活を謳歌?している。もちろん相棒は、ヒマラヤだ。

先日、無事に初回点検とオイル交換も完了。モノは試しと、はじめてのソロツーリング@箱根にもチャレンジしてみた。

「天気もいいし、行ってみるか!」と10時頃に家を出て向かったのは、箱根・仙石原にあるポーラ美術館。足柄サービスエリアでは、きれいな富士山と1枚(バイクに乗るようになって、愛車を写真に撮るという親心?もはじめて知った)。ポーラ美術館は周囲の自然環境を考慮して森に埋め込むようにつくられており、天気が良いとガラス天井の吹き抜け空間がとにかく美しい。

ソロツーリング@箱根の道中、サービスエリア休憩時でより思ったのだが、やはりヒマラヤは珍しいらしい。いろんなライダーに声をかけられる。そして、排気量を聞かれるたびに「411ccです(ニッコリ笑顔)」と答えるのだが、大抵の人は「えっ、、(これ大型なの?)」という心の声が聞こえてくるようである。

わかります、わかります。今なら私だってそう思う。なぜ、411ccなのか?と。とはいえ、もうそんなことはどうでもいいんです。なぜなら、自分大型免許持ってますから。

今のところ立ちゴケや転倒もなく、エンストもほぼしなくなってきて、乗るたびに愛着がわいている今日この頃。ヒマラヤが南極走破に挑戦して見事ゴールしたと聞けば我が子のことのように喜び、さらにはこのブサ可愛い(念押しで書くが、褒め言葉!)ヒマラヤに弟分モデルの「スクラム411」が登場!とニュースを知れば、親戚のおばちゃんのように歓喜する日々である。

パッと見は弟分というよりか、ただ軽装になっただけでは?と個人的に思った「スクラム411(Scram 411)」。ヒマラヤをベースとした新型クロスオーバーモデルは、やはり排気量は411cc(笑)。人口13億9000万人のインドで高いシェアを誇るモーターサイクルメーカーは、小さな島国の規制なんか気にもしません。それでいいんです!

いつの日かヒマラヤでヒマラヤに行く、その夢の実現に向けて

そんなこんなで、徒然なるままにヒマラヤとの日常をつづっていこうと思う。いつまでこの連載が続くか? それは私がヒマラヤでヒマラヤに行くという夢が叶うまでである。(その前に、あまりに徒然なるままに書いていると内容がないということで連載中止になる可能性もあるわけだが、そこは気にしない!)

きっとそのうちこの他愛もない記事を見たインド人のお金持ちが、じゃあ一緒にヒマラヤ行こうよ!と誘ってくれるはずであると信じて、とりとめもなく綴っていこうと思う次第。

次回は、教習所に通うまでのアレコレをお伝えする予定。記憶が薄れつつあるので、初心を改めて振り返ってみるのだ!

I want to go to the Himalayas someday with Himalayan!

with_himalayan Insta → https://www.instagram.com/with_himalayan/

先日はロイヤルエンフィールド東京ショールームへ。ちょうどヒマラヤの黒を購入検討中という方がいらっしゃっていたので、愛車を見せつつ力説してみた。きっと1台新たにヒマラヤライダーの増加に貢献したに違いない!


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