
●文/写真:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
「伝統と革新」をテーマに、カワサキの原点たるモデルと水素エンジンバイクを展示
10月30日(木)から11月9日の会期中に、101万にも及ぶ来場者を記録して閉幕した「ジャパンモビリティショー2025」。カワサキのブースでは「伝統と革新」をテーマに、今年で60周年を迎えるカワサキの原点たる二輪車「W」ブランドを記念する特別展示と、同じく伝統の「Z1」の血脈を受け継ぐ世界初公開の新型Z900RS、日本初公開の新型「Z」、Z1100SEを発表。さらに次世代モビリティとして同社が開発に取り組んでいる水素エンジンモーターサイクルや6気筒水素エンジンなど、「Heritage(ヘリテイジ)」と「Innovation(イノベーション)」を象徴する多くの車両を展示していた。
プレスカンファレンスではカワサキモータースジャパンの伊藤浩社長が登壇し、今回のテーマ「伝統と革新」についてスピーチ。その車両の数々や展示内容を紹介した。
プレスカンファレンスにて今回のモビリティショーのテーマとともに、伊藤社長が大々的に紹介したのがカワサキの二輪車の原点といえる「W」ブランドの誕生60周年。1878に東京・築地にて創業した川崎築地造船所(現・川崎重工)。それ以来140年以上の歴史のさなか、1965年に登場し、同年の第12回東京モーターショーにてデビューしたカワサキ650-W1(通称ダブワン)から続くWブランドの60周年アニバーサリーイヤーの特別展示を同社ブースのメインエリアに設置。初代650-W1をはじめ、そのフィーリングとスタイルを踏襲した現行モデルのW800とW230を壇上に展示していた。
ブースのメインエリアでは今年で60周年のアニバーサリーイヤーを迎える「W」ブランドの特別展示を実施。その原点たる初代モデル「650-W1」をセンターに。
そして現行モデルのW800とW230を並べ、記念すべき60周年をアピールした。壇上の「Wがなければ、ZやNinjaは生まれていなかった」というキャッチが実に印象的だった。
また、同じくカワサキ伝統の「Z」の名を受け継ぐフラッグシップ的ネイキッドモデル、Z900RSのニューモデル「Z900RS SE」もこの会場にて世界初公開。伝説の名車「Z1」のシルエットを踏襲しつつ、電子制御スロットルバルブを備えた新エンジンを搭載、カワサキコーナリングマネジメントファンクション(KCMF)やカワサキクイックシフター(KQS)、クルーズコントロールなど最新の装備も満載した、懐かしく、かつ新しいバイクとなっている。その詳細は10月29日アップロードの本サイトをご覧いただきたい。また、2025年9月に海外にて発表されたニューモデル「Z1100 SE」も国内初公開された。
Z900RSのニューモデル、Z900RS SEもモビリティショーの同社ブースにて世界初公開。名車Z1から続くカラーとフォルム、新型エンジンなど最新の装備が注目を集めた。
同じくカワサキ伝統の「マッハ」シリーズの「レインボーライン」を受け継いだカラーリングのZ900RS CAFÉのニューモデルも展示。さらに日本では初公開のZ100 SEもお披露目された。
水素エンジンのニンジャを中心に次世代技術も
さらに注目は将来、ガソリンエンジンに代わる次世代モビリティ、「水素」を燃料としたエンジンとモーターサイクルの展示。コンセプトモデルとして水素エンジンを搭載するバイクを発表するとともに、それとは別にモーターサイクル用の水素エンジンと直列6気筒の水素エンジンのモックアップも展示していた。またその水素燃料を供給する製造・輸送・貯蔵などのインフラ、サプライチェーンの構築への取り組みも広いスペースを設けて展示、解説していた。
モビリティショーの会期中、テレビCMでもPRされていた水素エンジンモーターサイクルのコンセプトモデル。このほかモーターサイクル専用水素エンジンと直列6気筒水素エンジンも展示されていた。
また同社ブースでは、北米を中心に販売されているスポーツオフロード四輪車のTERYX5 H2 DELUXEやカワサキ初の電動四輪車NAV 4e LIMITEDも初公開。ニンジャ1100SXやメグロS1、KLXシェルパSといった現行販売モデルも展示。実際に触れてまたがることもできた。さらにカワサキモータースジャパンが国内で販売するイタリアの名門、ビモータのモーターサイクルも特設コーナーを設けて展示していた。
