
ヤマハ発動機は、軽二輪スクーター「NMAX155 ABS」および原付二種スクーター「NMAX ABS」の2026年モデルを2月26日に発売すると発表した。今回のモデルチェンジはカラーリングの変更が主軸となるが、とくに155ccモデルは電子制御CVT「YECVT」を搭載し、走りの質感を高めたスポーツコミューターとしての地位を盤石なものにしている。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ヤマハ
「MAXシリーズ」のDNAを継承する車体構成
NMAXシリーズは、「Global Prestige City Commuter」をコンセプトに開発されたモデルだ。欧州や日本で高い人気を誇る「MAXシリーズ」のDNAを受け継ぎ、斬新なスタイルとスポーティーな走りをコンパクトなボディに凝縮しているのが特徴である。
そのスタイリングにおいて象徴的なのが、MAXシリーズのアイコンでもあるブーメラン形状のサイドカバーだ。後方から前方へ流れるようなラインを描き、前に進む力強さを視覚的に演出している。サイドカバーには上下で形状に変化がつけられており、デザインにメリハリと高級感を与えている点も見逃せない。
搭載されるエンジンは、走りの楽しさと燃費・環境性能を高次元で両立する「BLUE CORE(ブルーコア)」エンジンだ。高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして設計されており、通勤や街乗りといった日常の移動において、ストレスのない加速と優れた経済性を提供する。
とくに「NMAX155 ABS」において特筆すべきは、電子制御CVTである「YECVT」の搭載である。これにより、従来のスクーターにはない刺激的な乗り味を実現している。 YECVTは、スロットル操作やスイッチ操作に応じて変速比を電子制御するシステムだ。
たとえば、追い越しや登坂路で力強い加速が必要な場面では、シフトボタンやスロットル操作によって、マニュアルトランスミッション車のようなスムーズなシフトダウン感覚を得ることができる。また、下り坂ではエンジンブレーキを効果的に効かせることが可能。ライダーの意思に忠実な加減速コントロールを実現しているというわけだ。
コックピットまわりも現代のコミューターにふさわしい機能性を備えている。 ディスプレイはイグニッションONでアニメーションが流れ、ライダーの昂揚感を刺激する演出が施されている。機能面では、専用アプリ「Y-Connect」をインストールしたスマートフォンと連携することで、着信通知や各種情報をメーター内に表示可能だ。
さらに、ナビゲーションアプリ「Garmin StreetCross」とペアリングすれば、ディスプレイ上でナビ機能を利用でき、ツーリングから日常の移動まで快適にサポートする。
2026年モデルでは質感を極めた新色が登場
2026年モデルにおける最大のトピックは、カラーリングの刷新だ。
まず注目したいのは、NMAX155で新たに採用された「シルバー(ライトブルーイッシュグレーメタリック9)」だ。 セミグロス(半光沢)仕上げとすることで輝度を高め、まるで金属のような重厚な質感を表現。ボディのプレスラインや陰影を強調し、都会的かつスタイリッシュな印象を強めるカラーリングとなっている。
【YAMAHA NMAX155】●ライトブルーイッシュグレーメタリック9
共通採用された「マットダークグレー(マットダークグレーメタリック9)」はプレミアムかつ高品質なイメージを追求する「MAXシリーズ」の新しいブランドカラーと位置づけられている。「MT-09」などのエンジンにも採用されているカラーで、深みのあるメタリックがマシンの造形美を引き立てる。
【YAMAHA NMAX155】●マットダークグレーメタリック9
さらに「ブルー(ディープパープリッシュブルーメタリックC)」も共通採用。 NMAXシリーズとしては国内初採用となるこのブルーは、ヤマハのレーシングスピリットを感じさせるスポーティーな色調。高いパフォーマンスを予感させる鮮やかなカラーは、街中で強い存在感を放ちそうだ。
【YAMAHA NMAX】●ディープパープリッシュブルーメタリックC
「NMAX155 ABS」はこの新色3色での展開となる。一方の「NMAX ABS」は、これら新色の「マットダークグレー」と「ブルー」に加え、継続色の2色を合わせた全4色展開となった。気になる価格は「NMAX155 ABS」が税込み45万9800円、「NMAX ABS」が38万9400円だ。発売は2026年2月26日を予定している。
YAMAHA NMAX/NMAX155(2026model)主要諸元
| 項目 | NMAX ABS | NMAX155 ABS |
|---|---|---|
| 型式 | 8BJ-SEL1J | 8BK-SG92J |
| 全長×全幅×全高 | 1,935mm×740mm×1,200mm | 1,935mm×740mm×1,200mm |
| シート高 | 770mm | 770mm |
| 軸間距離 | 1,340mm | 1,340mm |
| 車両重量 | 132kg | 135kg |
| エンジン種類 | 水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 | 水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 124cm3 | 155cm3 |
| 内径×行程 | 52.0mm×58.7mm | 58.0mm×58.7mm |
| 圧縮比 | 11.2:1 | 11.6:1 |
| 最高出力 | 9.0kW(12PS)/8,000rpm | 11kW(15PS)/8,000rpm |
| 最大トルク | 11N・m(1.1kgf・m)/6,000rpm | 14N・m(1.4kgf・m)/6,500rpm |
| 燃料タンク容量 | 7.1L | 7.1L |
| WMTCモード燃費 | 49.1km/L(クラス1) | 46.4km/L(クラス2) |
| タイヤ(前) | 110/70-13M/C 48P | 110/70-13M/C 48P |
| タイヤ(後) | 130/70-13M/C 63P | 130/70-13M/C 63P |
| ブレーキ(前後) | 油圧式シングルディスク | 油圧式シングルディスク |
| 製造国 | インドネシア | インドネシア |
| 税込価格 | 38万9400円 | 45万9800円 |
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