
ミドルスーパースポーツの熱狂が、さらに一段ギアを上げる。アプリリアの傑作ツインモデルに、ファン待望のアップグレード仕様「RS 660ファクトリー」が追加され、2026年7月14日より日本国内で受注が開始された。エンジンパワーの引き上げからオーリンズ製サスペンションの採用、そしてウィングレットの追加に至るまで、ただでさえ評価の高かったミドルスポーツが、さらなる高みへと進化を遂げた。全国でわずか12台限定というプレミアムな1台を紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真・外部リンク:アプリリア
105馬力に進化! EURO 5+をクリアした並列ツイン
「ミドルクラスは乗りやすいが、サーキットのストレートでは少しパワーが物足りない」。そんな悩みを抱えるライダーに、アプリリアは力強い回答を用意した。
心臓部である659ccの水冷並列2気筒エンジンは、厳しいEURO 5+基準をクリアしながらも、スロットルボディを従来の48mmから52mmへと大径化。これにより、最高出力は従来の100HPから105HP(1万400rpm)へと見事な向上を果たしている。
車両重量わずか183kgという驚異的な軽さと、エンジンを応力部材として利用する高剛性なツインスパーフレームが相まって、コーナーからの立ち上がりで鋭く車体を押し出し、ライダーに強烈な加速感を味わわせてくれることだろう。
MotoGP直系のウィングレットと新設計フェアリング
アプリリアの特別仕様車を示す「ファクトリー」の名にふさわしく、エアロダイナミクスも1000ccクラスのスーパーバイク顔負けの本格仕様へと変貌している。
フェアリングは完全に新設計され、フロント下部にはレース由来の大型ウィングレットを新たに装備。さらに2つの小型エアロパーツを追加することで、走行時の空気抵抗の低減と高速走行時の圧倒的な安定性を実現した。
サイドフェアリングには、デザインと機能性をシームレスに融合させたダブルレイヤー構造を継承。風圧からライダーを守るだけでなく、エンジン熱の排出を最適化する仕組みが盛り込まれており、サーキットでの過酷な連続走行でも、ライダーの集中力維持に貢献してくれるだろう。
オーリンズと最新電子制御がもたらす極上のコーナリング
コーナリング性能を究極まで高めるための足回りも妥協がない。前後にオーリンズ製サスペンション(フロントは43mm径NIX30、リアはリザーバータンク付きSTX46)を標準装備し、油圧式の減衰力やスプリングプリロードなど、フルアジャスタブルの緻密なセッティングが可能となっている。
さらに、定評のあるAPRC電子制御パッケージには、新たにスタンディングスタートを極める「ローンチコントロール」が追加された。トラクションコントロールやウィリーコントロール、マルチマップ式のコーナリングABSといった高度な電子頭脳が、オーリンズのサスペンションと絶妙に連携。限界領域の走りでも、ライダーは路面に吸い付くような絶対的な安心感を持ってスロットルを開けていけることだろう。
メーカー希望小売価格は198万0000円。「シェイクダウン イエロー」をまとい、極上のハンドリング体験を約束する至高のミドルスポーツ。限定12台のプレミアムな相棒を手にするのは誰になるのだろうか。
aprilia RS 660 Factory (2026model) COLORS
aprilia RS 660 Factory (2026model) SPECS
| エンジン形式 | 4ストローク 水冷並列2気筒 DOHC 4バルブ |
| 総排気量 | 659cc |
| ボア×ストローク | 81mm × 63.93mm |
| 最高出力 | 105HP(77.2kW)/1万0400rpm |
| 最大トルク | 70.0Nm/8400rpm |
| 全長 / 全幅 | 1995mm / 745mm |
| シート高 | 820mm |
| 車両重量 | 183kg (燃料90%搭載時) |
| 燃料タンク容量 | 15L |
| トランスミッション | 6速 アプリリアクイックシフト(AQS) アップ&ダウン |
| サスペンション(前) | Öhlins製 Φ43mm倒立フォーク (フルアジャスタブル) |
| サスペンション(後) | Öhlins製 モノショック (フルアジャスタブル) |
| ブレーキ(前) | Φ320mmデュアルディスク Brembo製ラジアルマウントキャリパー |
| ブレーキ(後) | Φ220mmディスク Brembo製キャリパー |
| タイヤ(前/後) | 120/70-ZR17 / 180/55-ZR17 |
| メーカー希望小売価格 | 198万0000円(税込) |
| 発売日 | 2026年7月14日 (※12台限定) |
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