
ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)が開幕し、10月31日からは一般公開もはじまる。WEBヤングマシンでは各メーカーのブースをひとつずつ紹介していこう。まずはモンキー125カスタムから電動アキラバイク?! さらには飛行機やロケットまで揃えるホンダブースから紹介だ!
●文/写真:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ホンダ
電動車ならではのレイアウトの自由度の高さを活かした新設計の二輪駆動EVバイク「EV OUTLIER Concept」世界初公開
10月30日(木)から11月9日(金)まで東京ビッグサイトにて開催されている「ジャパンモビリティショー2025」。ホンダのブースでは、「陸・海・空のモビリティ」をコンセプトに、ホンダジェットやサステナブルロケット、大型船外機BF350や各種コンセプトカーや本サイト10月3日のコンテンツでも紹介したCB1000F/CB1000F SE、スーパーカブ110 Liteなど多数の新型車両が展示されているが、ヤングマシンが注目したいのは世界初公開のEVバイクのコンセプトモデルと、ホンダ伝統のモンキー血脈を受け継ぐ125ccモデル、モンキー125のカスタムだ。
ホンダブースでは写真のCB1000F/CB1000F SEのほか、スーパーカブ110LiteやDio110Liteなどのニューモデルも展示されていた。
プレスカンファレンスにて「次世代EV」の一環として三部敏宏社長が紹介した「EV OUTLIER Concept(イーヴィー アウトライヤー コンセプト)」は、本モビリティショーにて発表された、世界初公開の電動二輪車。2030年以降の二輪車の新しいスタイルを提案するコンセプトモデルになっている。
従来の燃料タンク→エンジン→駆動系→タイヤというガソリン車の常識を超えた、EVならではのレイアウトの自由度の高さを活かし、動力と駆動系はインホイールモーターとして前後に配置し、バッテリーをシート下にセットすることにより、シート高をこれまでにないローポジションまで下げることに成功。これにより、「新たな乗車時の視点」を作り出すことを実現している。
ジャパンモビリティショー2025にて世界初公開された電動二輪車のコンセプトモデル「EV OUTLIER Concept(イーヴィー アウトライヤー コンセプト)」。駆動系をインホイールモーターとすることにより車体のレイアウトの自由度を高め、これまでにないローポジションと乗車時の視点を実現している。
コンセプトモデル「EV OUTLIER Concept(イーヴィー アウトライヤー コンセプト)」
コンセプトモデル「EV OUTLIER Concept(イーヴィー アウトライヤー コンセプト)」
コンセプトモデル「EV OUTLIER Concept(イーヴィー アウトライヤー コンセプト)」
コンセプトモデル「EV OUTLIER Concept(イーヴィー アウトライヤー コンセプト)」
EVアウトライヤーコンセプトと同時に展示されていた「EV UABAN Concept(イーヴィー アーバン コンセプト)」は2024年のミラノショーにて初公開されたEVバイクのコンセプトモデル。こちらはベルト駆動でスタイルはご覧のとおりスクーターのシルエット。同車は街乗りユース、アウトライヤーコンセプトはワインディングなどを楽しむスポーツスタイルと、2030年以降の未来を想定しつつ、使用するステージも棲み分けされていた。
EVアウトライヤーコンセプトと並んで展示されていた「EV UABAN Concept(イーヴィー アーバン コンセプト)」。2024年のミラノショーにて初公開されたEVバイクだ。
EV UABAN Concept(イーヴィー アーバン コンセプト)
次世代EV「Honda 0シリーズ」ととともに、EVアウトライヤーコンセプトを発表したホンダの三部敏宏社長。
ホイールもカワイイ! モンキー125カスタムはバイクいじりのお手本に
もうひとつ注目して欲しいホンダブースのバイクは、同車の旧き佳き、遊びゴコロあふれる原付、「モンキー」の最新版125ccモデル「Monky125カスタム」だ。2018年にデビューしたモンキー125をベースに、燃料タンクを1975年のモンキーのデザインをオマージュ。ホイールやステッカー、シートレールなど25点のアフターパーツを装着してカスタマイズすることで、古来からのバイクを「イジる」楽しさを提案している。
モンキー125カスタム。燃料タンクを1975年のモンキーのデザインをオマージュして製作、カラーリングやステッカー、各種カスタムパーツによりレトロなスタイルをバイクをイジる楽しさを演出している。
Monky125カスタム
Monky125カスタム
Monky125カスタム
自動二輪車の未来系を追求し、提案しつつ、旧くから続く二輪車ライフの楽しさを受け継ぎ、新たに提案してゆくホンダの技術革新とスタイルの創意工夫。これからも目が離せない。
市販モデル・HondaJet Elite Ⅱの実物大サイズ インテリアモックアップ
サステナブルロケット(実験機)
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