
ホンダからとんでもないツアラーがやってくる。EICMA 2025で世界を熱狂させ、モーターサイクルショー2026で市販予定車としてベールを脱いだ「CB1000GT」だ。CBR1000RR譲りの直列4気筒エンジンに、高度な電子制御サスペンションを融合。単なる移動を極上のスポーツ体験に変える、妥協なき「ハイパフォーマンス・ツアラー」の真価に迫る。いよいよ国内デビュー間近、こいつは絶対に見逃せない。
●文/写真:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ホンダ
長距離ツーリングの「疲労感」にお別れ
休日のツーリング。絶景や美味しい食事を堪能した帰り道、高速道路を走りながら首や肩の痛みに耐え、「明日の仕事、しんどいな…」とため息をついた経験はないだろうか。スポーツバイクの刺激は欲しいが、長距離の疲労は避けたい。
そんなジレンマに終止符を打ってくれそうな一台がEICMA2025で初公開され、モーターサイクルショー2026でも展示されたホンダの市販予定車、新型スポーツツアラー「CB1000GT」だ。 「速く、遠くまで快適に」というコンセプト通り、キビキビとしたスポーツ走行と、どこまでも走り続けたくなる快適性を高次元で両立している。
CBR譲りの心臓部がもたらす、官能の直4サウンドと猛烈な加速
心臓部に宿るのは、CBR1000RR(SC77)をベースに低・中速域のトルクを分厚くチューニングした999cc水冷直列4気筒エンジン。日本仕様の最高出力は驚異の149.6psだ。 専用設計の電子制御スロットルを採用し、ツーリング向けに出力フィーリングを滑らかにしているという。
標準装備の双方向クイックシフターやクルーズコントロールの存在を見れば、長大な高速道路の移動や、ワインディングでのシフトチェンジがいかにストレスフリーになるか容易に想像がつく。大排気量直4エンジンが放つ余裕は、ライダーに底知れぬ安心感をもたらすはずだ。
荒れた路面をやわらかくいなす、電子制御サスペンション
CB1000GTのハイライトは、なんといってもその足回りだ。サスペンションには、走行状態に合わせて減衰力をわずか0.015秒で自動調整するセミアクティブタイプの「SHOWA EERA」を採用し、6軸IMUが車体の姿勢を常に監視する。
市街地のちょっとした段差から、荒れた路面の峠道まで。路面状況に合わせてサスペンションキャラクターを即座に変更するこのシステムは、長旅で蓄積する体へのダメージを劇的に減らしてくれるに違いない。ライディングモードと連動した緻密な制御が、どんな道でも極上の乗り心地を提供してくれることだろう。
タンデムも荷物も余裕。旅を極上にする「おもてなし」の数々
実車に跨ってハッとさせられたのが、その絶妙なライディングポジション。シート高は825mm。大柄な21Lタンクを備えるものの、ニーグリップ部分はしっかり絞り込まれており、膝まわりのフィット感は抜群。ステップ位置はやや前方で、高く手前に引かれた幅広のハンドルバーのおかげで、上半身は直立に近いリラックスした姿勢を保てる。
これなら1日中乗っても疲れにくい。 さらに、片手でスッと5段階に高さ調整できるウインドスクリーンや、スリムなナックルガード、グリップヒーターなど、ライダーを風圧や寒さから守る快適装備がてんこ盛り。スマートフォンと繋がる5インチフルカラーTFTメーターを見つめれば、旅への期待は膨らむばかりだ。
市販化は目前。ガレージを空けて待つべし
価格や正式な発売日はまだベールに包まれているが、ヤマハのトレーサー9 GT+やスズキのGSX-S1000GXといった強力なライバルたちに真っ向から勝負を挑む、ホンダの自信作。妥協なき相棒が、あなたのバイクライフを劇的に変える日は近い。今のうちに資金を準備し、正式発表の時を待とう。
参考:HONDA CB1000GT(モーターサイクルショー2026) DETAILS
参考:HONDA CB1000GT(欧州仕様) SPECS
| 項目 | スペック詳細 |
| 全長/全幅/全高 | 2,135 mm / 930 mm / 1,290 mm |
| 軸距/シート高 | 1,465 mm / 825 mm |
| 車重 | 229 kg(装備重量) |
| エンジン | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 1000cc |
| 最高出力 | 149.6ps / 11,000rpm ※日本仕様 |
| 最大トルク | 10.4kg-m / 8,750rpm |
| 変速機形式 | 6段リターン |
| 燃料タンク容量 | 21 L |
| タイヤサイズ | 前:120/70ZR17 / 後:180/55ZR17 |
| ブレーキ | 前:ダブルディスク / 後:ディスク |
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