
●記事提供:モーサイ ●レポート:吉田宣光 ●まとめ&写真:モーサイ編集部・阪本、カワサキ
さほど高性能でもない2台のスズキ製250ccスポーツは、なぜ意外と目立つのか?
スズキからお借りしたGSX250R(左)と同行した友人のジクサーSF250(右)。ジクサーは2020年型のMotoGPワークスカラーのモデル。購入して3年目で、1万7000kmほどを走行
車検がないのに高速道路に乗れるのが、125cc超~250cc以下の軽二輪モデルのメリットだ。そのため国内各メーカーもこのクラスに力を入れており、各社とも品揃えは様々ながらもフルカウルスポーツからネイキッド、クルーザーやオフモデルなどを用意している。
その中で、高性能軽二輪の系統に当たるのがフルカウルスポーツだが、珍しいことにスズキはその路線から少し距離を置いたモデルを2台ラインアップしている。それが今回紹介するGSX250R、ジクサーSF250だ。
今の時代、バイクの進化が目覚ましかったかつての時代ほど「高性能一辺倒」ではないものの、スズキ以外の国内3社のモデルを見てみると……。
ホンダ:CBR250RR(価格:90万2000円~)
ホンダ:CBR250RR
水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 最高出力31kW(42ps)/1万3500rpm 最大トルク25Nm(2.5kgm)/1万750rpm 車重168kg 【生産国:日本】
※並列2気筒で高出力化を追求しながら電子制御技術のライディングモードも装備するなど、相応に気合の入ったモデルで、価格も結構高め。
ヤマハYZF-R25(価格:69万800円)
ヤマハ:YZF-R25
水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 最高出力26kW(35ps)/1万2000rpm 最大トルク23Nm(2.3kgm)/1万rpm 車重169kg 【生産国;インドネシア】
※上級モデルのYZF-R3(320cc)と基本を共用してコストを抑えつつも、R25では相応に高出力化を追求。ネイキッドモデルのMT-03、MT-25も揃えてラインアップを拡充。
カワサキ・ZX-25R SE/同RR(価格:101万4200円/105万2700円)
カワサキ・ZX-25RR
水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 最高出力34kW(46ps)/1万6000rpm(ラムエア加圧時:35kW(48ps)/1万6000rpm) 最大トルク21Nm(2.1kgm)/1万2500rpm 車重184kg 【生産国:タイ】
※現在の国内メーカーで唯一高回転型250cc4気筒を搭載する超高性能スポーツ。高品質なシャシーで固め、抜きん出た性能値はライバル車を圧倒するものの、価格も100万円オーバーで圧倒。
カワサキ・ニンジャ250(価格:72万6000円)
カワサキ・ニンジャ250
水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 最高出力26kW(35ps)/1万2500rpm 最大トルク22Nm(2.2kgm)/1万500rpm 車重166kg【生産国:タイ】
※カワサキのロングセラーフルカウルスポーツ。ZX-25R以前から存在し、ツインエンジンで相応の性能を確保する一方、ネイキッドモデルのZ250とエンジン・シャシーを共用してコストも抑え、買い求めやすさも維持。
上記のように、軒並み30psを超えの性能を発揮する250ccフルカウルスポーツの中にあって、GSX250Rは並列2気筒ながらも最高出力が24ps、スズキ伝統の油冷方式で新規開発された単気筒のジクサーSF250は26ps。ライバルに対して性能値では勝ち目がないが、価格では優位に立つ。GSX250Rは63~64万円、ジクサーSF250に至っては唯一の50万円台(51万4800円)なのだ。
そして、ツーリング先や街なかでチェックしてみると、スズキの2車が意外と目に付く。「けっこう売れているのか?」
250ccという限られた排気量の中で、高性能をさほど追求していないGSX250RとジクサーSF250は、なぜに目立つのか? それを解き明かすため、市街地&一般道を流し、高速・ワインディングへ繰り出してみた。
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