ニンジャ1100SX
KLX230シェルパS
ビモータコーナー
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
112馬力の衝撃! リッターマシンを脅かした「最強・最速」のドッカンターボ 1980年代前半、国内4メーカーがしのぎを削った二輪ターボ開発競争。その最後に満を持して登場したカワサキ「750TURBO([…]
ロングセラーとなった6気筒ツアラー「カワサキ Z1300」 ホンダのCBX1000とほぼ同時期である1978年のケルンショーで発表され、翌1979年に登場したのがカワサキZ1300である。同じ並列6気[…]
高級パーツの“ポンづけ”じゃない。メーカが本気を出したSEの完成度 ーー試乗では、複数のモデルに試乗しましたが、それぞれ個性があった? 青木「じつは今回のサーキット試乗、最初にZ900RSブラックボー[…]
SUGOMI溢れるスタイルとジェントルな走りの両立 国内では2022年モデルを最後に姿を消したスーパーネイキッドのZ1000が、排気量を拡大したZ1100として復活。先の欧州発売からJMS2025での[…]
スポーツ向きのハンドル剛性 ビキニカウルと段付きのシングル風シートを装備した正統派カフェレーサースタイルのZ900RS CAFE。SEやBBのハンドルがナロー化してライダーに近づいた分、ワイドで低いC[…]
最新の関連記事(モーターサイクルショー/モーターショー)
合計19万5000人の大混雑!ネット時代に人々がわざわざ会場に並ぶ理由 ネットを開けば新型車のスペックや動画が手に入る時代。それにもかかわらず、なぜモーターサイクルショーはあれほど人を惹きつけるのか。[…]
カフェレーサーの聖地イギリス ロンドンのACE CAFE LONDONをはじめRIDEZ、BSA等クラシックスタイルアパレル・バイクブランドが出展。 カフェレーサーのアイコンとも言うべきエースカフェロ[…]
スズキ伝統のVツインがクロスオーバーモデルに! SV-7GXの国内発売はいつだ!? 注目モデルの筆頭は2025年秋に開催されたミラノショーEICMA 2025で発表されたSV-7GX。兄貴分とも言える[…]
新色ライトグリーンの爽やかボディが目を引いたYZF−R3 まず会場で目に入ったのが、ヤマハが誇るスーパースポーツのYZF−R3(市販予定アクセサリー装着車)。ライトグリーンの車体が際立ち、来場者たちの[…]
「左手の自由」を手に入れた最新シリーズを積極展開。その主役はASA搭載「R1300RS」 バイクの楽しさはそのままに、クラッチ操作だけを機械にお任せする「ASA」は、コンピューターと電気駆動のアクチュ[…]
人気記事ランキング(全体)
最新の投稿記事(全体)
街中開催で大盛況のコヨーテミーティング この数年は春と秋に開催されているコヨーテミーティング。20回目の開催は春だけでのカウントだ。 会場の群馬県のスバル運動公園は幹線道路からもアクセスしやすい立地で[…]
【第1位:太陽光だけで走る次世代三輪EV】 堂々の1位を獲得したのは、ルーフに高効率ソーラーパネルを装備した日本発の三輪ソーラーEV「スリールオータ」だ。車検不要の手軽さながら、太陽光だけで最大40k[…]
112馬力の衝撃! リッターマシンを脅かした「最強・最速」のドッカンターボ 1980年代前半、国内4メーカーがしのぎを削った二輪ターボ開発競争。その最後に満を持して登場したカワサキ「750TURBO([…]
四半世紀愛されたファンバイク! 今もライダーの心を揺さぶる「SV650/X」 スズキのミドルスポーツ「SV650 ABS」および「SV650X ABS」は、かつて発表会で『Vツインファンバイク』と謳わ[…]
高性能エンジンオイルや添加剤を利用するかしないかで、エンジン内部に雲泥の差が 「ガソリンを入れてエンジンオイル交換さえしていれば、気持ち良く走ってくれるのが4サイクルエンジンだよね」 といったお話しを[…]
- 1
- 2











































