
日本のバイクファンが首を長くして待ち望んでいた「あの名車」が、ついに正式な復活を果たす。ホンダは新設計の直列4気筒エンジンを搭載した新型「CB400スーパーフォア Eクラッチ」を、2026年8月21日に発売すると発表したのだ。コンセプトモデルの公開から熱狂的な反響を呼んでいたヨンヒャクの王者が、最新の電子制御を身にまとって日本の公道へ帰ってくる。すべての瞬間が楽しさにつながるという最新モデルの全貌を紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ホンダ
58馬力を絞り出す新設計の直列4気筒エンジン
「もう一度、あの甲高い直4サウンドを響かせて走りたい」。そんなライダーの切なる願いに、ホンダの技術陣は新設計の399ccエンジンで完璧に応えてみせた。
最高出力は58PSを1万1500rpmで発揮。電子制御スロットル(TBW)を採用し、エンジン各部の低フリクション化を図ることで、幅広い回転域でのスムーズな出力特性を実現している。さらに吸気系はダウンドラフト式を採用し、低中回転域の力強さとエモーショナルな吸気音を両立。
1970年代を代表する往年の名車、CB400FOURを彷彿とさせる4-2-1集合マフラーからは、直列4気筒ならではの伸びやかな排気音が響き渡り、スロットルを開けるたびにライダーの胸を高鳴らせてくれることだろう。
クラッチ操作から解放される「Eクラッチ」の魔法
最大のトピックは、車名にも冠された「ホンダ Eクラッチ」の標準装備だ。
発進から停止、シフトチェンジに至るまで、左手のクラッチレバー操作なしで最適なクラッチコントロールを自動制御してくれる。この画期的なシステムがTBWと協調制御を行うことで、シフトダウン時の変速ショックを極限まで低減。路面の段差などでリアタイヤが跳ねる場面でも半クラッチ制御が介入し、車体を安定させてくれるという。
ストップ&ゴーの多い市街地からロングツーリングまで、左手の疲労から完全に解放されることで、ライダーは純粋にライディングの楽しさだけに没頭できることだろう。
99万8800円。最新装備をまとった普遍のジャパニーズネイキッド
スタイリングは、30年にわたり愛されてきた普遍的なジャパニーズネイキッドスタイルを見事に継承している。その一方で、中身は最先端へとアップデートされている。
コックピットには、スマートフォンと連携できる「ホンダ RoadSync」対応の5インチフルカラーTFT液晶メーターを搭載。USB Type-Cソケットも標準装備し、現代のツーリングに欠かせない利便性を確保した。新設計の鋼管ダイヤモンドフレームと、フロントの倒立サスペンションが、快適でスポーティな足回りを約束してくれるに違いない。
メーカー希望小売価格は99万8800円。CB750Fをモチーフにしたウルフシルバーメタリックなど、魅力的な4色がラインナップされる。ヨンヒャクの頂点に君臨し続けた名スタンダードの帰還を、心から歓迎したい。
HONDA CB400 SUPER FOUR E-Clutch (2026model) COLORS
HONDA CB400 SUPER FOUR E-Clutch (2026model) SPECS
| エンジン型式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒 |
| 総排気量 | 399cc |
| 最高出力 | 43kW(58PS)/1万1500rpm |
| 最大トルク | 38N・m(3.9kgf・m)/9750rpm |
| 全長×全幅×全高 | 2110×770×1085mm |
| シート高 | 780mm |
| 車両重量 | 187kg |
| 燃料タンク容量 | 15L |
| トランスミッション | 常時噛合式6段リターン (HONDA E-Clutch標準装備) |
| サスペンション(前) | テレスコピック式(倒立サス) |
| サスペンション(後) | スイングアーム式(プロリンク) |
| タイヤ(前/後) | 120/70ZR17M/C(58W) / 160/60ZR17M/C(69W) |
| ブレーキ(前/後) | 油圧式ダブルディスク / 油圧式ディスク |
| メーカー希望小売価格 | 99万8800円(税込) |
| 発売日 | 2026年8月21日 |
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