
ドゥカティが放つ、スーパーバイク世界選手権(SBK)のレギュレーションに準拠した究極のロードスポーツ、新型「Panigale V4 R(パニガーレV4 R)」が2026年6月20日(土)に発売。公道走行可能なバイクとして初めて搭載されたレーシング・ギアボックスやコーナー・サイドポッドなど、MotoGPやSBKで培われたワークスマシンの技術を惜しみなく投入。555万円という価格に見合う、圧巻のポテンシャルと美しさを紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ドゥカティ
プロの世界を身近に。ニュートラルが「1速の下」にある衝撃
新型パニガーレV4 Rは、「ドゥカティ・レーシング・ギアボックス(DRG)」を採用した初めての公道モデル。ニュートラルを1速と2速の間ではなく、1速の下に配置しており、1速から2速へのシフトチェンジが格段に速くスムーズになった。
さらに、右ハンドルバーの専用レバーを操作しないとニュートラルに入らない「ドゥカティ・ニュートラル・ロック(DNL)」を装備。MotoGPのオフィシャルライダーと同じシフト操作の作法が、ライダーに絶対的な安心感と高揚感をもたらしてくれるはずだ。
公道モデル初のコーナー・サイドポッドが生む異次元の旋回力
コーナリング時のライン取りや、深いバンク角での安定感に課題を感じているライダーへの最適解がここにある。ドゥカティ・コルセが開発した公道モデル初の「コーナー・サイドポッド」だ。
この空力パーツは深いバンク角で機能するように設計されており、コーナリングスピードの向上とタイトで正確なライン取りを可能にする。さらに、表面積が大きくなった新しいウィングレットとの相乗効果により、ダウンフォースは従来モデル比で25%も増加。前後のサスペンションに奢られたプロ仕様のオーリンズ製メカニカルサスペンションと相まって、路面に吸い付くような異次元のコーナリングを体感できると期待が高まる。
最高239馬力! MotoGP直系のV4エンジンが吠える
心臓部には、ユーロ5+規制をクリアしながらパフォーマンスを向上させた998ccの「デスモセディチ・ストラダーレR」エンジンを搭載。標準状態で218psを1万5750rpmで叩き出す猛烈なパワーを備えている。さらに、専用のレーシング・エグゾーストとドゥカティ・コルセの推奨オイルを組み合わせれば、最高出力はなんと239psにまで跳ね上がる。
剛性が最適化されたフロント・フレームや、中空対称スイングアームがこの巨大なパワーをしっかりと受け止め、強烈な加速時にも車体を安定させてくれるだろう。
555万円に込められた妥協なきレーシングスピリットをその手に
これだけの極まった装備を満載しているだけあり、メーカー希望小売価格は555万円。ステアリング・ヘッドにはモデル名とともにシリアルナンバーが刻印され、このマシンが特別な存在であることを静かに、そして力強く主張している。
進化した電子制御システムがタイヤにかかる力を繊細にコントロールし、200馬力オーバーの怪物を安全かつ速く走らせることをサポート。レースの熱狂をそのままガレージに持ち帰ることができる新型パニガーレV4 Rは、2026年6月20日(土)にいよいよ日本のストリートへと解き放たれたばかりだ。大人の夢を叶える至高の1台を、ぜひその目で確かめてほしい。
Ducati Panigale V4 R COLOR
Ducati Panigale V4 R SPECS
| エンジン型式 | デスモセディチ・ストラダーレ 90° V型4気筒、水冷 |
| 総排気量 | 998cc |
| 最高出力 | 218ps(160.3kW)/1万5750rpm |
| 最大トルク | 114.5Nm(11.7kgm)/1万2000rpm |
| 装備重量(燃料を除く) | 186.5kg |
| シート高 | 855mm |
| ホイールベース | 1477mm |
| トランスミッション | 6速 |
| 燃料タンク容量 | 17L |
| サスペンション(前) | オーリンズ製43mm径TiNコート NPX 加圧式フルアジャスタブル |
| サスペンション(後) | オーリンズ製 TTX36 フルアジャスタブル・モノショック |
| ブレーキ(前) | 330mm径セミフローティング・ダブルディスク ブレンボ製Hypureラジアルマウント |
| ブレーキ(後) | 245mm径ディスク ブレンボ製2ピストンキャリパー |
| メーカー希望小売価格 | 555万円 |
| 発売日 | 2026年6月20日(土) |
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